立川談志とハーモニカ
真打ちになって2年目の1965年に刊行されそれ以降の落語家を目指す若者に大きな影響を与えた『現代落語論』(三一新書。現在は講談社「立川談志遺言大全集」に収録。)その中の話(「その2」の「噺のケイコ場」)。前座の頃、噺を覚えるために夏の暑い時期は涼みがてら多摩川べりで稽古していたそうです。しかし、大きな声でやっていると通りすがりの人に変に思われるのでハーモニカを持って出かけて人がいる時は、そのハーモニカで映画「シェーン」(1953年)の主題曲「遥かなる山の呼び声」を吹いたそうですよ。(吹けたのはその曲だけだとか) 楽天ダウンロードVarious Artist『遥かなる山の呼び声〔シェーン〕/THE CALL OF THE FAR-AWAY HILLS 』(無料試聴できます)