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元SF小説家・春橋哲史のブログ(フクイチ核災害は継続中)

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2021.10.15
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​​​​​ 久し振りに、原発から離れた個人的な記事です。

 先ず、概要です。

 ▸2021年8月20日に、新型コロナウィルスのmRNAワクチンの1回目を接種
 ▸同9月20日に、新型コロナウィルスのmRNAワクチンの2回目を接種
 ▸同10月5日に、中和抗体検査を受ける(自費)
 ▸検査結果は、(血液中の)抗体は3368U/mlで「ワクチンの効果が十分期待できる」。「過去に新型コロナウィルスに感染していた可能性は低い」とのこと。


異常に拡大した第5波で考えを変える

 私は、普段から不織布マスクを着用し、手洗いと消毒を習慣づけ、外出回数や時間が減少したので、そのまま「感染防止策を続け」つつ、新型コロナウィルスのワクチン接種については、副作用の情報が積み重なるのを待って判断を下すつもりで「様子見」としていました。
 ところが、今年7月下旬から始まった第五波は、それまでとは違った異様な拡大傾向を見せました(国内の累計陽性者は、今年1~8月で約120万人を数えました)。まさにオーバーシュート(感染爆発)で、「ワクチン接種か、コロナ罹患か、どちらを選ぶか」状態としか思えませんでした。

 そこで、ワクチンの副反応に関する情報を集めようと、厚労省の
厚労省の会議の資料を確認したところ、「ワクチン接種後の死者」は、ワクチン接種が原因でない要因も相当程度含まれているのが分かりました(「誤嚥性肺炎」「転倒して頭部強打し、脳内出血」「老衰」「風呂場で溺死」「自殺」等)。

 これらの要素を踏まえて、私は考えを改め、新型コロナウィルスのワクチンを接種することとし、諸々の情報を確認して、以下のように整理しました。


考えを整理し、メーカーを選ぶ


●収束の見通しがない以上、新型コロナウィルスに感染するリスクは避けられない。
●感染して発病すれば「重症化」「死亡」のリスクが有る。
●新型コロナから回復したとしても、呼吸が浅くなる・ブレインフォグ・倦怠感等、ロング・コビド(「コロナ後遺症」)のリスクがある。
●闘病中の精神的・肉体的な苦痛が耐え難いものになる可能性が有る。
●ワクチンの副作用によるリスクは対処法が分かっており、接種会場には医師・看護師もいる。副作用の症状で長期間の外出禁止になる可能性も無い。
●死亡のリスクは、現時点で明らかなデータでは、新型コロナウィルスの方が高い。
●ワクチン接種が進んでいるイギリスやアイスランドでは、新規陽性者数と入院者数に相関が見られなくなっている。
●mRNAワクチンの長期的な影響は未知数でリスク要因だが、新型コロナウィルスのリスクが避けられないものである以上、リスクとリスクの比較にならざるを得ない。どちらかのリスクを選ばざるを得ないのだから、相対的に大きいリスクを避ける(=相対的に小さいリスクを選択する)のが合理的。

 以上が、私が「様子見」から「接種」に舵を切った理由です。

 国内で接種されているワクチンはファイザーとモデルナ製で、何れも2回の接種が必要。更に、2回目が終っても、体内で十分な量の中和抗体が生成されるまで、ある程度の期間が必要とされています(ファイザーは2回目接種から概ね1週間程度、モデルナ製は同じく2週間程度)。
 従って、ワクチンを接種するなら、早目にしなければいけません。

 その上で、厚労省の会議のデータを基に「死亡のリスクがより低い」と思われるモデルナ製を選びました。

 以下は、私の接種記録・副反応の状況と、接種後の抗体検査の結果をまとめたものです。
 
 ワクチンのメーカーを選択できる接種体制を構築してくれた大田区に感謝です。接種券も6月末に届いていたので、「接種しようと思えばいつでも動ける」状態であったことも、迅速な接種に繋がりました(ワクチンを接種することに決めたのが8月15日。第一回接種が8月20日でした)。
 接種後に、モデルナワクチンへの異物混入が報じられましたが、私が接種したのは、問題のロットではありませんでした。​


