福島市内で空間放射線量を計測
今年11月19日に、生業訴訟・第二陣(※1)の原告本人尋問を傍聴する為、福島地方裁判所に行きました。福島市に行ったのは約1年半振りでした。前回行ったときは、信夫山・県庁・伊達市を回りました(当記事末尾のリンク集を参照)。※1 生業(なりわい)訴訟・第二陣「生業を返せ、地域を返せ! 福島原発訴訟」の第二陣。原告数は約1800人。福島県内の在住者が、福島第一原発事故に伴って生活や環境が変容したことに関し国・東電に謝罪・損害賠償を求めているもの。 原告数4000人弱の同訴訟・第一陣は、2022年6月17日に最高裁が国の賠償責任を否定する判決を下した。 訴訟に関する記事は別途書きます。 裁判所に着く前と、昼休みの時間に、裁判所周辺の公開空地と公園で、地表面のガンマ線の空間線量を測ったので(※2)、その結果を写真で掲載します。※2 使用した線量計(エステーのエアカウンターS)桜の聖母短期大学前の公開空地 福島駅から裁判所までは、地域循環バス「ももりん」(料金は一律100円)で行きました。 9時前に着いたので、裁判所周りの植え込み数か所で地表面の放射線量を計測しました。全て検出限界値未満(毎時0.05μ㏜[マイクロシーベルト])でした。 それから、裁判所裏側の桜の聖母短期大学の植え込みや公開空地で計測しました。 ここでは線量が計測され、駐車場の紅葉の木の根元が最も高かったです。 以下、写真です。↓ 歩道脇の植え込み。毎時0.14μ㏜(年間線量に換算して約1.2m㏜[ミリシーベルト]) ↓ 公開空地のベンチの上。毎時0.19μ㏜(同1.7m㏜)↓ 公開空地の聖母像の近く。毎時0.18μ㏜(同1.6m㏜)↓ 駐車場の紅葉の木の根元。毎時0.43μ㏜(同3.8m㏜)新浜(にいはま)公園 原告本人尋問は1日かけて4人に対して行われました。 昼休みには、原告・支援者の待機所代わりに使われていた福島市民会館から少し南に有る新浜公園に行きました。 遊具等がリニューアルされていたようで、芝生も整備されて綺麗な公園でした。管制モニタリングポストは地表面で毎時0.08μ㏜を示していました。 ここの地表面の空間線量で最も高い値は、桜の聖母短期大学周辺を越えました。 以下、写真です。↓ 伸びている影はモニタリングポストのもの。↓ 同じく公園内。↓ 園路の縁石の近く。毎時0.19μ㏜(年間線量に換算して約1.6m㏜)↓ 遊具の近く。毎時0.14μ㏜(同1.2m㏜)↓ 園内の樹木の根元。毎時0.5μ㏜(同4.4m㏜) 空間線量の値が異なっていたのは、除染や清掃の違いだと推測されます。 私の自宅(神奈川県川崎市中原区)周辺だと、高くてもせいぜい0.1μ㏜程度で、大体は検出限界値未満です。フクイチに近い地域は、フォールアウト(降下物)の量も多くなり易いですから、環境中に放射性物質がより多く存在するのでしょう。 このような環境の変化が生じ、事故前の一般公衆の年間被曝許容量線量・1ミリシーベルトを越える値が計測されるにも関わらず、避難の権利を認めず、健康診断や医療費の補助や無料化も行わないという国会・行政の無策は、この国の主権者の一人として認められません。 この場では、線量計測の紹介にとどめ、私見はここまでとしておきます。 下記リンクは、私がこれまでに見に行ったり、線量を計測に行った結果をまとめたブログ記事です。●自らの取り組み/2017年以降の現地確認と線量計測1.いわき市のごく一部を見ての感想(2017年5月)2.湯本駅周辺の観光と、計測した線量の値(2019年3月のいわき市/全2回)3.市議ご夫妻の案内で南相馬市を回りました。その1(2019年4月の南相馬市・三春町・郡山市/全14回)4.1/13に参加した施設見学会・その1~広野駅周辺の線量~(2022年1月のフクイチ見学/全5回)5.郡山市の公園の空間線量・その1~開成山公園~(2022年6月の郡山・いわき市/全8回)6.複数の核施設見学記/2022年11月~23年12月(福島県環境創造センター研究棟・交流棟/原子力科学研究所/大洗研究所/核燃料サイクル工学研究所)7.23年1月末に施設見学会に参加・その1~広野駅周辺の空間線量~(2023年1月のフクイチ見学/全3回)8.福島市と伊達市を回りました・1―福島駅西口広場の空間線量(2023年4月/全34回)9.24年1月下旬にNARRECとフクイチを見学・その1~広野駅~(2024年1月のフクイチ見学/全3回)春橋哲史(Xアカウント:haruhasiSF)