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[ストーリー＆感想] カテゴリの記事

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  『誘惑のプログラム』 　ヘレン・ブルックス

  誘惑のプログラム（R-1673)ヘレン・ブルックス 友人の結婚式に出席したエシーは、今にも倒れそうだった。ゆうべ食べたオードブルにあたって、朝から気持ちが悪い。花嫁の従妹ジャニスが支えてくれたので感謝の笑みを向けたとき、彼女は、非難するように自分を見つめている長身の男性に気づいた。ジャニスによれば、ザビエル・グレイという大富豪だという。なんて傲慢で無礼なの！彼はエシーとジャニスを取り違えているらしい。それなら話を合わせてからかってやろう、とエシーは決めた。「ジャニス、来てくれてうれしいよ。テーブルは九時に予約したんだが、その前にカクテルでもどう？」 早速夕食に誘われたヒロイン。カクテルラウンジで『ジンスリング』を一杯。ジンはとうもろこしや麦などの穀物から造られた蒸留酒に、（杜松 [ねず] の実）をつけて、さらに蒸留した無色透明のお酒。カクテルのベースとして大活躍。ビーフィーターが有名だけど私はこっちが好き↓まったく同じラベルで40度もあるので要注意。ジンスリングの作り方材料 ドライ・ジン 45ml 砂糖 1tsp ソーダ 適量 ミネラル・ウォーター 適量 グラスにジンと砂糖を入れてステアし、ソーダを注ぐだけ。スリングとはカクテルのスタイルの一つで、レモンジュース、砂糖、ソーダを使用するものを言います。有名なものにあの『シンガポールスリング』（←yusanのレシピでどうぞ）があります。ちなみにジンスリングではレモンジュースは使用しません。夏の暑い時にすっきり飲むのに爽快なカクテルです。ヘレン・ブルックスのおはなしは、傷ついたヒロイン、ヒーローが多く、心の傷、過去の傷を書くのが上手い作家さんです。当然、「事情があって結婚できない」「逃げた妻を追いかける夫」「愛しているからこそ一緒になれない」といったお話が多いです。このおはなしもヒーロー、ヒロインともにつらい過去を持っている・・・ヒーローの昔話はかなり深刻。こうした場合、結構女性嫌いなトラウマヒーロー！！かと思ってしまいますが、このヒーローはなかなかです。いいな＾いいな＾！！「ぼくがきみに夢中なのはもちろん知っているだろう？」って迫りまくられているのに・・・ヒロインよ、君は何でそんなに反発するの！

  September 7, 2005

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  運命のカクテル

  ↑このバーナーを見ていて思い出した作品です。運命のカクテル―ベッドを間違えて〈2〉 ハーレクイン・テンプテーションジャニス カイザー 人生で一番楽しいはずの旅。それが、一瞬にして地獄のハネムーンに…。ハワイ、マウイ島。ハネムーンの第一夜。クリスティーナは、甘い香りの漂う闇の中を、自分たちが泊まるバンガローへと向かっていた。今日は朝からいろいろと災難続きの一日だったけれど、夜になって、ハワイの夢のカクテル"マイタイ"を何杯か飲み、スパでマッサージをしてもらったら、すっかり夢心地になった。ちょっと飲みすぎてしまったかもしれない。バンガローの中は暗い。どうやらビルは待ちくたびれて眠ってしまったらしい。それでもベッドにそっと入ると、ビルは彼女を情熱的に抱きしめた。これまでのビルとはまったく違う。とってもすてき!　まるで別人みたい。それもそのはず、あろうことか、それは本当の別人だった・・・。なっ、なんかすごい展開です。 マイタイ とはタヒチ語で「最高」の意味。花や果物で飾られた南国らしいムードと、ラム の濃厚な風味。南国の果物の香りがさわやかで、まさに「 トロピカルカクテル の女王」の名にふさわしいカクテル。こちらとこちらでチェック！デコレーションはストロー2本が定番。甘い口当たりが女性好みですが、アルコール度数（２０度）は高いので“運命のカクテル”とならないように要注意。 マイタイの作り方 　恭子さんのレシピyusanのレシピ＜材　料＞ 　ホワイト・ラム ４５ml 　　ホワイト・キュラソー １tsp　 　パイナップル・ジュース １tsp　 　オレンジ・ジュース １tsp 　レモン・ジュース 1/２tsp　 　ダーク・ラム ２tsp 　＜作り方＞ ダーク・ラム以外をシェークし、クラッシュド・アイスを詰めたグラスに注ぐ。 ダーク・ラムを流し込み、パイナップル、オレンジ、チェリーなどを飾り、ストローを添える。

