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元SF小説家・春橋哲史のブログ(フクイチ核災害は継続中)

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haruhasi@ ややこしい記事を読んで下さり、有難うございます きなこ様  度々、コメントを頂戴して有…
きなこ@ Re:フクイチの汚染水(処理水)放出までの経緯 2012年11月~23年8月(10/13) 詳しい経緯のまとめ、ありがとうございま…
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八巻俊憲@ Re:「風評被害」ではなく、「市場構造の変化」という実害(06/02) これまで、「風評被害」に対する適当な解…
春橋哲史@ 提出、お疲れ様です 押田様  コメントを有難うございます。 …

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2018.10.07
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カテゴリ:反原発・脱原発
​​​※本記事を10月7日にアップした後、10月9日に、意見送付されたものの原文が経産省のサイトにPDFで公開されました。それを受けて、​​​​​​​​「送付された意見は135件~合計で179件~」という見出しを記事の下部に追加しました。

 ALPS処理済み水に関する「連載」の続きです。過去の連載は下記。尚、現時点で不要となった記事は削除しています。

1.​緊急アップ! フクイチのALPS処理水に関する説明・公聴会の情報

2.​経産省が「公聴会」を採用した理由と、スリーマイル原発事故の前例

3. ​ALPS処理水の処分に関する「説明・公聴会」の開催決定に至る経緯

4. ​フクイチのALPS処理水の扱い~タンク用地と137万t容量~

5. ​フクイチ・ALPS処理水の扱い~処分方法と準備期間~

6. ​ALPS処理水の最終処分~経産省の考える「落としどころ」と理屈を深堀りする~

7. ​フクイチ・ALPS処理水の扱い~地上保管を継続する具体案~

8. ​説明・公聴会の前提が変わってきた、フクイチのALPS処理水

9. ​緊急アップ! 看過できない経産省の「説明」~ALPS処理水を「汚染水ではない」と断言して良いのか~

10.​ALPS処理水の扱い~私が海洋排水に反対する理由~

11.​ALPS処理水の海洋放出に反対~市場構造の変化も、核災害による被害~

13.​ALPS処理水の含有核種・濃度は、小委員会にどのように知らされていたのか

14.​場によって、発言と沈黙を使い分ける開沼博准教授のズルさ

15.​9月28日に、吉良よし子参議院議員の事務所で、ALPS処理水のレクチャーに同席

 本記事では、8月30・31日に、福島・東京で開かれた公聴会の意義と役割を取り上げます。
 
 公聴会で表明された意見・意見表明者の氏名・全編動画・小委員会事務局作成の説明用資料・文書で提出された意見等、必要な情報は記事の下部に掲載しています。下にスクロールして下さい。東京会場での、マイクを使っていない声も拾える限り文字起こししたので、その情報も付けています。


要点・まとめ

 8月30・31日に開催された公聴会の果たした意義は特筆大書すべきものです。要点をまとめます。

① 議事進行や意見表明者の選定など、運営が公平に行われれば、一人称で意見表明する主権者(市民)が原子力ムラ(原子力複合体)と互角以上に渡り合える事が証明できた。これは、日本で初めての事だった。

② ①の点が、フルオープン(生中継され、録画も残り、フリーも含めた多くのメディアが入れた)の場で証明され、報道関係者を含む多くの主権者が、その経験を共有する事が可能となった。

③ 意見表明者は自らの知見・経験と公開情報を踏まえて意見を組み立て、議論になった際も感情的にならず、事務局がマイクを回す明確なルールが無い中で自主的に議論の秩序を作っていた。
 全ての会場で、他の個人や組織に強制されたのでも無く、自主的に出来ていたことは、主権者の中で「議会制民主主義の原則と秩序」が自然と共有されていたことを意味する(無意識的な共有も含む
)。

