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最近「モンスター」という漫画を読みました。
主人公は外科医で、自分が命を助けた子供が殺人鬼であったために 職を辞し(やめさせられ)、その子供を探して自らの手でその子を葬り去ろうとするのです。 物語の後半、主人公ののほかにキーパーソンが一人出てくるんですが、 その人は特殊な育てられ方をしたために、自分の感情をなくしてしまったというのです。 自分の子供が死んだ時も「悲しい」という感情がわからず、泣くこともなかったのですが、自分の死の間際に涙するのです。 その時のせりふが 「自分の死ぬから・・・悲しいんじゃない・・・・ 自分の子供が死んだのが・・・・・・今・・・・・悲しい・・・・ 人間は・・・感情をなくすことはできない・・・ 感情は・・・どこかわからない所に・・・迷いこんでいたんだ・・・ まるで・・・俺宛に出した誰かの手紙が・・・ 何十年もたってから届いたみたいだ・・・。」というものでした。 先日の「一番大切な人は誰ですか?」を見ていてどういうわけかこのシーンを思い出しました。 みちるさんがアトリエをたずねた時、 みちるさんは東子さんのところに「確かめに行ったのだな」と思ったんです。 自分が東子さんより「いい子」であることを。 でも、実際あってみて「東子さんに負けちゃったなぁ」とみちるさんは言います。 家庭的でお料理もうまくて、モト妻の子供ともうまくやっていける・・・妻としては申し分のないみちるさん。 はたから見ればみちるさんのほうが勝ち組ですし、みちるさん自身もそう思っていたでしょう。 事実、要さんは東子さんではなくみちるさんを選んだのですから。 でも、「負けちゃった」 この後「あたしはきっと、要さんがいなくても一人で生きていける。さびしいなんて思ったことがない。」と、みちるさんは言いますが 一番さびしくて誰かを必要としているのはみちるさんではないかと思いました。 小さい時からお母さんやほかの人を気遣って 無意識に自分の感情を抑えてしまってるのかな、と。 みちるさんは今まで精一杯いい人を演じていた。 多分それは無意識のうちにそうしてきたんでしょう。 悲しいとか嬉しいとか好きとか嫌いとか、東子さんなら素直に出してしまう感情を みちるさんはどこかに隠さざるをえなかったんだと思います。 でも、お父さんが倒れ、愛人の存在に気づき、 その愛人が自分がよりどころとしてきた人だったという事実に みちるさんは(大げさに言えば)アイデンティティの危機にさらされているのだと思いました。 いい子だった自分がいい子ではいられなくなる・・・。 みちるさんはどうなってしまうのかなー。 次回予告のせりふにありましたが「みちるが心配でしかたないんだ」っていう感じです。 要さん、みちるさんをしっかり受け止めてあげて!! (でも東子さんと要さんのほうがお似合いだと思うので、ジレンマに悩む私なのでした。) なんだか深読みしすぎかしら・・・。 私の日記を読んだ方は、私ってもしかしてみちるさんファン?と思われるかも知れませんが 個人的には東子さんのほうが好みのキャラです。 東子さんはいい女ですよねー。 (そのいい女と結婚してた要さんはいい男です!!) もし、なれるのならば東子さんのようになりたいです。 自分の感情に素直で、言うことは言ってやることはやる!! ともすればわがままで自己中心的になってしまいそうなせりふも東子さんがいうとかわいく感じます。 男の人には媚びて、女の人からは嫌われる人はいますが、 男から見ても女から見てもかわいいなんて・・・いいなー。 どちらかというと自分はみちるさん寄りのキャラなので みちるさんについては何となく分析してしまうんだと思います。 東子さんは違うタイプなので、憧れる面が多いんですね。 要さんと東子さん、お似合いのカップルだと思うんだけどなー。 あと2回、楽しみなようで終わってしまうのは寂しい・・・。 うーーーん、ここもジレンマです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年12月03日 19時16分05秒
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