  September 3, 2005

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  禁断のカクテル

  禁断のカクテルハーレクイン・テンプテーションクリスティン ハーディ今夜もマロリーの店は大盛況だ。バーカウンターに上で官能的なダンスをくり広げる三人の女性バーテンダーと、それに群がる男たち。満足げにバーの中を見まわしたマロリーは、壁際に座った男性から目が離せなくなった。乱れた黒髪にブルーの瞳。思わずキスをしたくなるような唇。視線がからみ合った瞬間、周りのすべてが意識から消え、彼の目と大きく響く自分の鼓動しか存在しなくなった。私は魔法にでもかかったのかしら―。

  September 3, 2005

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• 「ダンカンの花嫁」

  リンダ・ハワードの超人気作。某オークションサイトでもおどろくようなお値段で取引されていましたが昨年リクエストに応えてとうとう再版されました。トラウマヒーロー、とにかく意固地。一方のヒロインは・・・このヒロインが魅力的。一目ぼれからはじまって、押しの一手。ひねくれ？！ヒーローに敢然と挑戦します。ちょっとかわったキーワードで読むハーレクインダンカンの花嫁 　リンダ・ハワード↑こちらで詳しく紹介してみました

  July 4, 2005

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  ワインの国のハーレクイン

  　　　ワイン選びの助っ人に冷たく冷やした辛口ワインが美味しい季節。実は私はとってもワイン好き…だから教えちゃいます…ヴァン・ブラン・セック（辛口の白）といいますがすっきりした香りがなんともいえずいいです。ボルドーは赤！と思っている方、お魚料理ともあう『白』も美味しいんですよ。赤より手軽なお値段で断然おすすめです。ということで今日はフランスワインをテーマに２つのハーレクイン作品を紹介します。 『バラとワインの香り』 Ｒ３６　　フローラ・キッドロンドンにいたエレーヌのもとに大叔父が重病で会いたがっているという手紙が届いた。彼女は幼い頃からフランスのデュヴェ地方にある大叔父のぶどう園によく行っていた。１年前そのぶどう園の支配人の息子イバンと恋をして結婚。だが夫には親しげな女友達が…。舞台はローヌ川流域の村ベレーズ『ぶどう村から』 Ｒ６３　　アン・メイザー唯一の身寄りの叔母を亡くしたヒロインは10年前に離婚して故国フランスにあるぶどう園に帰っていた父と再会。しかし喜んだのも束の間、4日目にして父の共同経営者と葬儀に並んでいた…。舞台はデュヴェ地方のシャンブルタン両方ともか～なり昔の作品です。この頃の作品は舞台設定と描写がとっても丁寧。フランスの田園風景の中をぶどう園に向かってドライブする…そんな何気ない場面もとても詳細に描かれていて臨場感がリアル。両作品ともフランスの雰囲気たっぷりです。最近の作品は活字もぐんと大きくなって、ストーリーもずいぶん過激？！表現も念入り（笑）になってますよね。初期の作品を今読むと、これはこれでまた新鮮です。

  June 18, 2005

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• ハーレクイン売れ筋ベスト　

  「秘密」（R1270)お気に入りのリン・グレアム日本デビュー当時の作品。復刻文庫版で再登場。相変わらず人気の高いリン作品、文庫になっても売れてますね～。とにかく印象的な場面ではじまるリン・グレアムの「秘密」。話題の名作！！デビュー後、瞬く間に読書の心をとらえた彼女のヒーローの特徴は…とにかくお金持ちでゴージャス・・・でも孤独で傲慢。まさにロマンス小説の王道を突っ走るヒーロー達です。人に愛されたことのない、孤独なヒーローは、実はヒロインにぞっこんなのに、愛しているということを認められない。好きな子をいじめてしまう小学生のガキ大将ってなかんじかな（笑）。こんなページ作ってみました（ネタバレ有）「秘密」　リン・グレアム

  June 11, 2005

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• 『ちょっとかわったキーワードで読むハーレクイン』

  「燃えるルビー」（サンドラ・マートン）を引っぱりだして読んでいるうちに・・・こんなページを作ってみました。名づけて『ちょっとかわったキーワードで読むハーレクイン』作品中に登場するファッションや料理、ジュエリーなど、印象的なアイテムをとりあげてアフィリエイト利用の作品紹介をしてみました。これが結構はまりそう・・・。読書意欲をそがない程度に・・・と注意していますが、ちょっぴりネタバレ有ですので未読の方は読んでからどうぞ。さてさて反応はどうでしょうか？感想いただけたら嬉しいな。『ちょっとかわったキーワードで読むハーレクイン』燃えるルビー