④ 意見表明者は議員・弁護士・漁師・医師・市民団体代表等、幅広く、それぞれの違った立場からの意見表明となった。東京会場では「地元の視点」とは別の角度からの意見表明となり、個々人ごとに、会場ごとに、自然と「役割分担」が出来ていた。

⑤ 僅か3回・実質的に6時間の公聴会で、小委員会が方針転換の検討を明言せざるを得ない状況を作り出したのは、事務局の資料の不備・説明不足を冷静且つ論理的に衝いた意見表明者全員の功績。

⑥ 意見表明者の多くが「用地を確保してのタンク保管継続」を訴えたことが、有力視されていた「希釈しての海洋排水」と対立する分かり易い構図を作り出した。この分かり易い構図にメデイアが乗っかり、事後の報道で大きく取り上げられる大きな要因の一つとなった。

⑦ 報道で取り上げられた事も相俟って世論の風向きが変わり、政党・政治家・官僚は「海洋排水容認・黙認」を表明し難くなり、逆に、海洋排水反対の意見を表明し易くなった。


ホップ(富岡)・ステップ(郡山)・ジャンプ(東京)

 詳細に書きます。
 繰り返しですが、公聴会は、一人称で動き、発言しようとした市民の一人一人の力が、全ての歯車が噛み合うようにカチッと嵌ったのが最大の特徴でした。
 発言者の大半が「海洋排水阻止」の方向で、自然と一つになりつつも、一方で、コピペのような意見ではなく、様々な立場・専門分野からの意見表明・指摘がされました。
 福島県の2会場では地元の立場からの意見表明でした。東京のイイノホールでは、地元とは違った視点を持っている人達や、省庁との直接交渉やレクに参加している人達による意見表明でした。
 事前に組織だった打ち合わせなどが出来ていなかったにもかかわらず、個人ごと、会場ごとに自然と「役割分担」が出来ていました。

 更に、意見表明者の側からも質問し、事実上の質疑・討論に持ち込むこともできました。
 最初の富岡会場では、意見表明者と事務局・委員との遣り取りは合計30分程度で、質疑というよりも、「回答するだけ」に近いものです。
 次の郡山会場では、表明者から積極的に質問し、委員や事務局からの回答を引き出しています。最後は事実上の質疑に持ち込み、遣り取りの合計時間も40分程度と長くなっています。
 圧巻は東京会場でした。
 意見表明者と、事務局・委員の質疑は合計で1時間弱になり、質疑よりも討論に近い形で、しかも、事務局・委員長の側が押されています(私は目の前で見ていて、快哉を叫びたい気分でした)。

 一連の流れの中で素晴らしかったのは、議事進行に慣れていない山本委員長の弱みにつけ込むことなく、意見表明者が自主的に秩序を作っていた事です。マイクを長時間独占する事も無く、郡山会場で最後に植田氏が煽り紛いの発言した際も、それに乗る参加者は(映像で観る限りは)いませんでした。
 意見表明者は、人格攻撃や「委員を辞めろ」というような排除の論理を持ち出さず、感情的にもならず、冷静に、科学的に、現実とデータを踏まえた合理的な主張・議論をしていました。

 イイノホールで傍聴した際に他の人と意見交換して分かった事ですが、郡山会場の意見表明者は、前日の富岡会場を傍聴し、議事の進め方を確認していたとのことです。傍聴で学んだことを活かしていたからこそ、郡山会場での後半の濃密な質疑に繋がったのでしょう。
 そして、東京のイイノホールでは、データや専門知識を駆使して、省庁との交渉やレクに参加した事のある人達が意見表明者として集まり、実質的な討論に持ち込みました。

 言わば、富岡会場がホップ、郡山会場がステップ、東京会場がジャンプです。
 誰に教えられるでも、指示されるでも無く、一人称で学び・考え・行動する有権者が集まり、自然と役割分担出来ていたことが、公聴会で市民側が「判定勝ち」した最大の理由でしょう。取りも直さず、この国の主権者の「層の厚さ」を示すものとも言えます(寧ろ、議員バッジ欲しさで選挙に出馬する大半の議員より、「主権者の代表」として相応しかったかも知れません)。


