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テーマ:癌(3513)
カテゴリ:ハラキリ女のがんとのつきあい方
実は、明日は帰国というマドリー最後の夜。
「あれ」に襲われた。 マドリーでは必ず行く「アブエロ」というエビ料理だけで勝負するバルに行ったあたりからいやな兆候。 予感はあたり、夜半頃とても荷造りどころではない状況に。 旅の終盤に「カルソターダ」のフルコースやパエリアと食べ続けたわりに ナニの方があまり活発じゃなかったことが原因かもしれない。 かなり疲れもあったし。 下手をすると飛行機に乗るどころじゃないかなと思った。 朝、ようやく吐き気も強烈な腹痛も収まり、空港には行けた。 だけどまだ何があるかわからない状態だった。 当然、私はアイル席を求めた。 しかし、スパナイールのバカ地上職員は「F」の席を出してきた。 搭乗券を見る・・・ジャンボでFはどう考えても通路じゃないでしょう。 こいつではだめだと他の職員に聞いてみると 「残念ながら、これはアイルの隣の席である」 つまり、ミドルときたもんだ。 怒り爆発。 スペイン人に3回頼んで3回ともアイルじゃないってどういうことだ(カコ2回、スペインからの乗り継ぎ便すべてミドル!ここまでくると単に仕事ができない人たちといわれてもしようがないでしょう!) ウィーンまでのフライトなら別に怒らないが10時間を超えるロングフライトだ。 トイレにすぐ行けない席がどれくらいプレッシャーになるか。 しかも私は一人で帰国するのだ(行きも一人だったけど)。 すぐアイルの席を要求したけど一度チェックインして席を決めてしまうと変更できないのだという。たとえ係のミスであっても。 ウィーンで再度頼んでみたけど同じ答えだった。いくらお腹の調子が悪いのでといってもだめ。満席で席を変えることは無理だという。もう自分で交渉するしかないとか。 ますますマドリーのバカ女が許せなくなる。あんまりの仕打ちだと泣きたくなった。 乗ってみると4人掛けの通路側はオーストリアの一人旅の若者。事情を言えばかわってくれそうだったけど、なかなか面倒。(だいたい事情ってどう話すのさ?) 隣に卒業旅行らしいグループの一人の男の子。その隣の通路の方はなぜか空席だった。そしたらそれをいいことにその空席に若者がしっかり移動。 わ、私こそそこに行きたいのに・・・一人だとなかなか主張もできない。 ただ、ひとつだけ救いだったのは、私はあらかじめ特別食の「高消化食」というのを予約していたこと。行きは正直、病院の回復食のような味付けで辟易していた。 が、帰り出てきたのは、粒マスタードで味付けしたサーモン、温野菜、生野菜サラダ。 あくまでもお腹にやさしく、負担がない内容で、味も許せた。 それを半分ぐらいいただく。 その後出されたカップヌードルは断り、朝再び果物中心の「高消化食」を食べて、調子を整えた。普通に出された機内食ではほとんど手をつけられなかったに違いない。 と、いうわけで「転ばぬ先の高消化食」だと思った最後のフライトだった。 ちなみに予約コードは「BLML」。オーストリア航空の他、少なくてもJALにはある。 (食事の写真は携帯のみで電源を入れられなかったのでありません) これからも機内食はちゃんとお腹を考慮していこっと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年03月21日 22時46分54秒
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