2007/09/25(火)23:32
【ヘラトリ】9/25: 英語の授業の質をあげる
連休で滞っていたヘラトリ、ようやくチェック再開です。
私はかなり誤解していました。祝日は新聞が休み、と思っていたのですが、単に夕刊の配達がお休みなだけで、新聞は発行されてるわけなんですね。なので、翌朝、昨日の新聞が届きます・・・ということで、今日は2紙もあるのですが、二頭追うものは一頭も得ず、というわけで、今日の新聞に専念します。ただ、さらっとチェックした記事と言えば・・・
「フラット化する世界」のフリードマンさんの社説China in three colors でした。
そういえば、9月21日付の新聞でちょっと興味深い記事がありました。
Nazi revelers on the edge of horror
アウシュビッツの悲惨な収容所の写真はいろいろと公開されていますが、それに携わったナチ側の写真について記事です。数枚の彼らの日常の写真が掲載されていました。
revelerですが、「最強のボ」で revelry(どんちゃん騒ぎ)22-27 をやりました。
で、今日の新聞。
今日も一面はミャンマーのお坊さんのデモ行進の写真でした。
Wider public swelling Myanmar protests
同じアジアの国なのに、私のミャンマーの知識と言ったら、石坂浩二くらいです。今回、ミャンマー関連の記事を連続して読んでいますが、必ず記述されていることが、
carried their begging bowls upside down, in a symbol of their refusal to receive alms from members of military
です。
alms:[plural] literary
money, food etc given to poor people in the past
ただ、写真を目を凝らしてみると、意外にペットボトルを手にしたお坊様が多くて、今の時代を反映しているなあとしみじみ。
1988年のデモとの大きな違いは世界が注目しているという点。
ミャンマーがやっていけているのは、中国のおかげ。中国はかなりミャンマーに投資しているらしい。ここでもやっぱり oil and gas
もうひとつ、一面から。
Free calls on the Internet, but ads will dial you up
無料のインターネット電話、だけど、通話の内容をスキャンして、解析した単語から関連広告を表示するというサービス。今は北米だけだけど、そのうち、世界展開・・・Google Mailの電話版という表現がわかりやすい。
Pudding Media
会話から単語を認識させる技術はすごいと思う。プライバシーとコストのトレードオフの関係が今後のビジネスにどう影響するか、楽しみです。
それから珍しく、朝日新聞のところから社説。
English language education lacking substance
北九州大学のShinichiro Noriguchiからの提言。
英語の質を高めようという提案。中学校を比較すると、中国が1000ページ、韓国が830ページに対し、日本はたったの330ページ。しかも絵がいっぱい。多読ブームでもありますが、これは私も賛成。もっとたくさんの英語を読むべきだと思いますね。
また、ディベートできるくらいの実力をつけようにも、日本の先生自身に話せる能力もなく、またテキストの対話がhopelessly・・・
確かに。
そして、提言としてはテキストのページ数、質ともにアップ
reflecting a richer depth of understanding of the outside world
↑
こうなってくると、副教材は英字新聞ですよね。
で、この先生のセミナーではクリントン元大統領のMy Lifeを教材として使っているそうです。理由は辞書をひかなくてもわかるから。やさしい英語で書かれているということでしょうね。
そして、このセミナーに出席するにあたっての注意事項は3つ。
1.主題を要約する→筆者の言わんとするところをまとめる
2.最も感銘を受けた個所を選ぶ
3.読んだ感想をまとめて、発表する
大学で行われている英語の授業に関しても苦言がいっぱい。ごもっとも。
この社説を読んで、さらに英字新聞を読むことに弾みがつきました。