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テーマ:着物がダイスキ♪(1676)
カテゴリ:浴衣の着付ポイント
昨日に引き続き、今日も補整のお話です。
ウエスト周りの補整が整いますと、次に腰周りが気になりますね。 ヒップのふくらみに合わせ、腰の部分に補正が必要ですね。 こうすることで、横から見た時にも同じように茶筒の体形になります。 腰にする補整にもタオルを使い「腰布団」と呼んでいます ![]() この腰布団の厚みもまた疑問が出てくることでしょう。 私がお勧めしているのは、お年賀等で頂く薄手のタオル。 補整には一番適しています。 このタオル、企業の名前が入っているところだけ薄くなっていますよね。 ウエストに巻く時はこの部分がちょうど重なる部分。 厚くならずに済むのですね。 そしてこの重なり部分に腰布団も一緒に挟みこみますから、薄い方が補整に適しています。 皆様も補整用のタオルとして、頂き物のタオルの良さを見直してみてくださいね。 本当に優れものですよ ![]() 腰布団として使うタオルの畳み方は、振袖の時には特殊な畳み方になりますが、普段には普通にタオルを畳む大きさで大丈夫。 本当はちゃんとした畳み方があるんですけどね。 要するに段差を作らない畳み方にすれば問題はありません。 体にフィットさせる時に、段差があるのとないのとでは、どちらが美しい着上がりになるか自ずと分かりますものね。 そのように考えて畳んでみましょう。 当てる位置も微妙でしょう。 腰のくぼみにタオルを当てると言っても、自分ではなかなかわからないですね。 慣れてくるとご自分に足りない部分もすぐに判断つきます。 頑張って慣れましょうね。 さてポイントです。 当てる位置は、まず腰の上の方に当て補整を完了としてみましょう。 そして手で触ってみて、もう少し下の方がいいと感じたら、腰布団を少しずつ引き下げます。 こうして調整してみてくださいね。 はじめから下の方に当ててしまった場合、下すぎたと気づいても上に入れ込む作業ができません。 奇麗に入れ込むことは不可能ですし、仮に出来たとしても、あとで下がってしまうこともあります。 それでしたら最初から上の位置に決めておき、下げながら調整する方が楽ですものね。 下げるならば浴衣を着てからでも多少は調整できますね! ということで、補整の場所に迷ったら、少し上の方にしておくことをお勧めします ![]() 市販されている腰の補整用品もありますが、「これは絶対に表にひびく!」であろうと思える商品もあります。 初めての方は、お店の方に必要と言われればわからないので購入されてしまうと思いますが、実は必要ない着付小物も多く出回っています。 慎重に下調べをしてから購入されても遅くはありませんから、即決はしないようにしてくださいね。 着付に伺った時にそのような腰布団をお持ちの方も多くいらっしゃいます。 私は使うことはありません。 それよりもタオルの方が美しく仕上げられるのですもの… ![]() タオルで充分ですから、上手に使いこなしましょうね。 着付学院等ではタオルを縫って自分専用の補整を作るところもあると思います。 専用ですからとっても便利ですね。 ただ…。 お洗濯のことを考えると、普通のタオルの状態の方が乾きが良いですね。 どのように、どの部分に、どうして必要なのかを理解することができますと、あえてタオルを縫わなくても問題のないことに気付くと思います。 着付に伺った時に、このような縫った補整タオルをお持ちの方もいらっしゃいます。 ご自慢げにお話をされている方もいらっしゃいます ![]() 中には厚いタオルで作られているものもあり、とても使えない時もあるのです。 体形は年々変化したりもしますね。 お若い時は細身でも…。 そのころに作られたものですと、確かに厚く作る必要があったと思います。 でも現在では、そこまで必要ない…といったところです。 わざわざ作るのも大変です。 タオルでその時の状態で変えていくのが簡単便利!ということです。 着物ファンデーションを使う時は浴衣に着物ファンデーション(5月14日のブログより)から方法をご覧くださいね。 着物ファンデーションを使わない場合は、腰紐でお押さえます。 前中心から後ろへ回し交差させ、前に戻し二回からげて左右に振り分け挟み込みます。 後ろに回す時はタオルの巾の上の方から。 前にも戻す時はタオルの巾の下の方に当てるようにしますと、タオル全体が抑えられますので、次の作業に入りやすいです。 手が慣れてきますと、それほど大変な作業ではありません。 頑張って練習を繰り返し、手際よく出来るように当日を迎えましょう。 明日も引き続き補整のお話です。 ![]() ![]() ![]() ※ 私のサイトです。着付ポイントをまとめていますのでよかったらご覧ください。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 毎日、多くの皆様にご覧頂きまして、大変嬉しく思っています。 いつも皆様に温かく支えて頂いて、心から感謝しております。 本当にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
最終更新日
2007年07月03日 17時02分25秒
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