NUMOの「核廃棄物の地層処分場の選定」に関する意見募集
核のゴミの処分場選定に関する文献調査報告書等に対する意見募集 NUMO(ニューモ/原子力発電環境整備機構/Nuclear Waste Management Organization of Japan)が、「寿都町/神恵内村文献調査報告書等に対するご意見」を募集しています(~2025年3月5日)。(リンク)●地層処分について、調査の状況と対話の記録(下にスクロールして「報告書等についての意見提出」の「電子受付」をクリックすると、提出フォームが開きます。) この文献調査は、原子力発電所で発生する、所謂「核のゴミ」を地層処分(地下深くに坑道を作って埋め、出入り口を封鎖するもの)する場所を選定するプロセスの一環で行われているものです。 北海道の寿都町(すっつちょう)と神恵内村(かもえないむら)について、処分場としての要件を満たすのかどうか、文献調査の報告書がまとまったので、それに関する意見を募集しています。 処分場選定のプロセスをここで解説するつもりはありませんので、上記リンクの情報をご自身でご確認下さい。報告の全文や図面の資料等へのリンクも、上記サイトに有ります。 報告書には深く色々と書いてありますし、処分場として選定される要件も複数有ります。文章だけではなく、図面やポンチ絵も多用されていて、意見を言い出すと、多くの切り口があるでしょう。多くの論点を盛り込みたい人はそのように書けばいいと思いますが(提出フォームは4096字書けますし、1人1件とも決まっていません)、私は、考え出すと、頭の中で様々な論点や意見が回り出します(笑) フクイチほど深く調べていないので、自分の意見を整理するのに時間がかかりますから、個別の論点にはこだわらず、最も書きたい事だけを書いて、1月25日午前に提出しました。 私はパブコメで「迷ったり、色々書きたくなったら、最も重点を置いていることに絞って提出」しています。選挙と同じで、「見送るより、先ずは参加」です。「パブリックコメントって何?」という方は、下記のリンクをご覧下さい。(リンク)●パブリックコメント(意見公募手続き)とは?~総務省からのレク~(吉良よし子参議院議員事務所での、2022年1月14日の総務省レクに基づく) 以下、私の提出した意見です。====私の提出した意見、ここから==== 2つの報告書についての意見をまとめて書きます。 丁寧な図面や多くの資料を用意して、一生懸命に分かり易く説明しようという熱意は感じられました。 ですが、千年・万年単位で、地下の安定性が保たれることを予測できると言われても、絵空事としか思えません。 2024年元日の能登半島地震では、数メートル単位で地盤が隆起しました。誰がそれを予測できましたか。NUMOで調査している専門家・学識経験者の皆さんの中で予測できた人はいるのですか。 現実に起きた地殻変動・地層変動の予測すらできなかったのに、千年・万年単位の未来の地下の状態を予測できると言われても、信じられません。 候補地を選定して地層処分を実施したとしても、「安全な地層処分であったのかどうか」結果が分かるのは千年・万年先の事で、場所の選定や決定に関与した人達や世代は生きてはいません。放射性物質が地下水や海洋に流出するような地殻変動が生じて病気や環境破壊の原因となったら、誰がどのように責任を取るのですか。責任は取りようもありませんし、埋設処分を実施した世代は、その結果を知りようもありません。 未来に丸投げ・未来に無責任としか言えない地層処分は、非倫理的であり、不道徳であり、社会的公正と正義に反する行為です。中止して下さい。 所謂「核のゴミ」については、乾式保管を前提とし、原子力発電の利活用を推進した国会議員の選挙区、及び電力消費地であった都市部に乾式保管場を作って、地上で監視しながら保管すべきです。輸送兼用キャスクでの保管なら移送も可能で、保管場所の柔軟な変更が可能です。 処分場選定に協力した自治体へ補助金・助成金を支出できるなら、都市部や国会議員の選挙区に乾式保管場を設置する予算は確保できるでしょう。 繰り返しですが、千年・万年単位の予測とその説明は絵空事としか思えません。予測が外れた場合、NUMOの皆さんは未来世代に「想定外だった」とでも言うのですか。「地層処分の候補地の調査」はリソースの無駄遣いです。今すぐに中止して、政府・国会に地上での乾式保管を提言して下さい。 この意見は私のものであり、他の如何なる組織・個人とも関係のないことをお断りしておきます。====提出した意見、ここまで====↓ 提出後の画面春橋哲史(Xアカウント:haruhasiSF)