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テーマ:着物がダイスキ♪(2100)
カテゴリ:着物☆着付♪
着物のお手入れ…、着物を着るようになっていろいろと悩みも出てきますね。
着物を着なれてくると、お洋服の感覚でとっても楽なのですが、最初は未知の世界ですから、怖く感じます。 ご質問を頂きましたので、こちらに書かせて頂きますね。 紬に出来たシワ 着物で正座をしますと、気になるのが着物の後ろについてしまったシワ…。 その日一日は気付かなくても、帰宅後に着物を脱ぐと「あらら…どうしましょう。。。」と。 帰宅後に気付き、急に恥ずかしくなりますね 座る時、ちょっと注意するとシワも最小限に防げますね。 これはお洋服の時と一緒です。 スカートや、コートなどのお尻下部分にシワの沢山ある人と、そうでない人の差。 座る時にシワにならないように注意しているか否かの問題です。 お着物時にも、出来るだけシワにならないように気を付けましょう そうは言っても、出来てしまったシワは仕方ありません。 次回お召になるまでに、シワを取っておかなくてはなりませんね。 着物を脱いだ後、しばらく干しておくと大体取れます。 余談ですが…。 シワの取れやすさには絹の質にもよって違いがあります。 これは紬だけではなく、着物全体、絹織物に言えることです。 購入時の価格だけでは判断できないのですが、安価なものは良い質の絹は使っていないと思います。 良い質の絹を使った反物が安価で購入できる場合にはこの限りではありません。 この絹の質によってもシワの取れ方に差があるということを覚えておくといいですね。 このことは決してお客様には言ってはいけないこと、軽々しく口にすることではありませんので、自分の胸だけにしまっておいてくださいね さて本題。シワの伸ばし方です。 アイロンを当ててシワを伸ばしますが、お勧めは裏から当て布をしてアイロンをかけること。 紬の場合、縮緬などと違って縮む心配はありませんから、比較的かけやすいと思います。 そして注意点。 着物はたたんだ際にしっかりと折り線がついていますね。 縫い目にそって綺麗に畳まれています。 縫い目にはキセがかかっていますので、その折り線、キセをとってしまわないように注意します。 あくまでも、大きなシワを取る程度と考える方が良いですね。 シワのでる部分には、シミなどの心配はないと思いますので、大丈夫かと思いますが、シミのあるところにアイロンをかけてしまうといけませんので、アイロンをかける前にシミのチェックしておきたいですね。 紬は普段の着物ですから、お手入れも楽です。 最初は勇気が要りますので、万が一失敗してもいい部分にアイロンを当ててみましょう。 例えば下前、ウエスト周り(帯の中に入ってしまう部分)など。 隠れてしまう部分でしたら、失敗したとしても泣かずに済みます。 設定温度は、高温にせず低温から徐々に加減しつつシワを伸ばしていくといいですね。 何回かアイロンをかけて慣れてくると、手際よくあっという間に終わってしまいます。 衣紋の調整 着付をしていて、順調に進めたはずが、仕上がった直後に衣紋の抜きすぎ…に気付くこともあると思います。 大変!どうしましょう??? そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか? 着付終了後に、衣紋の抜きすぎを直すことはちょっと困難です。 理由はいくつかありますが、一つ目は、お客様に着付が失敗したということを伝えなくてはならないこと。 これはお客様を不安にさせてしまいますね。 着付開始から終了まで積み重ねた信頼がその一瞬でなくなってしまいます。 ですから、避けたいですね。 二つ目。 抜きすぎた衣紋を前に詰めるのですから、後ろは背部分を引き上げれば大丈夫ですが、前はそのたるみ部分を受け入れなくてはなりませんから、しわ寄せが出てしまます。 上前胸部分のたるみ、もたつきはおはしょりを引くことで対処できますが、下前は簡単にはできません。 上前でも、おはしょりが長く伊達締めで調整をしている場合は難しいですね。 三つ目。 他の個所が崩れてきます。 あっちを引き…、こっちを引き…と手を加えてしまう訳ですから、その手を加えた部分に影響してしまいますね。 その間、やはりお客様は不安に思うでしょうし、それほどいじられるのは良い気持ちがしません。 なぜこうなってしまったかを考えます。 皆さん、何かを人にして頂く時って、姿勢が良くなりませんか? 着付の時も同じなのですね。 過去の日記に書いたことがありますが、姿勢の良し悪しは人それぞれに違います。 普段は自分が一番楽な姿勢を保っています。 着付をして頂くにあたって、普段のように楽な格好では失礼…と思うのでしょう。 皆様とっても姿勢がよろしくなります。 この良い姿勢のまま着付を開始するのですから、この良い姿勢のままず~っといてくだされば何も問題はありません。 しかし、着付が終わるとホッとされるのでしょう。 急にいつもの姿勢に戻られるのです。 戻るのは大体背中が丸まり、前の方へ頭が移動します。 想像してみてください。 頭が前に行くのですから、当然衣紋が多く抜けて見えます。 これがほとんどの原因だと思います。 ではこうならない為には、このような着付にならない為にはどうしたらいいのでしょう? 良くチェックすることです。 えっ?何を??? 何をだと思いますか? 着付するお部屋に入ってきたときのお客様の普段の姿勢です。 また、機会がありましたら、美容院の場合、ヘアー&メイク中のお客様を確認してみるのもいいですね。 リラックスされている時の姿勢をチェックするのです。 もちろん普段からとっても姿勢の良い方もいらっしゃいます。 そのような方の場合、問題はありませんが、背中を丸めてしまいやすい方の場合どのくらいなのか、知っておきたいですね。 知った上で着付を開始しますと、着付終了後にはちょうど良い衣紋の抜き加減になっています。 難しいとは思いますが、お母様やお友達、着付仲間に協力して頂き、練習してみるといいですね。 同じ方よりも違う方、年齢の幅も広いと色々な姿勢の方で練習させて頂けます。 姿勢によっては衣紋だけでなく、上前の裾合わせにも影響が出ますので、着付開始前の姿勢をチェックするのはとっても大切なことだと思っています。 奥が深い着付ですから、焦らないでゆっくり構えて練習してみてくださいね。 もう日傘の準備が必要ですね くろちくの日傘 日傘 各種 雨コートの着用ポイント 仕立て上がり雨コート 各種 足袋について 小春のビューティーショップ 手のひらエステ(小春のビューティショップサイト内) ※小春愛用中オススメ♪ ブログランキング に参加しています 毎日、多くの皆様にご覧頂きまして、大変嬉しく思っています。 いつも皆様に温かく支えて頂いて、心から感謝しております。 本当にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 小春日和(和小物・着物・着付) ※ 私のサイトです。着付ポイントをまとめていますのでよかったらご覧ください 着物ヘアー お香のページ 七五三のページ あすなろ履きのページ 小春の手作りショップ ※ 小春オリジナル飾り紐や三重紐など販売しています 春うさぎの子育て ※ 私の息子のことはこちらへ綴っています … 更新できずにいます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月13日 14時41分40秒
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