市民運動の視点からのまとめ

 続いて、金曜行動以来の歩みという視点から書きます。

 2012年6月29日に、官邸前に推定・約20万人が集まった事を契機として、反原発の声が可視化されました。この20万人(この中には私もいました)は、強制や動員ではなく、全て個人の意思で、一人称で集まった人達です。しかも、抗議行動の後にはゴミ一つ残っておらず、暴力も使われず、整然と、秩序だったものでした。
 政党も、報道も、官邸前での抗議行動には、控え目に言っても一歩引いたような姿勢を取っていましたが、20万人を契機として、報道も政党もそれに乗っかる形で積極的に参加したり、取り上げるようになりました。
「市民が先に動き、報道や政党が後からついてくる」タイプだったと言えます(「主権在民」の実践・雛形とも言える)。

 上記の⑥⑦に書いたように、ALPS処理水の公聴会は、2012年6月の官邸前20万人に匹敵する「市民先導型」でした。しかも、公聴会の主役は、2012年の「首都圏反原発連合」ではなく、別の個人・団体でした。7年続く間に、官邸前の行動に参加する人数は少なくなりましたが、一人称で考え、発信する人が確実に増えていた事が証明されました。市民運動に深みと広がりが出来ていたとも言えます。

 今回の公聴会は、2012年の行動より難しかったと思います。2012年当時は、単純に「原発反対・再稼動反対」と言っていれば参加できました(金曜行動を貶めているのではなく、相対的な比較です)。ところが、今回のALPS処理済水を巡る問題は、タンク容量が限界を迎えるのは明らかなのですから、代替案を提案しなければいけません。その代替案も、意見表明者の大半が、事前に組織だった相談・打ち合わせをした訳でもないのに、見事に足並み揃えて打ち出しました。

「単純な意見表明」から、「代替案をセットにした意見表明」へとグレードアップしたハードルを、市民の側は乗り越えました。しかも、乗り越えただけではなく、フルオープンの場で原子力複合体の面々と互角以上に渡り合ったのです。

 官邸前に20万人が集まり、分かり易いスローガンで秩序だった抗議をする事で、報道・政党をそこに巻き込み、社会と政治に「原発ゼロ」という新しいトレンド(流れ)が生まれました。今や、誰も、それを無視出来ません。
 今回の公聴会も、20万人に匹敵する快挙と言えます。


市民先行でトレンドを作るのが、まさに「主権在民」

「用地を確保してのタンク保管」という新しいトレンドは、確実に生まれているように思えます。
 ここで最も必要なのは、有権者の頑張りでしょう。有権者の中で一定のコンセンサスが得られれば、政党・政治家もそれを無視できません。増してや「タンク保管継続」を実施しようとすれば、フクイチ周辺の土地が必要になり、地元の人達の理解は必要不可欠です。これこそ、トップダウンで決めるものではなく、有権者の間で議論して有権者の間で意見を集約し、ボトムアップで求め、決めていくべきものです。

 単に「反対の声を上げれば良い」ものではないので、より、ハードルは高いでしょう。

 ですが私は、あの公聴会の様子からすると、日本の有権者はそこを乗り越えられると思います。
 公聴会のお蔭で、10月1日の小委員会では、「タンク内貯留水」の実態が公開され、「トリチウム水」ではなく、れっきとした「汚染水」であることが公式に認められました。何れは公開された情報かも知れませんが、公聴会直後の小委員会でこの情報を公開させたのは、公聴会の成果です。

