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晴れ晴れ日記:デジブラ彩時季=花散歩日記

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April 16, 2016
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 ここ数年、元来地震の少なかった九州、沖縄地方で地震や火山噴火が頻発しているようだった。

 今回の【熊本地震】の始まりは、14日(木曜日)21時~のフジテレビ系『とんねるずの食わず嫌い王選手権』の放映中だった。
 武井咲が出演していたので観ていたら、番組の佳境に入る21:30過ぎにいきなり画面が切り替わり、『ここで報道局より緊急速報です』。
 同時に画面上部にテロップで『熊本地方で震度7の地震発生』と流れる。
 
 その後の一連の報道等によると今回の【熊本地震(仮称)】は最初、4月14日(木曜日)21:26頃に熊本市と熊本空港の中間地点付近に該当する熊本県上益城郡益城町を震源とするマグニチュード(M=6.5)、震源の深さ約11Km、震度=7の地震が発端だった。
 地震の震度は7が最高なので、震度=7は大被害をもたらす地震と認識される。

【地震の震度段階】

震度 周囲の様子と被害

0(無感) 地震計(震度計)が検知し、人は揺れを感じない。

1(微震) 静止している人や特に注意している人だけに感じられる。

2(軽震) 人に感じられ、障子などがわずかに動く。

3(弱震) 家が揺れ、戸・障子などが音を立てる。

4(中震) 家が激しく揺れ、8分目くらいまで入れた水が容器からあふれ出る。

5(強震) 壁が割れ、煙突が壊れたりする。

6(烈震) 家が倒れる割合が30%以下で、崖崩れ、地割れが起こる。

7(激震) 家屋の30%以上が倒れ、山崩れや地割れができる。



 ただ、最初の地震では最大震度が7の地域は狭く、益城町に限られていた。
 これは益城町が震源の真上だった為と考えられる。

 翌日15日(金曜日)はどのテレビ局も朝から一日中【熊本地震】の報道オンリー・・・・
 食傷気味になって22::00~の報道番組途中で眠りに就いた。。。。

 があ、・・・しか~~し、
何故か深夜に目が覚め、仕方ないのでテレビを点けたら、どのチャンネルもまだ【熊本地震】について報道している。
随分しつこいな、とか思いながら暫く眺めていたら、どうも内容が慌ただしく落ち着かないので注視していたら、熊本で新たに15日01:25頃に【マグニチュード=7.3、震源の深さ約10Km、最大震度=6強】の地震が発生したようだった。
 前日は最大級の震度7だったが、今度は地震エネルギーで言うと【大地震】に区分されるもののようだ。
こりゃあ、オオゴトかも知れない。
 職務経験上、震度5以上、マグニチュード=7に近いかまたはそれ以上の地震は人的被害が大きい事が多く、その後の報道に食い入る。
お蔭で夜明けまで釘付けだったが、翌日に何の予定もなくて助かった。。。。

【マグニチユードと震度】

kumamoto-zu.gif

 
 マグニチュード(M)は地震エネルギーの規模(大きさ)で、マグニチュード7以上を【大地震】、マグニチユード8以上を【巨大地震】として扱う。
 地震エネルギー(マグニチユード)は1違うと、エネルギーは32倍になる。
 
【マグニチユード(M)とエネルギーの概念】

マグニチユード=6(中規模地震)エネルギー=1 
とすると、
マグニチュード=7(大地震) M=6のエネルギーの32倍
マグニチュード=8(巨大地震)M=6のエネルギーの約1,000倍

となる。
 過去に世界で発生したマグニチュード<8の巨大地震のランキングは次の通り。

第10位 アリューシャン地震(1965年) M=8.7
第9位 エクアドル・コロンビア地震(1906年)M=8.8
第8位 チリ地震(2010年)         M=8.8
第7位 カムチャツカ地震(1952年)     M=9.0
第6位 東北地方太平洋沖地震(2011年)   M=9.0 
第5位 カスケード地震(1700年)  M=8.7~9.2
第4位 スマトラ島沖地震(1833年) M=8.8~9.2
第3位 アラスカ地震(1964年)       M=9.2
第2位 スマトラ島沖地震(2004年) M=9.1~9.3
第1位 チリ地震(1960年)         M=9.5


