2008/04/20(日)20:46
三船敏郎の『用心棒』
黒澤明監督の傑作『隠し砦の三悪人』のリメイク版が
話題になっていますが、私はまだ見ていません。
多分、原作がしっかりしているので面白く仕上がっているのでは
ないでしょうか?
私はまだまだ黒澤明監督の作品を数多く見ているわけでは
ありませんが、見るたびにやっぱり面白い!ってうなります。
今、BSで黒澤明監督作品の特集をやっているようで
私も『用心棒』をたまたま見ました。
やっぱり黒澤作品はシンプルな中に迫力とキレがありますよね。
そしてそれをしっかり実現化するのはカメラワークであり、
シーンの設定であり、役者さんの存在感ですよね。
ムダがありません。
三船敏郎は無茶苦茶かっこいいです!
豪快でユーモアもあって照れもあって、まさにヒーロー。
捕まってボコボコにされて顔面死人のようになって
這いずって逃げていくところもすごくリアリティーがある。
この場面はドキっとします。
仲代達也も伊達男でしたね。
あの仲代達矢が巻いていたマフラーは
英国製のチェックだったっていうのは斬新ですよね。
娯楽映画なんだけど手抜きがない、リアリティーがあるのに
血なまぐさくない、ところどころに見えるやさしさと笑い、
見てすっきりできる映画!
確かに黒澤明監督が巨匠と言われ、
世界の三船と言われるのはわかりますねぇ。