 公聴会の結果、「意見送付の期限が延長」され、「タンク内貯留水の濃度を調べるように」委員長が要請し、更に、「タンク保管継続を検討する」ことが明言されました。最初の二つは実現しました。
 公聴会によって生まれたトレンドは、最早取り消せず、小委員会・経産省を揺さぶり、それを通じて東電も動かしています。情報が開示されれば、市民が考える材料も増えます。
 本来、東電は持っている情報を全て公開すべきですから、本来の在り方からすると、遠大な回り道をしているのかも知れません。それでも、公聴会を切っ掛けに情報開示を前へ進め、経産省に方針転換の検討を余儀なくさせました。

 主権者が経産省と東電を動かし、報道も政党もそれを後追いせざるを得ない状況が作り出されたことは、「主権在民」の実践だと思います。
 この流れを作り出したのは主権者であり、活かすも殺すも主権者次第です。

 尚、経産省が、どうして、公聴会を開催したのか。どうして、方向転換の検討を明言せざるを得なくなるような「自爆」をしたのか。この点についての推測は、別記事を書きます。

 最後に、公聴会で意見表明した皆様、意見表明者の意見の組み立てを手伝った皆様、傍聴した皆様、意見を送付した皆様、質問や意見一つ一つに真摯に向き合った山本委員長、運営に当たった小委員会事務局の皆様に感謝の意を表します。


送付された意見は135件~合計で179件~

 会場での意見表明とは別に、9月7日までの5週間、「意見送付」も募集されていました。
 その結果が、経産省の小委員会の特設サイトに掲載されています。PDFファイルで全135頁になります。1人(又は1団体)1件で、PDF1頁で1件の意見です。
 一部、塗り潰されている箇所が有りますが、個人情報・会社情報・宣伝・特許情報・悪罵の類と思われます。

書面での意見募集の結果(意見の記載が2頁以上になったものは、1頁目のみ掲載)

 公聴会で意見表明した個人・団体が3会場合わせて44人、書面で送付した人・団体が5週間で135人ですから、合計179人が意見を表明したことになります。

 私は、公開された原文全てに目を通しました。私の送った意見は、PDFの56頁にノーカットで掲載されていました。
 書面で寄せられた意見も、圧倒的多数は「海洋排水反対」「トリチウムの危険性」を訴えるものでしたが、一部、別の意見もありました。内訳は以下の通りです。

「海洋放出容認・賛成」が10件
(この内、「福島県以外の沖合に放出」1件、「厳格に管理した上で放出する」1件、「タンカー等で無人島や遠洋まで移送して放出」6件、「東京湾に放出」2件)

「水蒸気放出(煮沸)賛成」が2件

 公聴会を傍聴・視聴した人の意見も有りましたから、小委員会事務局が締切を延ばした効果と思われます。経産省のやることは国民の意思とは真逆の事が多いのですが、今回の公聴会に関しては、割と、国民に寄り添おうという意思が見えたように思えます。


公聴会の意見と動画
​​​​​
(動画は、断りが無い限りは経産省のサイトに掲載されているユーチューブより/1本50分前後)​​
(東京会場での、マイクを使っていない発言は聞き取れる範囲で文字起こししました。一番下にスクロールして下さい)

小委員会事務局が作成した説明用資料

富岡会場
8月30日・木曜・10時~/富岡町文化交流センター学びの森

富岡会場・1​ 

富岡・2​(委員・事務局と意見表明者の質疑は、冒頭8分と、31分40秒~49分)

富岡・3​(委員・事務局と意見表明者の質疑は、17分30秒~19分)

​当日のぶら下がり会見​ (市民メディアの取材/約23分)

​​富岡会場で表明された意見の概要​​(PDF)

