希望のエリアで「民進党の決定は憲法違反」をスピーチ
9月29日の金曜行動に参加し、希望のエリアで、フクイチの各種数字と、総選挙に関する民進党の決定について、スピーチしました。動画はこちら→ 2017.9.29国会前希望のエリア (ツイキャス録画/私は57分10秒~) 金曜行動の開催場所は下記。 スピーチの前半はフクイチ関係です。詳細情報は下記。17年9月第三週のフクイチの汚染水~タンク貯留水は1週間で約2300t増加~17年8月末のフクイチの固体廃棄物保管量放射性セシウム・2017年8月までの放出量と東日本各地への降下量 スピーチ後半は、「民進党が(9月28日の両院議員総会で)決定した内容は憲法違反」というものです。この件は、腹に据えかねるものが有り、9月28日から29日にかけて、ツイッターで連投しました。その連投した内容をスピーチしました。自分でも珍しく感情的になって話しました。動画だけでは、分かり難いと思います。私がツイッターで連投した文章を下記に張り付けておきます。数字は、区別の便宜上、この記事向けに付けました。 尚、ツイッターでの意見発信と金曜行動でのスピーチは、全て私個人の意見であり、他の如何なる組織・個人とも関係の無い事をお断りしておきます。①民進党の議員・立候補予定者には、人としての礼節は無いのか。民進党(民主党)の候補者として立候補し、比例代表では党名を書いて貰って当選している。得票に応じて政党助成金まで貰っている。主権者から貰った票やお金を何だと思っているのか。政策以前の問題。落選という制裁を加えなければ、ダメだ②安倍政権を終わらせたとしても、日本国憲法の精神を守れないなら、意味が無いだろう。民進党の議員・立候補予定者は憲法前文を読んでいないのか。「そもそも国政は国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し・・・」。「厳粛な信託」だよ。何度でも言うが、「厳粛な信託」だ。③選挙戦の有利不利を論ずるのは、戦術論としては理解できるが、戦術以前に、「国会議員は国民の代表」であることを踏まえなければいけない。国民の誰が、民進や希望に対して合流を要求したのか。国民の声を聞かずに勝手に離合集散して、事後承諾的に「投票して下さい」とは何事か。憲法無視も甚だしい。④しつこいようだが、繰り返す。「国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国に由来し・・・」(日本国憲法前文)。政党・政治家で勝手に離合集散するのが「厳粛な信託」なのか。今回の民進党の選択は憲法違反だろう。これが違憲でないなら「厳粛な信託」とは何かということになる。⑤民進党(民主党)は2016年7月の参院選で比例票・約1175万票を獲得している。全有権者の約11%に当たる。1年足らずで党の看板を投げ捨て、何の実績も無く、政策協定すら結んでいない政党に事実上合流するとは何事か。1175万人に土下座し、これまでに貰った歳費と助成金を国庫に返せ。⑥考えれば考える程、ムカムカする。今すぐには無理だろうが、選挙を経ない党籍の変更の禁止や、政党・政治家への税金の投入の在り方を抜本的に見直す検討が必要だろう。日本国憲法前文の「国政は、国民の厳粛な信託によるもの」という理念を現実に担保する仕組みを作らないとダメだ。⑦アドルフ・ヒトラーは、多数派を手にした後は好き勝手にふるまい、最後には全権を手中にした。制度的に歯止めはかけられなかった。今の日本も、票と助成金を貰った後は、勝手にふるまえるようになっている。「票も歳費も国民からの頂きもの」という理念を制度的に担保しないと、民主主義は成り立たない⑧気分的には、日本国憲法前文に定められた「国政は、国民の厳粛な信託によるもの」という理念に違反したり、それを幇助した政治家・マスゴミ関係者等を全員逮捕して、「戦犯法廷」を開きたいところだ。全員、公職追放し、A級戦犯は終身刑、議員だった被告は当選以来の歳費を全額返還させるべきだろう。⑨民進党の崩壊振りは酷すぎる。日本社会党は、曲りなりにも組織は残し、基本政策を変更するという手続きを行っていた。政党としての最低限の矜持はあったろう。ところが、民進党は事実上、組織消滅に等しい決定を下し、政策のすり合わせも放棄した。これでは、党籍の残る参院議員も信用されないだろう。⑩野党第一党がこの体たらくでは、「最高機関としての国会」は最早、機能しないだろう。最高機関が機能しなければ、この国のガバナンスは崩壊する。これでは、世界最大の核災害に対処するのは到底無理だろう。3.11で明らかになったガバナンスの崩壊は、6年半経って、修復どころか、加速している。⑪政党・政治家の醜悪な離合集散が繰り返されている間にも、フクイチでは放射性廃棄物が増え、平日平均5000人以上が被曝しながら働いている。老朽化した東海再処理施設の放射性廃棄物もそのままで、もんじゅからは燃料が抜けない。本当の国難が放置されている。我が祖国は、何処に向かうのか。====参考1:日本国憲法前文(関連部分を太文字で強調)==== 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。============参考2:28日の民進党の両院議員総会で提出され、決定された内容====「総選挙の対応について」・民進党常任幹事会一.今回の総選挙における民進党の後任内定は取り消す。二.民進党の立候補予定者は「希望の党」に公認を申請することとし、「希望の党」との交渉及び当分の間の党務については代表に一任する。三.民進党は今回の総選挙に候補者を擁立せず、「希望の党」を全力で支援する。========春橋哲史(ツイッターアカウント:haruhasiSF)