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hanaのつれずれなるままに

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ペーパーバックが読めるまでの道のり

英語の勉強を再開して2年半。ようやくペーパーバックを読んでいるという実感がわいてきました。思えば、最初に手にしたUK版のハリーポッター賢者の石の挫折から早2年。あのときの挫折感から考えると、今は夢見たい。そんな私の読書暦を少し振り返ってみたいと思います。

英語の勉強を再開してすぐペンパルになったフランス人が「今ハリポタを読んでいる。面白いから読んでみて」とメールに書いてきた。巷でうわさのハリポタかあ、とさっそく書店で購入。ページをめくるも意味がちっともわからず、最初の数ページで挫折。本当にちんぷんかんぷんとはこのこと。
ハリーが住んでいたプリベット通りに使われていたDriveを運転だと思い込み、この時点から挫折していました。
そんな頃、SSS多読式を知りました。簡単なものから徐々にレベルを上げて100万語読もうという今では有名なあのSSSです。でも、当時は多分そこまでじゃなかったと思います。
SSSではGRと呼ばれる語数制限のある本を何冊も読むことが勧められていましたが、実はこのGRがめちゃ高い。しかも一度読んだらそれで終わりっていうタイプのものなので、個人で買い揃えるにはかなりの勇気が必要でした。
そこで、ネットで見つけた文章をちまちま読んでいたのですが、そんなことで英語が上達するわけもなく、結局1ヶ月あまりでこの手法も挫折することになりました。
半年後、たまたま購入していた英語学習雑誌にSSSのことが取り上げられていて、再び、読書欲に火が。今度は前回の失敗を教訓にちゃんとGRを読もうと、自分の財力で買える範囲内のものを買い揃えました。SSSの掲示板でGRの貸し借りをしたり交換をしたり。レベル1-3くらいまではそれで済ませました。でも、多少骨のあるレベル4-5は思い切ってSSSの多読セットを購入しました。
これはそれなりの効果があったと思います。この多読セットをきっちりと読むことで、基礎力がつき、ハリポタくらいなら読破できるようになっていました。
ここで私が考える基礎力とは、辞書に頼らない、わからないところを飛ばせる、つまらないものは投げる勇気を持つ、というSSSの三原則を実行できる力、です。
それからのらりくらりと児童書レベルのペーパーバックを読むようになりました。昨年はヒアリングマラソンをしていた関係で読書量ががくっと落ちたのですが、今年の春にそれも終了し、俄然、読書熱に燃え、6月からはLRに目覚め、今にいたります。

もし、ペーパーバックを読むのがきついなあと思ったら、多少大変ですが、GRを使って徐々にレベルを上げていく読書法が結局は一番の近道ではないかと考えます。
図書館や学校がGRを取り揃えてくれるのが一番でしょうねえ。

私の場合:
多分1.5万円分くらいGRにかけたと思います。レベル1-3で5000円くらい、レベル4-5で1万円。多読を始めたときの英語を数値化すると、TOEICは600でした。(その後、受けたことがないので今の実力は不明)
本当はレベル1-2をたくさん読みこなすのがいいのでしょうけど、予算的に難しいので、語数が稼げるレベル3くらいの蔵書を増やしました。レベル1-2は図書館で洋書の絵本を借りる、というのもやりましたが、GRほどの効果は期待できませんでした。
絵本といっても案外難しいんですよねえ。
GRは高いだけあって簡単な英語でわかりやすくいい本だと思います。
書店で実際に見て選べなくても、SSSのホームページに書評がたくさんあがっているので、その書評を確認して買うとはずれも少ないと思います。


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