2007/07/22(日)09:40
浴衣美人に…!●伊達締め(2)
浴衣の帯結びは主に半幅帯と兵児帯ですね。
皆様はこの帯結びの仕上がりに満足されていますでしょうか?
●時間とともに、ゆるんでしまう…。
●結び目が下がってしまう…。
●形が崩れてしまう…。
この三つが悩みとして多いのではないでしょうか?
半幅帯や兵児帯は「簡単」に思いますし、結びの手順としては確かに簡単ですが、ポイントを知らないと崩れてきやすい帯ですね。
お太鼓結びのように枕を使いませんから、下がりやすいのは当然です。
昨年のブログに、帯結びについては書きましたので、気になる方は浴衣のページから帯結びのポイントを参考にされてくださいませね
今日は伊達締めと帯結びの関係をお伝えします。
帯結び(後ろの結び)が下がってこなければ一番いいのですが、特にポリエステルの帯や兵児帯の場合、多少は下がってしまいます。
結び目が下がった時、脇より後ろにかけて伊達締めが顔を出します
ご自分で気づかれた方はいらっしゃいますか?
着上がってすぐにお出かけされてしまうと、ご自分では気づかない方も多いかもしれませんね。
伊達締めが見えてしまっては、どんなに奇麗にお召しになっても、素敵な帯結びに仕上げても美しいとは感じません
帯結びを終えたら、伊達締めの位置を確認してみましょう。
帯結びの上線ギリギリでしたらキケン!
位置を少し下げておきましょうね。
そうなる前に、帯結びの時に気をつけておくと良いポイントがあります。
帯結び全体に言えることです。(今までにも何度かお伝えしています)
帯結びの高さは、前より後ろの方が高くなります。
後ろを高くなるように巻くのがポイントです。
こうすることで、前姿は帯の下線がピッシっと締まります。
後ろの結びの位置が高めになることで、姿勢もよく見えますし、全体のバランスが良くなるのです。
着物上級者の帯結びって素敵でしょう?
前姿は、下線が奇麗に締まり上線はゆったり。
帯揚の処理もしやすく、楽にお召しになっていますね。
逆に前姿の上線が締まって下線がゆるいと、崩れてきます。当然ですね。
見た目にも窮屈そうですし…。
初めて浴衣に挑戦される方も多いと思います。
ちょっとしたことで、初心者でも上級者に見られます
帯を巻く時は、前よりも後ろを高くする
これを頭に入れて、帯を巻いてみてくださいね。
違いを理解するためには、う~んと差をつけて巻いてみてください。
実際はそんなに差はつけないですよ。
何度か練習することで、自然にそのように巻くことができるようになります。
必ずできますので、一度練習してみてくださいね。
<注意>
ご自分で帯を結ぶ時は前で帯結びをしますので、処理としては前後が逆になります。
お間違えのないように…。
前で結び、後ろに回す時、後ろの方が高くなるよう調整しながら移動させることも大切です。
これでも伊達締めが見えてしまう方の場合、伊達締めを巻く位置が少し高いのかもしれません。
今までよりも少し下の方にずらして伊達締めの処理をしてみてくださいね
送料込みの正絹伊達締め 各種
サッシュ 各種 ※ 金具付・金具なしの両タイプがございます。
●金具付
浴衣の衿元を決める時、コーリンベルトの代わりとして使えますので、大変便利です。
●金具なし
コーリンベルトや紐で整えた後、巻きます。
長襦袢の伊達締めとしても使われています。
伊達締めについて(小春日和サイト内)
小春日和(和小物・着物・着付)
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