ハラキリ女のいきる道

2006/02/10(金)17:26

虐待の末、ネグレクト

ハラキリ女の「物」(12)

ううっ、告白します。  私は確かにアルルで買った「ブランちゃん」は溺愛しており、着替えもミシンで作るほどでした。  それにひきかえ、「ドコモダケ」はケータイ買ったら付いてきた、おまけのストラップ。すぐに背中の糸がほつれてぱっくり割れてしまい、いつ「中綿」が飛び出すかわからない状態だったのですが、縫う気なんてこれっぽっちもありませんでした。飛び出たら飛び出たでいいや、なんて思っていたのです。かわいいことはかわいいのですが、ブランちゃんに比べたら断然劣ります。それに同じ「ドコモダケ」のストラップをつけている人ってかなりいますから、「とっておき度」でも劣るのです。いつしか人に「みるたび汚くなっていく」と言われるようになっていました。  それが昨日、仕事先のトイレに入って座ろうとしたら、「ちゃぽん!」  そうです。ズボンの後ろポケットに入れていたことを忘れていたのです。すぐにすくい上げて慌ててトイレットペーパーで拭きました。  ケータイは水に落ちたらアウト、とよく聞きます。しかしその後もケータイは何事もなかったように作動し続け、何の問題もないようでした。  問題は「ドコモダケ」です。すっかり水を吸って重くなっていました。水を切り、乾かしたところでやっぱりトイレに落っこちた子です。雑菌が付いているような気もします。わざわざキレイに洗いなおすほどの執着もありません。ゴミ箱直行もしのびなくて、結局ペーパーにくるんだまま持ち帰り、部屋に放置しました。  今日に至ってはケータイそのものを家に忘れてきたので、その後、ケータイがどうなったのか、ドコモダケはどうなったのか、わかりません。結局捨てることになるのでしょうが、これが「未必の故意」というやつかもしれません。  こうして哀れな罪なきドコモダケは葬られることになるのです。 ・・・次男より長男の方がかわいかった、と次男を虐待した母親と心情的には似ているかもしれない。 ごめんよお!ドコモダケ!

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