【意見表明者/敬称略/時刻は動画での意見表明開始のタイムインデックス】
① 阿部 憲一(1本目/15分10秒~)
② 伊東 達也(原発問題住民運動全国連絡センター)(1本目/21分~)
③ 植田 魅具(市民が参加する風通しの良い議会を作る会)(1本目/26分50秒~)
④ 大槻 宗司(1本目/33分30秒~)
⑤ 小野 春雄(2本目/9分~、3本目の43分10秒[追加発言])
⑥ 面川 春光(2本目/13分37秒~)
⑦ 佐藤 和良(2本目/19分10秒~)
⑧ 佐藤 龍彦(2本目/24分56秒~)
⑨ 菅波 香織(2本目/49分40秒~)
⑩ 名嘉 幸照(3本目/冒頭~)
⑪ 野﨑 哲(福島県漁業協同組合連合会)(3本目/7分55秒~)
⑫ 早川 篤雄(原発問題福島県民連絡会)(3本目/22分5秒~)
⑬ 吉田 美恵子(個人)(3本目/29分55秒~)
⑭ 渡辺 和則(個人)(3本目/35分35秒~)


郡山会場
8月31日・金曜・9時30分~/郡山商工会議所

郡山会場・1​(委員・事務局と意見表明者の質疑は43分40秒~)

郡山・2​ 

郡山・3​(委員・事務局と意見表明者の質疑は20分30秒辺り~54分)

郡山会場で表明された意見の概要​(PDF)

【意見表明者/敬称略/時刻は動画での意見表明開始のタイムインデックス】
① 植田 魅具(1本目・17分~)
② 大河原 さき(1本目・25分20秒~)
③ 奥本 秀一(株式会社 EM研究機構)(1本目・32分15秒~)
④ 柏木 一昭(1本目/36分33秒~)
⑤ 斎藤 富春(ふくしま復興共同センター)(2本目/5分40秒~)
⑥ 佐藤 敏一(2本目/10分35秒~)
⑦ 水藤 周三(2本目/16分35秒~)
⑧ 鈴木 則雄(2本目/23分8秒~)
⑨ 谷口 一雄(2本目/33分10秒~)
⑩ 橋本 あき(2本目/38分35秒~)
⑪ 人見 やよい(2本目/43分15秒~)
⑫ 水戸 喜世子(3本目/3分~)
⑬ 武藤 類子(原発事故被害者団体連絡会)(3本目/9分~)
⑭ 八巻 俊憲(3本目/14分30秒~)


東京会場
8月31日・金曜・15時30分~/イイノホール

東京会場・1​ (委員・事務局と意見表明者の質疑は40分15秒~46分10秒)

東京・2​ (委員・事務局と意見表明者の質疑は12分55秒~31分50秒)

東京・3​ (委員・事務局と意見表明者の質疑は1分20秒~27分・49分20秒~)


​​東京会場で表明された意見の概要(PDF)

【意見表明者/敬称略】
① 江口 工(1本目/22分9秒~)
② 太田 健一(1本目/26分45秒~)
③ 大野 光一(1本目/32分~)
④ 笠井 健二(1本目/35分9秒~)
⑤ 阪上 武(原子力規制を監視する市民の会)(1本目/46分19秒~)
⑥ 菅波 完(高木仁三郎市民科学基金)(1本目/51分55秒~)
⑦ 戸井田 良晴(2本目/1分40秒~)
⑧ 時田 孝二(NPO法人 放射能測定センター)(2本目/6分40秒~)
⑨ 西尾 正道(2本目/31分52秒~)
⑩ 温品 惇一(2本目/38分~)
⑪ 伴 英幸(原子力資料情報室)(2本目/43分50秒~)
⑫ 細川 弘明(原子力市民委員会)(2本目/50分8秒~)
⑬ 満田 夏花(国際環境NGO FoE Japan)(3本目/27分5秒~)
⑭ 三原 翠(3本目/33分5秒~)
⑮ 山田 清彦(3本目/38分20秒~)
⑯ 山田 耕作(3本目/43分20秒~)

参考:
声明「トリチウム水は大型タンクに100年以上保管せよ」​(原子力市民委員会)


