第二次定期考査大戦 その1~中間考査~
「兵士A,なんだか昨日まで忙しそうにしてたじゃないか、よくレポートが書けたな」「えぇ、ちょっと近々完成させなければいけない絵があったのですが、その締め切りを1ヶ月程度延ばしていただいたので・・・」「ずいぶん延びたな・・・・」「その展覧会とは違う展覧会に出すことにしたんですよ」「おぉ、そうか。では結構余裕なのだな?」「はぁ?」「・・・・」「なに言ってんですか、7月に入ればまた確認考査という戦いが始まりますしその前に英語軍からの課題を終わらせなければいけませんし、絵も愛鳥週間用のものをあと15日程度で完成させなければならないんですよ?余裕なわけないじゃないですか」「あ、はい、すみません」立場がまた入れ替わってるというのは突っ込んではいけない第二次定期考査大戦 その1~中間考査~新しい軍の形成から1ヶ月が過ぎた。「隊長・・・・・黄金週間の課題・・・・・・終わりません」「課題とは終わるものじゃない。終わらせるものだ」「隊長、それは屁理屈というやつj」「シャラァァァップ」心なしか目が潤んでたような「隊長!数学軍、そろそろ不安になってきました!!」「隊長!ライティング軍、進むのが早すぎます!」「うるさい!黙れ!!いくらはまってるからってそのリズムに乗せようとするんじゃない!!!まったく・・・」「僕らは事実を述べたまでです・・・・」「たしかにあのライティング軍の侵攻の早さは異常だよな。確かに予定通りの範囲がぴったりで終わらせられているのが驚きだが・・・・」「数学帝国の主導者が日記に3次方程式の解を求められることを習った革命的な日があったと書けといっているのですが」「ウン・・・・・・・・・習っただけで身には・・・・な・・・・」「はは・・・・」「隊長、大丈夫ですか、何か体中痛そうな感じですが」「いや・・・・ちょっと各軍との交流スポーツ大会があっただろう、この前」「ありましたね」「あのときに大縄を回す係りになってしまってな・・・・腰と、腕と、足が・・・・筋肉痛なのだ」「あちゃ」「もう片方回してたほかの軍の隊長は平気だったようなのになぁ」「すごいですね・・・」当日は箸以上重いものがもてなかったとか(実話)「ところで第2次世界大戦から敵国たちが出してくる小さな練習試合が多くなったと思いませんか?」「うーむ・・・・・確かに1次大戦のときからあった英語軍、ライティング軍のものに加えてライティング軍のがほかにもう1つ増え、国語軍の不定期的だったものが毎日のようにやるようになりましたものね」「あぁ・・・ライティング軍のものがなかなかつらいのだ」そう・・・・・DBと略されるライティング軍の練習試合はなかなか範囲も広く、兵たちを苦しめていたこうしているうちに、次の戦が刻々と迫ってきている「隊長・・・・・・・テスト勉強やってないですよね・・・・・・1週間前ですよ?」「あぁ・・・・・すべて予習で消えていく・・・・・・」「数学帝国への準備は少しながら着々と進めております」「おぉ、偉いぞ兵士C!!」「でも身についたとは言ってないよな?」「そのとおりです兵士D」「・・・・・だめじゃん」数学、もっとやれればよいのだろうが、英語軍、ライティング軍は平日も攻撃の手を休めないのだ。時には国語軍も一斉攻撃を仕掛けてくる。「水曜日は特に一斉攻撃が飛んできますね」「全軍一斉だものな・・・・・きつい」そう、水曜日は6軍全部が一斉攻撃を仕掛けてきて、こともあろうか、数学帝国は先頭及び最後尾の2回攻めてくるのである。戦前日「隊長、どうしましょうか、昨日もライティング軍への対策しか・・・・」「終わってないだろ、それ優先だ」「ネクステージ攻撃への対策は」「とりあえずほかを優先させろ・・・・・体が持たん」「了解」「隊長、1日目の戦が終わったあとに用事があって対策があまり取れないって本当ですか?」