2007/07/15(日)10:12
プレタ浴衣の身丈調整…●後ろ
身丈調整のポイント「後ろ」です。
引き続き、腰紐(ウエストゴムベルト)を使用しての方法です。
おはしょりは前だけ整えれば良い!…という訳にはいかないのが浴衣です。
着物の時の帯結びは、お太鼓結びがほとんどでしょうから、お太鼓の中に隠れてしまうおはしょりは特に気にしない方も多いかもしれません。
でも時々、お太鼓のたれの下からおはしょりが見えている方も見かけます。
着物の身丈がご自分の寸法ではなく、長めの場合そのようになってしまいますね。
後ろの腰紐の位置を少し上にすると出てきませんので、気になる方は調整してみてくださいね。
後ろ姿はご自分では気づかないですが、周りからは細かくチェックされているところです
コートの季節には隠れますが、着物だけでのお出かけには充分注意したいですね。
美しさが半減してしまわないように…。
さて、浴衣の時は半幅や兵児帯、後ろのおはしょりが見える帯結びになりますね。
前と同じように、奇麗に整えたいところです。
頑張りましょう。
しかし、後ろはご自分ではなかなか処理しにくいですね。
後ろにも目があったらいいのに…。
手があと一本あったらいいのに…。
なんて思ってしまいますね
それならば、処理を簡単にしてしまえば問題はないですよね。
おはしょりを簡単にきれいにしてしまいましょう。
プレタ浴衣の場合は長めに作られていますから、おはしょりもたっぷりあります。
昨日のおはしょりの整え方(前)でも書きました通り、後ろも腰紐(ウエストゴムベルト)の位置を高めにします。
前は二重にゴムベルトがありますので、一本だけ位置を高めにしましたね。
後ろの場合は重なっていますから、前と同じようにはできません。
前から後ろに持っていく時に、位置を高めに決めておきます。
この時注意したいのは、ゴムベルトが通るところにシワを作らないことです。
このシワ、後で崩れの原因となります。
お尻の所だけポコンと出てしまっている着姿、目にしたことがある方も多いと思います。
着なれないことや、座る時の注意が足りなかったり…とほかにも原因がありますが、シワがあればそのシワはふくらみ(出)やすいと思いませんか?
シワを両脇に寄せ、あとからお尻の所が出てしまわないように、処理しておきましょう。
もちろん、補整をしていないとより出やすくなってしまいますので、ウエスト&腰の補整はお忘れなく…
補整をしていますと、凹凸がありませんので、このシワも多くは出ません。
より処理しやすくなります。
ここまでは普段されている方も多いと思います。
私のページでも何度かご紹介していますしね♪
昨日も書きましたが、浴衣はすべりません。
それをうまく利用してこの先、処理をしていきます。
おはしょりを下げる時、腰紐側の浴衣地をあまり下げないようにして、表に見えている浴衣地のみで位置を決めてしまいます。
内側に上げ込んでしまうのです。
中でぐちゃぐちゃになっていると、あとからひょっこり下がって顔を出すこともありますので、折り紙を折るように、丁寧に整えます。
あとからここには伊達締めや帯がかかります。
その伊達締め等で、しっかりと抑えられる位置に折り上げることがポイントです。
そうすれば途中で出てきてしまうことなく、後ろのおはしょりも奇麗に整えられたままです。
意味が分かりますでしょうか?
おはしょりを整える時、普通は腰紐のところから折り返して下にさがりますね。
この時、腰紐がかかっているところよりももう少し上の位置で折り下げることで、おはしょりの長さを短くするということです。
表の浴衣地をいじるのではなく、隠れてしまう内側の浴衣地を中に入れ込み、おはしょりの長さを調整するのです。
補整をして、シワが少ない状態でしたら、それほど手間はかかりません。
まず、中央の丈を決めそこから左右の丈を決め長さを合わせていきます。
すべりませんから、慌てなくても大丈夫です。
伊達締めのかかるところを意識して、きれいに整えてくださいね。
おはしょりを整える方法として、外側から調整する方法もあるのですが、なぜ今回は内側での処理をお勧めしているかについては次回に書きますね
ちゃんと理由があるのです
腰紐(ウエストゴムベルト)各種
小春日和(和小物・着物・着付)
※ 私のサイトです。着付ポイントをまとめていますのでよかったらご覧ください。
浴衣のページ
着物&浴衣ヘアー
ブログランキング に参加しています
毎日、多くの皆様にご覧頂きまして、大変嬉しく思っています。
いつも皆様に温かく支えて頂いて、心から感謝しております。
本当にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
小春の手作りショップ ・・・ 飾り紐を使って、浴衣姿をより可愛らしく
春うさぎの子育て ・・・ 私の息子のことはこちらへ綴っています 更新できずにいます