【中古】ロマンス小説 燃える白夜【10P11may10】
パトリシア・マシューズ
クレイトン・マシューズ
日本メールオーダー 1985
今日の一冊はとても昔の作品です。
日本にロマンス小説が入ってきた80年代初期
日本メールオーダー社から5つのシリーズが出されていました。
そのなかのひとつ、コンテンポラリーロマンスから出された
シリーズ最後の21冊目がこの作品。
この一冊を最後にシリーズ休刊となっています。
おはなしは逆玉もの
ヒロインはアラスカで一二を争うコールエンタープライズの
創始者の孫娘。名家のコール一族、
屋敷のある島の名前はその名もコール島
会社の覇権をめぐって大金持ち一族の
思惑がサスペンスがらみで展開
ロマンスものといっても字も小さく、400ページもある(厚さにして2cm!)
大作品なので、ハーレクインものとはかなり違います。
ロマンス色よりも、どちらかというと複雑で特異な
人間関係のどろどろが・・・という展開。
裏表紙の解説ではヒーローは飛行機事故でのっけから
行方不明・・・
と思いきや、お話のほうは現在と過去が交互に
語られているので、登場人物も多く、はじめは???
いったいどういうつくりの話なんだ??
ちょっと戸惑います。
ヒーロー、クリス・オキーフは
ロマンスもののヒーローには非常に珍しい
建築作業現場で働く、ブルドーザー運転手。
それが・・・ヒロインと出会って結婚。
ヒロインの義理の兄が社長を務めていた
コールエンタープライズでしたが、一夜にしてその座は
クリスのものへ。
社長に抜擢されてしまいます。
そして事件が起こります・・・
ところで、この作品、記憶が定かではないのですが
たしか昔、むか~し、この話とまったく同じ設定の
テレビ映画?を見た記憶があるのですが、
どなたか知っている方いますか?
読みながらその時の記憶が思いだされ
「あ!まったくこの話だ!」と妙に新鮮。
たしかバラバラに暮らす大金持ちの一族が
おじいさんの誕生日を機に次々と屋敷のある
北米の島に集まってきて・・・と
まったくこんな感じの話だったなあと。
記憶が断片的なので、まったくはっきりしない話なのですが
もしかしたらテレビ化された作品だったのかな?
非常に気になっています。