
♪ 眼科医院の待合室に三時間「しぜんのうほう」よみて過ごせり
また結膜炎の症状が出ていて、朝起きると目やで見にくい状態がひどくなった。それで木曜は休診なので昼前に急いでいつもの眼科医へ。
11頃で時間が遅いので、電話で目薬だけ貰えないかと訊いてみると、やはり診せていただかないとの返事。仕方ないので出かけたわけだ。
着いてみると満車状態。いつもはいない警備員が駐車場の誘導をしていて、第二駐車場へのゲートを開けてくれた。
「今日はどうしてこんなに混んでるの?」
「さあ、分かりません。明日が休みだからかなぁ」と曖昧。
受付で「ああ、電話くれた方ですね。番号お取りしておきました。43番です」
待合は人が溢れて座れないかと思っていたが、そんなことも無かった。持って行った本を読み始めたが、暗いので明るい窓際へ移動。幾つかの席が空いていて何の問題もなくできた。
時間的にピークが過ぎたところだったようだ。
しかし、待てども待てども番が来ない。途中で呼ばれたのでホッとしたのも束の間、眼圧検査して直ぐに解放されてしまった。
持って行った本に熱中していて、時間を弄ぶことも退屈することもなかった。この本には、全くもって共感するばかり。もっと若い頃に出会っていたら私の人生は変わっていただろうと思う。
自然農法に目覚めて、たどり着いた自己の信念に従って追求し続けた人。その経緯と在りようが私の心をドンドンとヒットしてくる。お世話になった大工の棟梁にも似たところがあり、飾りのない筆致が心地よく、信念に生きる真摯な姿には師匠と呼ぶにふさわしい重みがある。
ブレない生き様の信頼度とでもいうか、ただただ頼もしいばかり。
番号表示を見ても36番から変わらず、“どうなてってるのぉ?” とか思いながら、ずっと本を読んでいた。時計の針は着実に位置を変えていて、いつの間にか12時半をさしていた。そしてそれがそのままContinue。
中待合に呼ばれ、この日の先生は家田という女医だということが分かった。それで混んでた? いやちがうだろう。
やっと診察になって、拡大鏡で眼の奥を覗き、「以前ほどは酷くないようですね。次回は視力検査してくださいね」と言われ、目薬を処方されてチョン。
待合室へ戻って時計を見れば13時半。会計を済ませて車に戻った時は、丸3時間が経過していた。
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