たまには過去の自分を振り返って、棚卸し的なことをしようと思います。
大学院に提出するpersonal statementを書くときにも役立つはず。
なぜ私は大学院に進学しようと決意するにいたったのでしょう?
さかのぼること約15年。
母子家庭で育った私は、子どもの頃から社会問題に関心があり、将来は人の役にたつ仕事がしたいと漠然と思っていました。
小学校の卒業文集の最後には「弁護士になって弱者を守るために働きたい」と書いてあります。
今から考えると「夢みてるなぁ」という感じですが。。
中学の頃はあまり職業観が固まっていなかったのですが、英語が好きで、海外に関心があったため、外交官に憧れていました。
やがて、歴史、特に世界史・現代史を学ぶようになってから、国際問題に興味を持つようになり、高校生の時は国際機関の職員、もしくは記者になって世界の諸問題を解決する仕事に取り組む姿を思い描くようになります。
大学受験では、国際関係学部への進学を目指していました。
しかし夢破れて、第3希望の大学に入学。
毎日大量に課される課題に押しつぶされ、そして自分が大学で学びたかったことが学べないフラストレーションと闘いながら、将来を模索していました。
大学院に進みたいと思ったのは実はこの頃。
記者を目指すにしろ、国際機関の職員を目指すにしろ、外国語学部で英語を勉強しているだけではとても知識不足だと感じていたからです。
また、ゼミで国際関係を学び始め、知識欲が高まっていたこともあります。
何より一番大きかったのは、国際機関の職員に応募するためには修士号の学位が必須だったためです。

これはその当時買った本。
なつかしい。。
交換留学ではなく、正規入学したかったので、学部を卒業してからアメリカの大学院で国際政治を勉強しようと思っていました。
その間、新聞社でのアルバイトで得た気づきや、資金面の問題、国際機関の職員に応募するには3~5年の職務経験が必要であったため、ひとまず就職という道を選んだわけですが。
就職活動ではまた希望叶わず、記者という道に進めませんでしたが、それでも「社会(特に国際社会)問題の解決に貢献したい」という軸は変わりませんでした。
専門性とビジネススキルを身に付けるため選んだ道は金融。
新聞社の経済部に2年半程在籍し、経済や金融、ビジネスに強い関心を持つようになったことと、国際機関の職員を目指すには不可欠な専門性を身につけたかったためです。
またCSRやSRI(社会的責任投資)への注目、ソーシャルビジネスの興隆も金融の道への後押しとなりました。
社会人になってからは、知識・スキルの習得に励み(証券外務員1種2種、簿記2級、アナリスト1次合格)、一方では貧困や紛争といった国際問題をビジネスで解決しようとする新しい潮流に関わることができました。(HASUNAでのインターンシップ、Table For Twoでのボランティアなど)
社会人経験も4年目をむかえ、これまでの軸、そして社会人になってから培った仕事の基礎をバネに、次のステップへと進む決心がついたのです。
大学院ではDevelopment、特に経済やビジネスと関連した分野を勉強をしたいと考えています。
まだまだ道は遠く、平坦には見えませんが、自分を見失わずに強く歩んで行きたいと思います。