原子力規制委員会での重要な決定~2月10日のスピーチ~
最近は、金曜行動のスピーチが紹介できていませんでした。遅ればせながら、2月10日の希望のエリアのツイキャス録画を紹介します。2017.2.10国会前希望のエリア (私のスピーチは28分50秒) 傍聴の記録としては「第5回 特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会」「第59・60回 原子力規制委員会」を紹介しています。 スピーチは、今年初めてのコールも混ぜて、ほぼ10分で終わらせました。 スピーチで取り上げている中身を、リンクを交えて紹介します。駆け足となる事を御容赦下さい。●福島第一原発・17年2月第二週の汚染水貯留量・滞留量●福島第一原発の固体廃棄物の処理・保管方法の長期的視野での検討 第5回特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会(2017年2月10日/130分) 同検討会・資料●福島第一原発の概要と、2号機格納容器内部の調査結果への評価●炉規法(原子炉等規制法)の改正案 現状では原子力規制庁の保安検査官が行っている原子力施設の検査を、事業者が行うものとする。原子力規制庁に「原子力検査官」という役職を新設し、事業者の検査に立ち会う。検査官は事業者の提出した検査報告書を評定する。報告書と評定は原則として公開される。 改正案は今国会で可決・成立する筈で、公布後3年以内の施行とされている為、2020年までには新しい検査制度に移行する。 第59回原子力規制委員会(2017年02月01日/約2時間) 同委員会・配布資料●九州電力・川内原子力発電所の設置変更許可の補正 敷地内に設置する緊急時対策所を、当初予定の免震棟から耐震棟に変更することを認可。「炉規法は緊急時対策所としての『機能』を求めているのであって、建物の『構造』までは規定していない。求められる機能が備えられ、維持できるのであれば、変更しても違法ではない」という論理。 第60回原子力規制委員会(2017年2月8日/約80分) 同委員会・配布資料 私は、緊急時対策所を耐震構造にする事には反対で、パブリックコメントも提出しました。こちらの過去記事に掲載しています。 この日のスピーチは、情報がてんこ盛りとなりました。 私は、炉規法の改正案は極めて重要だと思います。検査まで責任を負える事業者が、日本に存在するのでしょうか? 仮に存在したとしても、「だから原発の運転を任せて良い」という話ではなく、「再稼動論外論外・原発廃止」という私の立場は不変ですが、ここで重要なのは「事業者が一義的な責任を負う」という基本理念が成り立つのかどうかです。原子力施設の安全性を今以上に損なうことになるのではないか。却って、リスクを高めることになるのではないかという危惧を抱きます。 炉規法の改正案は、脱原発・反原発運動の中でも注目している人はいないようですが、ゲームの基本ルールを変えるのに等しい、重要な決定だと思います。私達は、もっと注目すべきと思います。春橋哲史(ツイッターアカウント:haruhasiSF