  June 9, 2005

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• バロン家の恋物語

  サンドラ・マートンのミニシリーズ一家の長ジョナス・バロンを中心とした魅力的な主人公の数々。全８作品の最後を飾るのがこの作品です。虚飾の街のナイト―バロン家の恋物語　サンドラ マートン HQスーパーロマンスニューヨークの腕きき弁護士グレイ・バロンは、真夜中、けたたましい電話のベルに起こされた。聞こえてきたのは伯父ジョナス・バロンの威圧的な声だった。頼みごとがあるから“エスパーダ”にこいという。仕方なく故郷テキサスの地を踏んだグレイに、ジョナスは神妙な顔で打ち明けた。「亡き旧友の孫娘を、おまえに捜しだしてもらいたい」罪滅ぼしのためだというジョナスの言葉に好奇心を抑えきれず、グレイは私立探偵に調査を依頼する。その結果、彼女は夫の虐待から逃れ、ラスベガスに隠れ住んでいることが判明した。勇んで虚飾の街に乗りこんだ日、グレイは赤毛の美女と出会う。それが彼の悪夢にも似た恋の始まりだった。サンドラ・マートン、私のイチオシは『思い出がいっぱい』1987年の作品。当時はまだデビュー間もない若手作家さんでしたが、この作品は強烈な印象でした。それ以来のサンドラファンです(笑）。サンドラ・マートンの作品をさがす

  May 21, 2005

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  気がつけば13日

  ＧＷが終わり、ドタバタしているうちにあっという間に週末になってしまった・・・。ここで突然ですが２冊ご紹介。偽りの愛の果てに　サンドラ・ブラウン流れ星に祈って　リンダ・ハワードどちらも実に切なく、泣けちゃうお話です。共通テーマは『彼は親友のだんな様・・・というヒロイン』＆『事故で愛妻を失った傷心のヒーロー』。一目会った瞬間からあなたのことが好きだった。でも絶対に伝えられなかったこの気持ち。彼女は自分の気持ちを伝えることができるのか・・・読んでると胸が痛くなる～。愛する気持ちはただただ切ないねえ。どちらも大大ベストセラー作家さん。設定はおんなじですがどちらも甲乙つけがたい。両方読んでくださいね。

  May 13, 2005

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• 『ぼくの美しい人だから』

  またまたハーレクイン以外からの紹介です。10年以上前に出された本です。グレン・サヴァン・・・デビュー作がこの『ぼくの美しい人だから』。心揺さぶられる、究極の一品です。そして待望の第２作目『あるがままに愛したい』が、実は絶筆でもあります。美しい、本当に美しい２作のラブストーリーを残し、2003年、49歳の若さで他界した作者のことが実に惜しまれます。実は昨日蔵書整理をしていて久しぶりにこの本を手にとったのが運のつき。これはやっぱり紹介しなっきゃ・・・ということでページを作ってきました。思いっきりネタバレです。『ぼくの美しい人だから』27歳のエリート広告マンと41歳のハンバーガー店売り子―容姿・年齢・学歴・地位、すべて不釣合な2人が恋に落ちてしまったら…。男は2人の仲を公けにできない自分に嫌悪し、女は将来を絶望する。・・・美青年＆生活に疲れた女・・・どうどう??ハーレクイン的にはちょ～っとちがう！！のですが、（これまたありそうにもない設定というところは同じか？！な）とっても考えさせられるテーマ。そしてね、このどうしよ～もない女になぜか感情移入できてしまうところがサヴァンの筆力の凄さ。わたくし的には大好きな一作です。

  April 24, 2005

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• 『ゲームの行方』＆『偽りの薔薇の園』

  ハーレクイン以外からのご紹介です。はじめて読んだのはもうかなり前のことになります。邦訳は1993年に出版されたのですが、両作品は私の二大お気に入り。ハーレクインはとっても「軽い読み物」（保存してあるのは単なるコレクター趣味？！のようなもの）ですが、こちらは何度読んでも面白い。もう少し「厚手の物語」です。ということで本日、両作品についてのページを『ハーレクインあふぃり』に加えてみました。両作品お好きな方、私もひとこと言いたいという方、以下思いっきりネタバレ、言いたい放題ですが、それでも・・・というファンの方、読んでみてね。 ゲームの行方　エリザベス・ゲイジ偽りの薔薇の園　アイリーン・グージ

  April 17, 2005

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• 「キスのレッスン」　

  ふむ・・・考えてみると、なんともみょ～なタイトル。あらぬことを想像してしまいそうですが・・・。ハーレクインロマンス界で知らぬものはいない大作家、ペニー・ジョーダン先生の初期のころの作品です。この時代の『ペニーもの』は、今の作風とはまた一味ちがうよさがあった。私にとっては懐かし～い、そしてイチオシの作品です。なにしろヒロインが可愛く、けなげ。一生懸命テーブルマナーとかをヒーローに教えてあげるの。でも大ボケ！あれじゃあ、ヒーローが可愛そう。幼かったころを思い出しながらの回想シーンが切なくてツボです。

  March 30, 2005

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