2009/11/25(水)01:39
昔見たゆめ
以前も何かで綴った事がある夢の話を。
あまり夢を見ない私が、その時はかなり不思議な夢を見た。
それは目が覚めても鮮明に覚えていて
忘れてはいけないと、寝ぼけ眼でペンと紙を探し
書きとめた。
*
それは現世と未来を繋ぐ世界。
私は石を選んでいる。
その向こうには沢山の何か仕事をしている人々。
その人々は私と同じく、石にかかわっている人たち。
その部屋の扉が開いて
何人かの人が別の部屋へと移動していく。
どうやら私もそのメンバーの一人らしい。
その部屋には6人の人。
グループリーダーの男の人が何やら説明をしている。
その人にはそれぞれ与えられた番号があり
ある一定の時間の来世へ行く事が決められた。
自分の前に円を描き、心の中で番号を呟くと
それぞれが姿を消して行く。
私はそんな人たちに、さっきチョイスした石を選んでもらっている。
*
私の斜め前にいる女の人はとても悲しそうな顔をしていた。
私はその人のためにある原石を取り出す。
土に汚れたままの石。
その石をぎゅっと握りしめ、手を開くと
パンと音がしてキラキラひかる宝石に変わった。
その石はペリドット。
女の人はその石を手に姿を消した。
*
そして私も行かなくては・・と想う。
1回目は失敗して体が消える事がない自分に焦り(笑)
2回目に心見ると、体が何かに吸い込まれて行く感覚を夢の中で感じる。
そしてジェットコースターに乗る様な感覚で前を見据えると
お腹の大きな女の人が見える。
どうやらそのお腹の中に宿る様だとその時に想った。
*
そして目が覚める。
不思議な夢で、自分が唱えた番号も心鮮明に残っていた。
*
しばらく時が過ぎ
その夢も記憶から消えようとする頃
私は何年か前に母に送ったペンダントを思い出した。
ペリドットだ。
手の中ではじけて美しく光るあの石と同じペリドット。
ほんの少しの差で消えたあの人が、私の母だったのではないか?
不思議な夢に現実を重ね合わせてみる。
*
そんな母も2年前に他界した。
私は冷たくなった母の・・
胸の上にくんである手にペリドットのブレスをかけた。
以前手渡した事のある、あの風景のように
母を見守っていてくださいと何かに祈りながら。
*
あるようでないような夢物語に現実を重ねてみては
心が求めて行く何かを手繰り寄せて行く。
人を守護する石はきっと存在する。
生まれて来るその胸の中にはきっと、光輝く宝石のような
キラキラした物も隠されている。
*
過去世の繋がりが今に至っている。
そんな繋がりに心から感謝の気持ちを込めて
ご縁のある方に、必要であろう石をお届けしていけたら
嬉しいなと改めて想う今日。