「あ・・・・ぁ・・・・それか。本当だ」「大丈夫なんですか・・・・・・・それ・・・・・・2日目終わった後も用事あるんじゃないですか」「ぐ・・・・・・何とかするしかないだろう」そして戦が始まる第1ラウンド VSライティング共和国軍「うー・・・・・なんだかわかんない兵が結構ありますね」「がんばったんだが・・・・・・っ、兵士E、後ろ!!」「どわわわわわっ、あっぶな・・・・・・」「長文の作文兵か・・・・・また強そうなやつを・・・・」「たいちょ・・・・・・ネクステージ兵・・・・ノータッc」「作文のほうに兵力を回せ!!」「隊長、この単語弾の意味が・・・・わからないのですが」「う・・・・これがわからないと賛成か反対かがわからないのか・・・・・・とりあえず反対にしておけ!!!」角笛の音がライティング軍撤退を合図する。作戦会議「少ない時間でどう手を打ちましょうか。明日は国語軍と新たな敵、生物民主主義国の連合軍ですよ?」「とにかく生物民主主義国への対策をしっかりしておけ。時間が余れば国語軍へもだ」翌日第2ラウンド vs国語・生物民主主義国連合軍「今回も・・・・国語軍の兵士の数が・・・・半端ないっ・・・・」向かってくる敵兵、その刃をはじき返す兵士。「最後の古文・漢文で文を作る兵は無視だ!!!他のところに集中しろ!!!」「この最後の兵面白いですねぇ・・・・・・蛇の子を捕まえたいとか、なぜ蛇を愛さないのかとか・・・・」「感心してる場合じゃなかろう!!!!」その後、隊は戦場を移動して生物民主主義共和国との戦へ。「ぐっ、昨日手を打ったはずのところなのに・・・・思い出せない!!!!」「とりあえずわかるところだけを確実に倒すんだ!!!」「了解!」後、終了作戦会議「兵士A,明日は何があるんだ?」「ちょ、何隊長とぼけてるんですか?明日は数学帝国が襲ってくる日でしょうが!!!」「あ・・・・・・・・え・・・・・?数学帝国は・・・・いつも最終日に・・・」「今回は3日目なんです!!!!」「・・・・・・・急いで・・・・プリントをやろう」「了解」そして次の日第3ラウンド vs数学帝国軍「うわぁああああ!!!!!何だこの先頭の強い兵士達は!!!!!」「兵士E,otituke!!!!!」「え?いや、隊長こそ・・・・・落ち着いてください」「え、あ、あぁ、すまん。とにかく倒せそうなところから倒していくんだ!!」「敵軍、後ろのω兵士なら倒せそうです、隊長」「わかった、いけぇぇええ!!!!!」解説:ω兵士。1人と肩車した2人と1という数を足すと消えてしまう不思議な兵士達である。また、3人が肩車すると1という数になるらしい。そんなこんなでω兵士の攻撃を交わし、退けつつ、3日目の戦が終わった。「隊長、明日は英語軍・日本史軍となっていますが、日本史軍のプリントまとめだけでいいでしょうか」「う・・・・本当は英語軍への対策もしたほうがいいのだが」「そんな時間どこにあるって言うんですか?」「さて・・・・・」結局日本史まとめだけで終わるそして迎えた最終日 第4ラウンド vs英語・日本史連合軍「っ、英語軍・・・・相変わらず兵士数が・・・・多い」「がんばれ兵士F!!これを破って日本史軍を抜ければ・・・・もうすぐ・・・・・ぐはっ」「隊長!!!!」降り止まない矢の雨の中日本史軍が迫ってくる「みんな、本当にもうなんか、いっぱいいっぱいなのはわかっている。しかし・・・・だからこそ・・・・がんばろうではないかっ!!!!」「はい!!」「行くぞ!!!!全軍突撃!!!!我に続けー!!!!」つづく