記事に関するお断り

 当記事に関しては、以下のお断りを追記しておきます。

ワクチン接種は個人の身体に関する事であり、「自分の心身に関することを、外部からの強制やインセンティブ(誘因)無しに決定する」のは、個人の尊厳の基本。

何れを選択したとしても、社会的な不利益や制限が加えられてはならない。

ワクチン接種の進捗とは別に、政治・行政は、医療関係機関への逼迫を解消できるよう、最大限のリソース(予算・人材・資機材)を投入するべき。

当記事はワクチン接種の推奨を目的としたものではなく、個人の考えと体験を記載したもの。又、私は、ワクチン接種に関して、如何なる利益供与も受けていない。

「書く順番が違う」とお叱りを受けるかも知れませんが、これまでに新型コロナウィルス感染症で亡くなった方達のご冥福をお祈りすると共に、闘病中の皆様のご快癒を願っています。合わせて、日々、勤務を継続して下さっている医療関係者の皆様に感謝申し上げます。


 写真・まとめの無断転載・利用はご遠慮下さい。

​​​​​
接種履歴 



1回目の接種概要と副反応



2回目の接種概要と副反応



中和抗体検査の結果



1回目接種の痕(鏡に映して撮影)


​​​
2回目接種後の副反応


春橋哲史(ツイッターアカウント:haruhasiSF)​​






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Last updated  2022.04.26 11:38:32
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Re:新型コロナウィルスのワクチンを2回接種して、その後(10/15)   佐藤真起(スペース・オルタ) さん
お久しぶりです!
 ワクチン拒否派とワクチン万能派の分断は、人間関係になかなかにしぶとい亀裂と傷痕を残しているようです。つい判断停止に陥りそうなコロナ緊急事態の喧伝の中、春橋さんの合理的、科学的なワクチン摂取に対するアプローチには敬服します。
 リンクの「​新型コロナウィルス感染症に関する、諸々の数字を整理」から、こちらに飛んできたのですが、「・・諸々の数字」もとても参考になりました。来春3月4日〜7日で開催が決定した「10年市民展」で、私の担当箇所で使わせてもらうかもしれません。その時はよろしく!

 為政者たちの繰り出す統計数字は、どこまでバイアスがかかっているのか?あるいは凡ミスなのか?あるいは科学的エビデンスを元々重視せず政策を押してきたのか?・・戸惑うことが多いですね。
 コロナ統計のとり方のグローバル・スタンダードをWHOあたりが作り、もう少し細かいところまで各国比較できれば、地球規模でもっと有効な対策を見つけられるのでは?
 まさにそのようなところでグローバリズムの本領を発揮してもらいたいところです。

 ところで、3.11での県外避難者数は現在約36,000人と福島県はしていますが、今年1月の共同通信が県内各自治体の把握する避難者数を積み上げたところ、総数は六万七千人超に上ったようです。
→https://kahoku.news/articles/20210131khn000005.html
 集計手法を統一せずデータを垂れ流す姿は、国と複数の自治体でコロナ重傷者の概念を統一せずに集計していた姿と重なり、その姿勢はPCR検査の拡充忌避でコロナ感染者の全体象に迫る努力を怠り、広範で継続的な土壌汚染計測でホットスポットの場所や移動を科学的に明らかにしないまま「安全・安心」を連呼する為政者たちの姿勢とも通底しているようですね。 (2021.11.16 18:26:48)

コメントを、ありがとうございます。   春橋哲史 さん
佐藤真起(スペース・オルタ)さんへ

 ご多忙の中、記事を読んで下さり、有難うございます。「中立の立場で情報を整理し、その上で考察する」手法は、フクイチ核災害を追っていく中で学ばされました。
 国民の為に働くべき為政者が、資金力・人脈・権限を用いて事実を「調べない・知らせない」手法を多用するのは、昔ながらの常套手段ですね。
 フクイチ核災害による避難者・被害者も、国民の代表が集う国会で定義・要件を厳格に定めた上で、行政にカウントを義務付けるべきなのですが、放置されたままです。
 とは言え、それでも、追えるデータは有ります。市民の立場で、「得られるもの・使えるもの」をフル活用し、それを積み重ねるのが最も確実だとも思ってます。今後とも、宜しくお願いします。

(2021.11.20 17:53:49)


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