金メダル?また金メダルの季節がやってきた。正直気分がだるくなる。「金メダルを目指します」の連呼。いったい誰のための金メダル? 五輪の意味を考えようよ。と言ってもシンボルマークのことね。五つの輪があるじゃない。あれって五大陸って意味であって、少なくとも日本と言う意味ではない。何がいいたいかって言うと、金メダルというのは世界のトップであり、国家を超越した存在になるということでもある。 でもこの季節の「金メダルを目指します」とか「メダルを目指します」の連呼って明らかに日本オンリーの視点しかないよね。全世界の人々の為に金メダルを目指しますって人を見た事がない。 ナチスドイツの幻影か?国家発揚の手段としてオリンピックをモロに利用したのがナチス。50年以上も前の話だぞ。しかもその当時のドイツはユダヤ人を迫害していたわけであって……。 オリンピックによる国家発揚が民族迫害の側面を伴うのを皆忘れていないかな。例えば、日本で言えば、在日韓国・朝鮮人や在日中国人の存在があって、彼らは何代も日本に住んでいるにもかかわらず、帰化しない限り日本代表としてオリンピックに参加する事は出来ない。 という事は、「金メダルを目指します」とか「メダルを目指します」と言っても、あんたは日本国籍の人間を代表していても、日本そのものを代表してはいないんだよ。はじめっから一部の人間を排除して成り立っている日本代表なんて本当の日本代表といえるか?それで金メダルを取ったとしても、全世界を代表しているといえるのか? 日本代表というからには日本国籍の人間を代表するのではなく、日本国の社会全体を代表すべきなんだ。 とにかく、今のオリンピックのあり方では、僕は日本代表の誰が金メダルをとっても嬉しくない。金メダルそのものが既に一部の人間を排除しているから。 |