
♪ 夢のような活躍を観てチャンネルを変えればそこには腐ったタマゴ
今日は二十四節季の「寒露」。陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也(暦便覧)。
冷たい露の結ぶ頃。秋もいよいよ本番。菊の花が咲き始め、山の木々の葉は紅葉の準備に入る。稲刈りもそろそろ終わる時期。
ああそれなのに、北海道から九州、沖縄にかけて、最高気温が平年を上回る。札幌は3日ぶりに20℃を超える見込みだし、名古屋は30℃、高知は32℃まで上がる予想。想定内とはいえ、秋が短いことを見せつけられている。
朝晩は涼しいと言ってもまだ20℃以上あって、10月とはとても思えない。そんな昨日の深夜3時ごろだったか、布団の中に潜りこんで来た。夏に順化した体が、寒く感じるのだろう。しかし、いつの間にか居なくなっていた。
朝方、窓から入ってきて再び布団の上へ。6時ごろが一番気温が低いはずだが、中には入ろうとはしなかった。
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MLBが面白い。今日は移動日で試合がない。
ドジャースはレッズに2連勝して、地区シリーズへ。東地区優勝チームのフィリーズに2連勝。あと1勝すればリーグ優勝リーグへ進める。
フィリーズ戦1試合目は、大谷が先発し6回を投げ切り、被安打3、9奪三振、3失点に抑えて勝利投手に。二刀流(この日は無安打)としての大奮闘。
2点リードで迎えた9回には、佐々木朗希が守護神として登板。11球で4人の打者と対戦し、被安打1、1奪三振に抑えて試合を締め、セーブを記録した。
試合後にデーブ・ロバーツ監督が、大谷の二刀流について「6イニングを投げ、さらに(打者として)試合に残る。ああいう感情をコントロールできる人間なんて、私には想像できない」とコメントしている。どこの誰だってそう思っているだろう。
フィリーズ第2戦は、大谷翔平が適時打の1打点。一打サヨナラのピンチ(2死1-3塁)で登板した佐々木朗希が、2試合連続のセーブを挙げて逃げ切った。
リードしていて最後に追い上げを食らうという、ここ最近のパターン。ハラハラの展開だったが、最後に入団当初とは別人の安定と気概を見せた佐々木朗希が、自信に満ちた投球で、わずか2球で締めくくった。
また、ワイルドカードシリーズ、レッズとの第2戦で先発の山本由伸が、7回途中まで4安打、9三振、2失点で勝ち投手。最終回を佐々木朗希が抑えている。
日本人が先発して好投し、クローザーも日本人が締めくくるなんて!
野球の聖地での偉業を、歴史を、世界中のファンが目撃しいる。こんな夢のような現実が展開され続けているのだ。
「フィリーズ」の本拠地はペンシルベニア州フィラデルフィアにある(シチズンズ・バンク・パーク)。古豪球団でファンは熱狂的なことで知られている。
アメリカ大陸北東部。フィラデルフィアは、ニューヨークとワシントンの間に位置する。ここから西の端のロサンジェルスまで移動。今日、第3戦が行われる。
「ポストシーズンに出場している日本人選手」
*ロサンゼルス・ドジャース 大谷翔平 山本由伸
佐々木朗希
シカゴ・カブス 鈴木誠也 今永昇太
サンディエゴ・パドレス ダルビッシュ有 松井裕樹
ボストン・レッドソックス 吉田正尚
10人もいる。ちょっと前までは考えられなかった数だ。
カブスの鈴木誠也外野手(31)は、地区シリーズ第2戦「4番・右翼」で先発。一回1死一、二塁からブルワーズの先発左腕アーロン・アシュビー投手(27)の3球目の直球をとらえ、飛距離440フィート(134メートル)の大アーチ。ポストシーズン2本目の本塁打(パドレスとのワイルドカードシリーズ第1戦で、ソロホームラン)。先発の今永昇太投手(32)を援護し勝利している。
日本人選手が所属しているチームは「ドジャース」と「カブス」だけとなった。ドジャースはもう1勝、カブスは3連勝しなければならない。そうなればリーグ優勝決定戦に進出だ。
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※日本時間9日の午前中、カブスが一矢報いて1勝し、フィリーズも勝って1勝2敗とした。
※10日 カブスが2勝2敗の五分となり、あと1勝となった。エンジェルスが勝って3勝1敗となりリーグ優勝決定戦に進出。
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