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ここ2、3年、毎年のように【ノーベル文学賞】の候補と噂されている【村上春樹氏】は大変残念乍ら今年も選考から漏れた。
三十代半ばの頃に長期入院を強いられ、その時最初に買い込んで読んだのが【ノルウェイの森(上・下巻)】。 恋愛小説のようだが、何だか小難しい理屈が多く読んでいて少々疲労を覚えるタイミングもあったが、上・下巻を立て続けに読み切った記憶がある。 都心へ電車通勤していた頃は朝・夕の電車内では数多くの小説を読み漁った。 作者や本のタイトルなど関係なく、同僚たちと交換し会ったものだった。 職業柄、専門書や技術論文なども読む必要があり、中には内容が難し過ぎて十分に理解できない論文も数多くあったが、それらの専門書や論文などに触れていると多少なりとも知識が身につくもので、日々の業務処理に役立つ事も多かった。 私の仕事は最終的には発注者(主に中央官庁)に【報告書】として、一冊の本に纏めたものを必要部数製本して提出するので、自分自身も【モノ書き】のようなエンジニア兼執筆業みたいなものだった。。。 専門は理系なのに、日々やっている事は文系だった。。。。 自分の業績が公式文章として永年に亘って保存されるので、文章の組み立て、内容の正確性、結論の的確性などには随分気を使ったものだった。。 公共事業に携わっていると、国会で【年度予算】が可決されないと官公庁は予算を執行できないので、私たちは仕事がなくて暇になる。 そんな時、前年に自分が担当した業務の報告書を読み返したり、その後の工事(施工)の進捗状況などを入手して自分の出した結論が合っていたかどうかなどを確認したりしていた。 こうして現役時代は活字に囲まれて生活していたので、現役を退いてからは読書と言うものをからきししなくなった。 変わってパソコンの虜になるが、実はパソコンも活字文化なのではなかろうか・・・・ メールにしても掲示板の交流にしても、このBLOGもしかり・・・・ 先日、電車で移動する事があったが、一列七人掛けの椅子に4~5人が座る程度の空き具合だったが、座席の対面4~5人の内、3人はスマホに釘付け。 アラフォーと覚しき女性は文庫本を読み、おっさんはスポーツ紙を読んでいる。 隣席の若者が熱心にスマホを操作しているので、何気にフッと覗いたらどうやらコミックの電子版のようだった。 ふーん・・・こんなのもあるんだ。本の売れ行きが減少するワケだ。。。。 スマホで見たら読書ではないとか、コミックや漫画本などは読書と言えないなどとの批判も聞こえるが、【本】を読めば良いと言うものではないように感じる。 人生で実体験できる事には限度があって、読書は擬似体験の最たるものとして評価されているようだが、電車内などでは実体験できない何かを擬似体験できるのならば、貴重な時間の有効活用としてスマホやコミックも否定せずに居たいものだ。。 さて、時節は正に【読書の秋】、【スポーツの秋】、【食欲の秋】・・・・ 今日、山梨に住む妻の弟から【甲州ぶどう】が4Kgも送られて来た。 【甲州ぶどう】は、山梨県固有の白ぶどう品種で、生食用またはワイン醸造用として栽培される兼用品種である。 地元はともかく、一般に市販さるケースは少ないようで、今まで自宅周辺で小売されているのを見掛けた記憶が無い。 この品種は常温でも傷みが少なく長持ちするのが特徴で、控えめな甘さが上品で妻の大好物らしい。 『4Kgもあったら二人じゃ食べ切れないね』 と言ったら 『この品種は長持ちするから問題無い』 そうだ。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 8, 2015 10:54:35 PM
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