
♪ 歩きつつ八十路に岐路のあることを他人の齢(よわい)を測りて思う
久し振りに会った友人がずいぶん痩せていてビックリした。10㎏は減ったというから激やせと言ってもいい。私よりも背が175~6㎝と高く、それが60㎏を切ったとうのだから尋常じゃない。
昨年の11月20日ごろに風邪に似た症状が出て受診したところ、インフルでもコロナでもないとの診断を受けている。その後も、痰が絡む症状が続いていて気にしていた。きのう会った時は、その症状はもう無くなって良くなっているという。
どこかが痛いとか熱があるとかいう、症状らしきものは何もないようで、喫茶店で小一時間話している間も別段問題はなさそうだった。
痩せたのはもっと前のことらしい。歳は私より2つ若い75歳。タバコを吸うのでそれが少し気になる。住民健診では、血液検査とか心電図、レントゲンなどに異常は見られないらしい。
しかし、理由なく激やせなどするはずがない。「町医者では心許無いので、是非 “セカンドオピニオン” を受けた方が良い」と進言。
彼は、名古屋市緑区大高町に住んでいる。総合病院に行くべきだと言うと、「○○はあまり評判が良くないし、藤田学園は良いけど遠いしなあ」などと言っている。私の住む市でも、市の総合病院はあまり人気がなく、救急車で運ばれる時でさえ「○○病院へお願いします」と、ちょっと遠い総合病院を指定する人が多いと聞く。
セカンドオピニオンすることには抵抗がある人が多い。日本人的な遠慮というか、嫌われたくないという意識からのものだろう。事なかれ主義というのが邪魔をし、相手側の気持ちを忖度しすぎてしまう。彼にも少し抵抗があるようなので、「自信のない医者ほど嫌な顔をするものだよ」「自信がある医者は、“どうぞどうぞ”と歓迎してくれるよ」と。
病院選びは重要だ。腕の悪い町医者にかかって、「様子を見ましょう」とか適当にあしらわれ、手遅れにならないとも限らない。
*患者の顔を見て、きちっと話を聞いてくれるかどうか。
*こちらの質問に誠意をもって答えてくれるかどうか。
*院内の雰囲気や、看護師の応対・態度はどうか。
その病院の質を反映していることが多い。
彼と別れてから、PCで「激やせする病気」を検索してみた。半年で5%以上の体重減少は「激やせ」と言えるもので、病名がたくさん並んでいた。その内の「甲状腺機能低下症」と「COPD(慢性閉そく性肺疾患)」の二つが気になった。
それで、「是非大きな病院で調べてもらって下さい」と、メールで伝えておいた。何も問題が無ければいいし、安心が得られればそれに越したことはないからね。
|
彼とは、「茶房じゅん」に一度行ってみたいというので、ここで会った。駐車場の隣にあった空き家が取り壊され、整地作業が行われていた。
長い間、鬱陶しい状態で放置されていて、喫茶店の前としては具合が悪かった。これでスッキリとする。新しい家が建つことになるのだろか。
以前は、本当に「隠れ家」のような喫茶店だった。壁面になどに作品を展示できるというので、人伝に広がって人気の店になっていった。近くに大きなマンションが出来て、ちょっとその雰囲気が変わり、また新しい家が建つと感じが変わるだろう。ただ、あの窓の小さな壁ばかりが目立つ、無機質な家じゃないことを祈るばかり。
でも、通りからは見えないことに変りはない。オーナーも高齢となって、そろそろ引退を考えている。幸い、娘さんが後を継いでくれることになっているらしい。
オーナーの人柄が人を呼ぶ。どんな雰囲気の店になるのか。今のお客はオーナーが引退すると同時に減っていくだろう。新しいお客を呼ぶには、今までとはまったく違う何かが要る。
状況や社会情勢、価値観や嗜好も変わっている。喫茶店でコーヒーを飲む習慣が無くなるかもしれないし、クラフトやアートに対する感覚も変化していく。先のことは誰も分からない。
|
|
|