東京会場での、マイクを使っていない声の文字起こし

2本目
 22分48秒当たり。事務局の説明が終わった後の発言
男性「タスクフォースから、やり直した方が良いんじゃないの?」

3本目
 12分17秒当たり。山本委員長が発言のお礼を言いかけた時の発言
男性(実は私です)「細川さんの質問に答えないんですか?」

 18分22秒当たり。管理目標値について事務局が説明している最中の発言
男性「(管理目標値は、定常運転でなければ)越えても良いんですか?」

 18分36秒当たり。事務局が管理目標値の扱いについて説明の最中
男性「(管理目標値を)越えるなんて、そんな事が有り得るんですか? 無茶苦茶じゃないですか。自分たちで決めた事をどんどん変えていってね」

 19分1秒当たり~。事務局が規制庁との話し合いについて説明している最中
男性「決めてあったことを改悪しないで下さいよ。福島原発事故の後、みんなそうなんですよ。どんどん基準を変えていくんだから。そういうことは止めて下さい」

西尾さん「後出しジャンケン止めようよ。好い加減、後出しジャンケン止めようよ。今やっていることは、総被曝国家プロジェクトですよ。外に出しちゃいけない物を、今は8000ベクレルにして、全国にばら撒いている訳ですよ。全て後出しジャンケンですよ。海洋放出なんて、まさにそうですよ。しかもトリチウムっていうのは、いま言ったようにDNAに取り込まれるんですよ。放射線っていうのは、当たった所に影響があるんですよ。〇〇(聞き取り不能)遺伝子そのものが変わっちゃうんですよ。そういう、生物学的な、医学的な、確かな知識持って下さいよ。〇〇(最後聞き取れず)」

 20分~
男性「管理目標のこととか、地元には説明しないんですか」「地元に説明しないで、こういう資料の基準にしちゃって、総量の事は今までやってきた事とは全然違う資料を出すという事について、地元にきちんと説明しなくて良いんですか?」

 20分29秒~
男性「今までの管理目標値と全然違う基準でやっているということを、地元に説明したんですか?」

 20分41秒
男性「誤魔化さないで下さい。肝心な事を誤魔化さないで下さい」

 21分01秒~06秒当たり、声が被る
女性「地元は聞いてませーん」
男性「その通りにやらないって地元に言いましたか?」

 21分33秒
男性「時間をかけれたら、トリチウムの量も変わる訳でしょ。当然ながら。確認ですけども、放出までの時間が長くなれば、処理費用も変わってくるんですよね。だけどこの、17億~34億という…(事務局が発言を遮る)」

 22分18秒
男性「(冒頭聞き取れず)…比較をして、一番安いから、これにしましょうって…(語尾聞き取れず)」

 25分15秒
男性「あのね、お金だけの問題で議論するんじゃなくてね、人体影響っていうものをきちっと…」

 26分41秒
男性「会議設定の資料の作り方が悪いから…」


東京会場の写真

↓ 公聴会、開始前。前方右側に黄色っぽい服装の女性はおしどりマコさん。この日は、午前中、郡山会場を取材してから、東京に戻ってきたとの事。


↓ 会議開始前。右から2人目、白いシャツの男性が山本一良委員長(名古屋学芸大学副学長)。



↓ 仕事中のおしどりマコさん。ご本人の許可を得て撮影。私は、通路を挟んでマコさんの左隣に着席した。



↓ 事務局と山本委員長の打ち合わせ。


↓ 全景。向かって右側が小委員会の委員。正面が山本委員長と事務局。向かって左側が意見表明者。


↓ 西尾参考人と議論になった後、ニタニタ笑いを浮かべていた田内広委員(茨城大学理学部教授)



↓ 公聴会終了後の囲み取材の様子



春橋哲史(ツイッターアカウント:haruhasiSF)​​​​​​​​​ ​​​​​​​​​
​​​

※10/15 イイノホールで撮影した写真7枚を追加





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Last updated  2021.04.18 18:55:07
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