フクイチの建屋内漏洩・かながわ訴訟の進展・JAEAの施設~3月最期の希望のエリアに参加~
1週間遅れになりましたが、3月25日の希望のエリアに参加したので、スピーチと動画を紹介します。この日は、26日の大集会の準備で、議事堂前・官邸前ともお休みでした。2016.03.25 国会前スピーチエリア“希望のエリア” (私は41分10秒~/KENさんの動画) 私がスピーチしている、「高温焼却炉建屋内の漏洩検知器作動」に関する東電のリリースは下記(元のリリース)。====リリース、ここから====※3月23日午前11時52分、集中廃棄物処理施設高温焼却炉建屋において、漏えい検知器が動作し、警報が発生。当社社員が現場を確認したところ、工事中の配管の未接続部(端部)から水が漏えいしていることを確認。当該配管に接続されている弁を閉じたことにより漏えいは停止した。漏えいした水については、ろ過水もしくはセシウム吸着装置の出口水が考えられるため、水の分析を行うとともに調査を実施する。漏えい範囲は約35m×5mで同建屋内に留まっており、外部への流出はない。漏えいした水の放射能分析結果については、以下の通り。 (工事中のため切断した配管端部に養生したビニールに溜まっていた水を採取)・セシウム134:63,000 Bq/L・セシウム137:320,000 Bq/L・全ベータ :480,000 Bq/L上記の分析結果より、漏えいした水については、セシウム吸着装置の系統の内包水と判断。漏えいした原因は、当該装置に接続されている配管(工事中のため切断された状態)の上流に設置されている弁が開いている状態で当該装置を起動したため、系統の内包水が押し出され流出したものと推定。 漏えい量については、漏えい範囲等から最大で約5,300Lと推定。漏えいした場所は、床面がスロープ状になっており、水が漏えいした場合でも建屋内に留まる構造となっている。漏えいした水の回収作業を完了しており、漏えい原因については、引き続き調査する。====リリース、ここまで==== 3月31日の記者会見での東電の回答によれば、漏洩水の回収に当たった作業員の1人当たり平均被曝線量は0.17mSvだったそうです。弁が開いていた原因は未だに不明です。 3月17日に開催された「第3回・特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会」の動画はこちら(約2時間40分)。 資料一覧はこちら。 資料の中に、「放射性物質分析・研究施設の検討状況」がありますが、3月末時点で、国費で作られる設備に関して、東電・JAEAが揃って説明したのは、この会議の時だけです。 フクイチの3月24日時点の汚染水の情報はこちら。 私が原子力規制委員会に提出したパブコメの内容はこちら。 今回は情報がてんこ盛りになり、10分を超えてしまいました。「無駄な喋り」を省いて、簡潔で要を得た伝え方が如何にできるかどうかですね。そういう意味では、動画があると、見直しができるので有難いです。 色々と多忙で、1週間遅れの更新になったことをお詫びします。春橋哲史(ツイッターアカウント:haruhasiSF)