2006/02/20(月)18:48
必要性・目的を考える
昨日は、やいとStationの企画している、鍼灸学生3年生と免許取得3年以内の鍼灸師を
対象とした「ヒヨコ育成会」に大師流治療コースの講師として行って来ました。
ん・・・ 何から書き出そうか・・・
思った事、感じた事、私自身学んだ事、再確認した事を書いていこうかと思います・・・
しかし、なかなか書き出せない自分が居ます。
どこから書いていこうか・・・
よし!! まず今回の題を考えました。(1話完結は無理そうです。。。)
「 必要性・目的を考える 」
漠然とした題ですが、これはとても重要な事だと再確認しました。
これは、今回のヒヨコ育成会だけでなく、小児はり講習会や手合わせ会でも同様です。
筋肉トレーニングをする人が使う表現にこんな言葉があります。
「筋肉は、ただ使ったり、鍛えてもだめ!
今どこの筋肉を、どのように動かしてるかを考えながら、
意識して動かす事で鍛えられる。」
吉本の なかやまきんに君のギャグ(?)ように
「おい!俺の筋肉!」ってな感じでしょうか・・・
昨日のヒヨコ育成会の内容1つ見ても
「 板上灸練習 」 と言うのをする。
(鍼灸学生なら学校で誰もがしますよね。板にお灸をして練習します。)
目標 5分 100壮! これにも色んな必要性・目的があってやります。
今回から参加した私は思わず
「同じ話を聞いて皆さん練習してるのですよね?」と尋ねたほど、みんなバラバラ・・・
この練習にはどんな必要性があるのか???
ただ、「やれと言われたからやっている…」 と言う感じであれば意味がありません。
この動作の必要性に添えるように練習をしていくからこそ上達するのです。
練習は、板に碁盤の目のように線を引き、そしてそこに施灸するのですが…
さてこの線にはどんな意味があるのでしょう?
線を無視したり、線を引いた意味が無い人が多く感じられました。
線には、いかに狙ったポイント(1点のツボ)に正確に置け、中心をずらさずに
(焦げ目がずれない)施灸できる為 と言うちゃんとした目的があります。
また、5分100壮と言うのも、同じ刺激量(大きさ、形、固さ)で艾を作れるように、
「治療時間 = 刺激」なので、過剰(時間がかかれば過剰になる)にならないように。
などなど・・・ 大変 臨床においてのキーポイントになってくるのです。
小児はりの 鍼頭叩きにおいても同じ事
ただ 「やれ!」 って言うからやってるねん・・・
では、やり方が違ったり、間違った方向へ行ってしまいます。
この訓練では何を目的とし・・・など この動作の必要性を考えていくと、
どこがどう動いているのか? その為には…
と、観察や練習が積み重ねられて正しい動きが身についていくのでしょう。
これは、鍼灸治療に関しても「必要性・目的を考える」と言うことは重要な点で、
このツボの必要性を考えられれば、自ずと有効点が見えてくるようになる。
実技指導の時の取穴も、どのツボに対して、どのような質の刺激で、どれだけの量の
刺激を与える事でどこにどう効くのか? と、考えて取穴するのと…
ただ 取穴したでは大きな違いが生じてきます。
自分の考えが有れば頭の中を修正して記憶すると比較して覚える事が出来ますが、
そうでなく、ただやっただけでは「そうなんだ~」で終わってしまい忘れやすいのです。
これは、私自身も始めはそうでした。
今だから言える事かも知れません・・・
小児はりの初心者講習会でも、手合わせ会でも、常に疑問や質問を持参する方と
しない方では大きな違いが有ります。
↑ 実技(谷岡先生によるモデル治療)の様子です ↑
このヒヨコ育成会での指導は、私の今後にも大きなきっかけになりそうな気がします。
また3月が楽しみです。。。
つづく
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