
♪ ヒスタミンのことばを聞けばもぞもぞと皮膚さわぎだすネコノミの跡
昨日、蚊のことを書いた。それで、カミさんが脹脛の何カ所かに赤い発心が出来ていて「痒いけど何だろう?」と訝っていたのを思い出した。
知らないうちにズボンの中で刺されたらしい。それがどうも蚊とは違うようだし、ダニかも知れないがよく分からない。
蚊以外にも人を刺し、刺された箇所が猛烈にかゆくなるものは他にもいる。
「ヌカカ(糖蚊)」という、やっかいな虫がいるらしい。糠粒のように小さい(体長が1mmから3mmほど)、蚊と同じハエ目に属する昆虫らしい。蠅の仲間と言った方が良いようだ。
小さいので網戸をすり抜け、人家に侵入することもある。また衣服の中へ這い入ることもある。知らないうちに衣服の中に入り込んでくることから、「スケベ虫」「エッチ虫」等とも呼ばれているらしい。
日本には、現時点で224種類おり、メスが蚊と同様に吸血動物となる。蚊とは異なり、刺咬された直後は刺された感触もほとんどないが、数時間後に痒みが始まるという。
刺されたことに気づかず、突然やってくるかゆみや痛み、体に無数についた赤い斑点を見て驚く人もいるという。
患部の発疹は人により異なり、赤く鮮明な発疹を呈することもあれば、ぼんやり赤みがかるだけの場合もあるとか。翌日以降に腫れと強い痒みが起こり、小さな水ぶくれができることもあるらしい。
広く分布していて、海や川、沼や田んぼ、森林の渓流など水辺に生息しているため、釣り人やキャンパーなどが被害にあうケースが多いという。
春から秋にかけて水辺に現われ、家畜や人を吸血する。集団でいることが多いため、一度に何ヵ所も刺されることもよくあるとか。
活動時間は朝方と夕方で、特に朝方に活発化する。飛行能力が低いことから、風が強いときは被害にあうリスクは下がる。
山間部から海沿いまで、さまざまな環境に生息する。
【代表的なもの】
山間部・・・・・・・・ヌノメモグリヌカカ、ミヤマヌカカ
水田地帯・・・・・・・ホシヌカカ
平地(田んぼの近く)・ブユモドキ
海沿い・・・・・・・・ソヌカカ、トクナガクロヌカカ
【活動時期】
ホシヌカカ・・・・・・・6月中旬~10月下旬
ニワトリヌカカ・・・・・4~9月
ミヤマヌカカ・・・・・・6~10月
かゆみや痛みは、蚊とは比べものにならないくらい長く続く。特にかゆみに耐えられずに、つい患部を掻きむしって悪化させてしまうケースも多いとか。1週間程度から1ヵ月近く症状が続くこともあるらしい。
掻くとヒスタミンが多く分泌され、かゆみはさらに強くなる。症状が悪化し、治りが遅くなってしまうので、かゆくてもなるべく掻かないことが肝要とか。
近年、急速に進行する温暖化に伴い、ヌカカは生息域を拡大しているらしい。海岸線や山野から、これまで見られなかった都市部にまで広がっているという。
多くはダニ咬傷と誤認されるため、布団やマットレスを交換し、寝室を替えてダニ対策を徹底するものの被害は収まらず、猛烈なストレスを抱えながら謎の虫さされが続くということになる。
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どうやらカミさんの脹脛を襲ったのは「ネコノミ」のようだ。ダニはちょっと考えにくい。
かゆみが遅れてやって来ること、1週間程度から1ヵ月近く症状が続くこと、赤い発心の様子など、ヌカカと似ているので間違えやすい。
わが家の「アラン」は自由に外へ出しているので、必ずどこかでノミを拾ってくる。どこかの乾いた地面にいるらしいノミ。梳き櫛で時どき捕ってやってはいるが、いつの間にかまた忍び込んでいる。毛をビクッとさせ、体を這っているノミを歯で噛み潰そうとしているのですぐわかる。
2015年7月27日にもネコノミの騒動を書いている。
その10数年前にも大騒動になったことがあって、子どもが夏休みの自由研究にしたりしていた。小さなノミをセロテープで張り付けたりし、B紙に克明に描いて提出していた。ノミなど知らない子供に知ってもらおうと、家の恥も考えずに自由に書かせてやた。
10年ちょっとの間隔でネコノミ騒動を起こしている感じの我が家。
首へ注入する駆除の薬は、かなり強い薬らしいのであまりやりたくない。薬はどんなものでも必ず副作用があるから・・。常備薬さえ置いていない我が家は、嫌薬一家。
ネコノミの成虫の体長は、雄(オス)約1~2.5mm、雌(メス)約2~3.5mm。犬・イタチ・タヌキ・ネズミ、そして人間にも寄生し、吸血する。蚊と違って雌も雄も吸血する。吸血時間は20~25分にも及ぶという。
ネコノミは、垂直方向で約15cm、水平方向では20cm以上の跳躍が可能。宿主となる動物の排出する二酸化炭素・温度・影・振動などを感知し、得意のジャンプ力を活かして勢いよく飛びついてくる。
人の場合はたいがい脹脛に取り付くことが多いが、動物にはジャンプしなくても簡単に毛の中に入り込める。
ネコノミは、ネコやイヌの体に卵を産み付けるが、卵は高温に弱いため体の上で発育できないらしい。それで、畳や床下のゴミの間などに落下し、そこで孵化して育つという。いつも寝ている場所に卵が落ちていたりする。
真冬(1~3月頃)を除いて年中発生し、特に多いのが7~9月。決まったネコの寝床があれば卵がないか、直ぐに確認した方が良さそうだ。
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※後記
カミさんの脹脛のかゆみがすぐに消えた。薬を塗ったようだが、ノミならそんなにすぐにかゆみは消えないし、ダニでも同じようなもの。一体何が犯人なのか未だによく分からない。
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