予防接種
肺炎球菌とヒブワクチンの同時接種による死亡例が出たことがニュースになっていますが、 ヒーはニュースが出る数日前の3月1日に肺炎球菌ワクチン1回目を受けていました。予定では、B型肝炎ワクチンとの同時接種でしたが、小児科が入荷し忘れたということで1本しかなく、同日ハルもB型肝炎ワクチン単独接種予定だったので、ヒーは肺炎球菌だけにして、ハルにB型肝炎ワクチンを打ってもらいました。 ニュースを見たとき、あの時ヒーの肺炎球菌ワクチン単独でよかったと思いました。亡くなられたお子さんたちと予防接種同時接種の因果関係は不明のようですが、肺炎球菌とヒブワクチンの接種が中止になってしまったので、3月5日に小児科から肺炎球菌ワクチン2回目の予約を取り消しますという電話がありました。 今回予防接種を受けた小児科は今まで通っていたところではなく、2月に開院したばかりの小児科です。 私が住んでいるところに、徒歩で行ける範囲に小児科がなく、今まで行っていた小児科は電車で3駅、徒歩20分でした。そして、予防接種も乳幼児健診も1か月以上待ちがほとんどでした。 新しくできたところは電車で2駅、徒歩15分ぐらいです。小児科の宣伝のためでもあるんでしょうが、週2回子育て支援イベントをされていて、その中の一つの「小児科医と話そう。予防接種について。」というのに、小児科の下見がてら2月に参加してみたんです。待合がきれいで広く、子供のおもちゃや絵本がたくさんあり、先生もこちらの質問に丁寧に答えてくれました。 ハルは2歳の時点で受けられる予防接種は定期・任意含めてB型肝炎ワクチン以外すべて受けていました。B型肝炎は子供のうちは感染のリスクが低いだろうと思ってまだ打たなくても良いかな。将来医療従事者にでもなれば、本人の判断で打てばいいかな。と思っていました。予防接種の話の時に、先生に受けたほうがよいか聞くと、アジアはB型肝炎ウイルス保持者が多く、感染力が強い、性感染が多い、多くの国では子供のうちに打たれているということでした。子供のほうがワクチンが定着しやすいらしいです。今打っても、抗体が下がってくるので、10歳ぐらいで追加接種したほうがよいそうです。万が一を考えていたらキリがないのですが、私は、予防できるものは予防してあげたいと思っているので、副作用の可能性を考えた上で、受けることにしました。 B型肝炎ワクチンを受ける人はそう多くはないでしょうが、肺炎球菌・ヒブワクチンは推奨されていたし、同時接種を進める小児科医も多いです。 以前から通っていた小児科の先生も、今回予防接種を受けた小児科の先生も同時接種を進めていました。 肺炎球菌・ヒブワクチンは任意接種なので有料です。うちの地域では4月から無料になるかもという噂が流れていました(すでに補助が出ている地域もあるようですが)。 そんな時に今回の死亡例で、肺炎球菌、ヒブワクチン接種が中止されたので、無料化の話も立ち消えるのかなと思います。 任意接種なので、副作用のことも十分考えた上で親の判断で子供に受けさせるわけですが、亡くなられたお子さんの親も、子供を髄膜炎などの重篤な障害を残す病気に罹らないように、罹っても軽く済むようにとの願いで高い料金払って予防接種を受けられたんだと思います。それなのに亡くなってしまって、本当に辛いと思います。他人ごとではなく、もしうちの子が・・・と思うとほんとに怖いです。 しばらく肺炎球菌・ヒブワクチンは接種できないでしょうが、再開されても接種を見合わせる人が多いかもしれないですね。 ハルは肺炎球菌・ヒブワクチンともに接種終了していますが、ヒーは、肺炎球菌2回目と追加接種、ヒブワクチン(3回目)追加接種をまだ受けていません。私は接種必要期間に再開されれば、単独で接種させたいと思っています。 因果関係は不明らしいですが、死亡例のニュースを聞いても、肺炎球菌ワクチン1回だけでも受けることができてよかったと思っています。 小児科によって多少値段が変わりますが、肺炎球菌ワクチン1回10,000円、ヒブワクチン1回7,000円(うち3,000円は市から補助金)、B型肝炎ワクチン1回5,250円です。これらは接種開始年齢によって接種回数が違い、多くて4回受けなくてはなりません。昔からあるおたふくかぜや水疱瘡のワクチンは1回8,000円ぐらいしたと思います。 任意接種だから受けなくてもいいけど、もし予防接種をしなかったために病気になったり、重症化したりしたら、悔やんでも悔やみきれないので、料金は高いですけど接種しています。 日本は先進国の中で予防接種が遅れているそうです。子供が健康であることを心から願います。