 一方、日本国内の20世紀以降の地震の規模トップ10は次の通り。

      (地震名)     (発生日)    (地震の規模M)
第一位 東北地方太平洋沖地震 2011・03・11  M=9.0
第二位 三陸地震       1933・03・03  M=8.4
第三位 1994北海道東方沖地震 1994・10・04  M=8.3
第四位 1952十勝沖地震    1952・03・04  M=8.3
第五位 エトロフ島沖地震   1958・11・07  M=8.3
第六位 2003十勝沖地震    2003・09・26  M=8.3
第七位 南海地震       1946・12・21  M=8.2
第八位 1968十勝沖地震    1968・05・16  M=8.2
第九位 1969北海道東方沖地震 1969・08・12  M=8.2
第十位 喜界島沖地震     1911・06・15  M=8.0

 参考までに
【関東大震災(1923・09・01)】はM=7.9
【阪神・淡路大震災(1995・01・17)】はM=7.3
【岩手・宮城内陸地震(2008・06・14)】はM=7.2
【新潟県中越地震(2004・10・23)】はM=6.8
【新潟県中越地震(2007・07・16)】はM=6.8


 その後の気象庁発表によれば、14日21:26頃に発生した地震は前震(予震)であって、16日1:25頃に発生した地震が【本震】だと発表変更したようだった。
 このように、当初本震とみられていた大地震の後から更に規模の大きい地震が発生した後に、後から発生した地震が本震だったと訂正される事はままある事のようだ。
 例えば、【東日本大地震】でも本震の二日前に、本震の北東側でマグニチュード7.3の大地震があって、最初はそれが【当初想定されていた東北太平洋沖大地震】だと思われていたが、その二日後に“まさか”のマグニチュード9.0の巨大地震が発生したのでR。。。。

 今回の場合も、14日の前震によって痛めつけられた所へ16日未明にマグニチュード7.3の大地震が襲ったのだから周辺で大被害が続出した。

【今回の地震発生状況】

kumamoto-o-EQ-570.jpg



 この地域は、【別府・島原地溝帯】に位置し、活断層である【布田川断層帯】と【日奈久断層帯】が交差するが、その延長は中央構造線に繋がっている。

【九州の地質構造】

kumamoto-スキャン0087.jpg
産経新聞より抜粋・加筆

【中央構造線】

kumamoto-c128bd41-s.png


 事前の【大地震の危険性判定】において、当該地域は千年に一度程度の確率で大地震が起きていたようで、例えば『30年以内に大地震が発生する確率は不明』とされていた。
 つまり、【東北太平洋沖地震】同様に【千年に一度レベル】の地震が起きた、と言う事だ。
 
 今日未明に起きた本震後に、近接する【阿蘇山・中岳】から100mほどの噴煙が上がり小規模爆発した模様。
 一部専門家(大学教授)によれば、
今回の地震と噴火は直接関係していないようだが、阿蘇山のマグマ溜まりは地下10Kmほど、今回の地震の震源も地下10Km程度なので、全く無関係とは言いきれない。また、今後【日向灘地震】を誘発する可能性もある
との見解を述べていた。

 今回の一連の地震に於ける被害者数は17日6時現在で死者41人、負傷者2,000人以上と見られている。
犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げますと共に、被害に遭われた全ての方々にも心よりお見舞い申し上げます。

 これ以上は専門的になるし、文章も長くなるので今回はここまでとさせて頂きます。。。


※ 断りの無い文章中の画像はネットより借用。 


初稿:4/16 22:30
一部加筆・修正4/17 10:45


 





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Last updated  April 18, 2016 05:35:33 PM


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