
♪ 子どもの日過ぎて舞台は幕となり不穏に空の静まるばかり
今、廃棄食材を昆虫に食べさせ、その昆虫を再び飼料(家畜や魚のえさ)として活用する、「バイオコンバージョン(生物換算)」という研究が進んでいる。持続可能な循環型社会(サーキュラーエコノミー)を実現する鍵として、世界で注目されている。
仕組みの全体像
回収: 飲食店や食品工場から出る食品残渣(生ごみ)を回収します。
飼育: 特定の昆虫に廃棄食材を与えて育てます。昆虫は驚異的なスピードで成長し、廃棄物を良質なタンパク質へと作り替えます。
加工・活用: 成長した昆虫を乾燥・粉末化して「飼料(エサ)」にし、その際に発生するフンは「肥料」として農地に還元します。
活躍する主な昆虫たち
「アメリカミズアブ」
特徴: 「世界で最もメジャーな飼料用昆虫」の一つ。雑食性で分解能力が非常に高く、成長も早い。
★メリット: 飼育時に発生する悪臭を抑える腸内細菌を持つことが研究で判明しており、衛生的な処理が期待されている。
「カブトムシ」
特徴: 廃菌床(きのこ栽培の残り)や酒粕などを好んで食べる。
★メリット: 日本では株式会社TOMUSHIなどのスタートアップが、カブトムシの幼虫をタンパク源として活用する事業を全国で展開している。
「イエバエ」
特徴: 有機廃棄物で効率よく育ち、幼虫は高タンパクな飼料原料になるす。
この取り組みが注目される理由
「食糧危機の解決」: 魚粉(魚のエサ)の価格高騰や枯渇が問題となる中、代替タンパク源として期待されている。
「環境負荷の低減」: 従来の畜産に比べ、飼育に必要な水や土地が少なく、温室効果ガスの排出も大幅に抑えられる。
「ゴミ処理コストの削減」: 廃棄物を「資源」に変えることで、焼却処分にかかるコストや環境負荷を減らすことができる。現在は、生産コストの低減や、大規模な流通に向けた社会的な理解を広めることが課題となっているが、農林水産省や多くの企業が実用化を進めている。
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東アフリカ・ウガンダで深刻化する「ごみ問題」と「食糧危機」。この2つの社会課題を、昆虫が持つ力で同時に解決しようと挑む「平井翔真」氏(27歳)。
有機廃棄物を食べ、高速で分解する昆虫「アメリカミズアブ(Black Soldier Fly = BSF)」に着目。
ウガンダでは経済成長に伴いごみの排出量が急増。ごみ山が崩落し約20人が亡くなる事故も発生。他方、世界全体では人口増加に伴う肉・魚の消費量増加の裏で、畜産や養殖に必要なたんぱく質飼料が不足する「プロテインクライシス」が深刻に。飼料価格が高騰することで、特に小規模農家が多いウガンダでは生活の困窮が進んでいる実態がある。
まず、提携する飲食店などから、捨てられる予定の生ごみなどの有機廃棄物を回収し、BSFの幼虫の餌として与える。BSFは成長が早く、卵からわずか2週間で十分なサイズまで育つ。育った幼虫を天日で乾燥させて粉末状に加工すれば、安定供給可能な高タンパク飼料が完成する。
従来の大豆や魚粉と比べて、同じ面積で約1000倍のタンパク質を生産できると言われています。さらに興味深いのは、イエバエと違って成虫になると水しか飲まず、人を刺すこともない。感染症のリスク等も低く、養殖がしやすいという特徴がある。
独自にBSFの養殖を行っていたウガンダ農村部で自身の農場を経営する人物と出会い、首都カンパラでの共同事業をはじめることに。共同出資する形でスタート。
2025年8月末までクラウドファンディングで養殖場建設費や運営資金を募った。ウガンダでの成功モデルをアフリカ全土へと広げ、さらにはアフリカで生産した飼料を日本や欧州へ輸出して、現地の雇用創出や経済的自立を実現することを目指している。
☆彼の現在は軸足が変化して・・ウガンダでオフショア開発・・
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こんな取り組みもある。
廃棄食材を昆虫の力を借りて飼料にし、その飼料で育てたニワトリの卵を活用する。「フードロス×飼料高騰対策×子ども食堂支援」。
「食品リサイクルループ」
「ご当地スーパーの挑戦」: ビオ・あつみ エピスリー豊橋店(愛知県)では、デリから出る廃棄食材を飼料化し、鶏が産んだ卵を「巡る卵(めぐるたまご)」として販売している。
「ワタミの『Reエッグ』」:
ワタミの外食店舗では、店舗から出る食品廃棄物を飼料化し、生産された「Reエッグ」をメニューとして提供して、店舗へ戻す仕組みがある。
焼却コストの削減: 以前は1日数百キロ単位で廃棄されていた生ゴミを飼料化することで、ごみ処理経費を削減できる。SDGs・環境への配慮: 食品廃棄物を可燃ごみとして燃やすのではなく、資源として再利用するため、二酸化炭素の排出削減につながる。
資源循環の見える化: 消費者が「環境に優しい卵」を購入・消費することで、資源循環に参加している意識を持つことができる。
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