
♪ 卒寿すぎの人の歌集をひもとけば茶わん蒸しなど食べたくなりぬ
男は女性と違って「ながら仕事」ができない。そういう風に脳が作られている。一つのことの切りをつけないと、次へ進めない。
息子の庭に設えたレイズベッドを取りあえず終了させることにした。梅雨に入ったものの晴れ間があって、作業が出来るのは有難い。
トータルすると、けっこう金がかかっているが、そもそもコスパなど最初から頭にない。趣味とか遊びには金がかかるもの。そう言って自分を慰めごまかしている。
| 小次郎が遊ぶことも出来ないほど伸びていた。息子に言えば「刈るのは梅雨明けだなぁ」なんて言っている。鬱陶しいとは思わないんだろうか。
遊んでほしい小次郎は、刈った草を咥えたりして喜んでいる。投げた棒を咥えて持って来る遊びを中断したので、その延長のつもりか。
広い庭が台無しの状態だった。これで、ちょっとは動き回れるようになっただろう。
| レイズベッドは、見たところ糸状菌など出ているようにには見えなかったが、取りあえず野菜の苗を植え終えた。オクラ、ナス2種、サトイモ、バジル、パプリカ、ピーマン、ミニトマト、セロリ。
1本ずつなので種を蒔くなんてことはできない。本格的にやっている人から見れば、家庭菜園とも呼べないお遊びみたいなもの。放っておけばいい自然栽培的菌ちゃん農法を、興味本位で試してみたいという不埒な所業。
ナス、ミニトマト、オクラなんかちゃんと「仕立て」をしないといけないのだろう。自宅の庭じゃないし、距離も遠いのでで管理は行き届かない。どうなることか。
ついでに草ぼうぼうだった庭の草を、見るに見かねて鎌で刈ってやったりする。
強剪定してあげた、お隣さんの金木犀がどうなっているか。気になっていたので、お婆さんが在宅を確認して覗きに行った。
気遣いは無用と言ってあったが、お嫁さんにお礼の品が預けられていた。その下に、癒合材の代金だろうか千円札が忍ばせてあった。そのお礼もしておきたかった。
金木犀は無事、新芽をたくさん出している。1mほどカットしたが、あらためて見てみるともっと短くてもいいくらい。若芽が出ているところを基準にしたので、この高さになった。
「こっちの木も伐りたいと思ってるの」と指さした木。見たことのない木で、何の木かさっぱり分からない。
「蝋梅です」
「えっ、あの晩冬に真っ先に咲く黄色い花の?」
「そう」「これを見て蝋梅だと分る人はいないね」
花が終わった木には目が向かないもので、まして蝋梅なんか・・。
「冬になってから、思い切って伐るといですね」。「また伐ってあげますよ」
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