与論島のダイビングサービス ダイブハーモニクス

2006/07/25(火)15:17

浮力開眼

1989年(たぶん)やたらとトラブルの多い年でした。 リアル○ア切れを体験し、プチ○流もし、休学明けに留年が決定したのもこの年でした。 で、その年に浮力開眼したのです。当時いくつものカードを保有し、300本くらい潜っていて当たり前に中性浮力も取れ、立派なバブリーダイバーでした。 あるとき某有名水中カメラマンの撮影現場にちょっと底まで行って立ち会うことがありまして、そこで衝撃を受け感動にむせび泣いたのです(ちょっとうそ)。 その撮影というのが水底にいるダイバーから水面近くにいるダイバーにパンして(もしくは逆)、 1カットにおさめるというもの。 水深差は約10~12mといったところ。その水中カメラマンはアリフレックスという16mmカメラの入ったブリンプ(ハウジングのことを通はこう言うらしい)を両手でかまえ、フィンをそよとも動かさずレンズを被写体に向けながら浮上潜行を繰り返します。 当然、インフレーター操作などできるわけもなく呼吸だけでコントロールするのですが、吐き方に よっては泡の振動がカメラに伝わり、ブレたりします。そこで(後から耳にした)排気ティーの片側から排気するように首を少しかしげ、顎の下の振動が伝わらない位置にカメラを固定するのだそうです。 プロの技に感心することしきりですが、何よりもその浮力コントロールの美しさに感動しました。丸い体が一切のぶれもなく自由自在に上下したかと思うと、狙ったところにピタリと止まる。ダイバーというよりも水棲哺乳類のように見えます。 それまで安全停止中にあぐらなどかいて漂いつつ悦に入っていた自分がなんだかなぁと(それはそれで楽しい)思うようになり、浮力コントロールを練習しました。ほどなくできるようになったのですが、まだまだ水棲哺乳類には近づけないようで、今もって永遠のテーマなのです。 そんな映像が見られるのはこちら・・・バブリーでツッコミどころ満載!

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