佐布里到着14:49。約1時間歩いて少し休憩とする。少し強めの風が心地い。ベンチに寝転んで高く伸びたヤシの木を眺める。こんなに華奢な木が台風が来ても折れたり倒れたりしないのがすごい。 水鳥の姿はなく、湖面は機嫌の悪い女教師のようにささくれている。遠くで思い出したように啼く鶯の声が、新緑に浸み込むように響いくる。藤は4月中旬というのに満開で、何もかもが競うように季節を前倒しして気ぜわしい。
佐布里の藤棚はかなりの老木で、咲いてはいるものの房も小さく、華やぐどころか逆にもの悲しい風情を見せている。
佐布里大橋を渡ってしばらく行っていない喫茶店で休憩するのも悪くないと、そのまま東進して巽が丘まで行くつもりだった。
直前に気が変わり、以前行ったことがある「佐布里池散策路」へ向かうことに。愛知用水路に沿ってコースが設けられている。
トンネルのある所で何やらやっている人がいたので声を掛けた。蝙蝠の調査をしていのだとか。この辺りには珍しい「キクガシラコウモリ」がトンネルの中に棲息している。その数を調査しているとのこと。他にもう一回り大きい蝙蝠もいるらしい。
加世端トンンネル
白沢用水路
四日市大学野生動物研究班の先生らしい。いろんな話が交錯して話が尽きない。
アライグマに金魚やメダカを食べられた話をすれば、「豊田市の辺りでは熊が出るし、アライグマやキツネ、猪などが街にかなり近いところまで進出している。」とか。いろいろな情報がごっちゃになって、大府市あたりまで来ているのが何だったか・・。
最近ヒバカリを捉まえた、ジムグリを見たことがあると言えば、「ジムグリがいるとは知らなかった、調べてみます。」と。蛙の話になって「ダルマガエルが減っていて、トノサマガエルと交雑している。」「ヒキガエルをほとんど見なくなった。」とか、「絶滅したはずのイモリが、最近、知多半島で見つかった。」とか・・・
頭の上をちょっと大きめの鳥が飛んで行って木に止ったが、遠い。どうも猛禽類らしいがよく分からない。「感度の良い双眼鏡でもあればなぁ。」と嘆いている。
名古屋北区に住んでいるとかで、名古屋城周囲にも色んなのが棲みついているという。「ガーが問題になってましたね!」
「ああ、あれは私たちが掴まえたんですよ。」「外国の漁師のやり方を真似てね。大きな浮きに針を付け、それをたくさん流したんです。」「それに喰いついて、網で捕獲したんです。」
全長約140センチ、体重は30キロ以上あったらしい。 2匹いたらしいが、2匹とも捕まえたのかどうか聞きそびれた。
小一時間ほど喋っていたか。さすがに帰る時間となって、途中まで一緒に歩く。
後から、メダカの鉢に妙のものが入っていた事件は、アライグマの仕業かも知れないと思い、訊いてみればよかったと。
次はいつ会えるか分からない。ライン交換すればよかった。