Catherine et Pierre Breton ●2002 Bourgueil Nuit d'Ivresse Sans Soufr
1985年創業のロワール中流域のブルグイユの自然派生産者。マルセル・ラピエールのワインに感銘を受け、1990 年ビオディナミ移行を完了。1994 年にはエコセール認証を取得。インポーターは、ラシーヌ。この銘柄の2002年を試すのは、今年7月に続いて2本目。移動後、立てた状態でゆっくり休ませて、3時間程前に抜栓。コルクの状態もすこぶる良好。細かい澱もキレイに沈んでおり、ベストコンディション。
Nuit d'Ivresse(ニュイ・ディヴレス)は、陶酔の夜という意味。収穫からボトリングまで酸化防止剤を一切使用せず、仕込まれたもの。カベルネ・フラン100%。
色合いは透明感のある美しいルビーレッド。グラスに注いだ瞬間、瑞々しく熟した赤系フルーツ主体のチャーミングで華やかなアロマが満載。20年近い熟成を経てタンニンはキレイに溶け込んでおり、口当たり滑らかで雑味のない上品な仕上がり。充実した果実の甘みとナチュールならではの旨味の詰まったエキス分があり、すこぶる旨い。現状、熟成ピークの素晴らしい状態で、まだ5年程度は現状を維持するように感じる。今年最大のヒットワイン。
【ロワール地方 フランス】 ドメーヌ・ブルトン ピエール・ルース '17
【ロワール地方 フランス】 ドメーヌ・ブルトン エレ・パ・ビュル・ラ・ヴィー '16