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本田美奈子.さんと工藤夕貴さんのクラウディア。
15日の初日を見、18日にもういちど見て この二人のクラウディアは違うものだということを あらためて感じました。 美奈子.さんが大人のクラウディアなのに対し 工藤さんのクラウディアはより幼くて それゆえに無垢な(怖いもの知らずな?)感じがしました。 特に感じたのは、最後にクラウディアが 幹国、根国の両国から追いつめられ、捉えられ 神親殿から裁きをうけるシーン。 美奈子.さんのクラウディアからは「恐怖」を強く感じました。 これから自分の身に起こることへの恐怖。 そして、神親殿から指さされたとき 彼女の中には絶望と悲しみがあったのでしょう。 工藤さんのクラウディアからは「怒り」というんでしょうか 「抵抗」というんでしょうか・・・ なにか「強い意志」を感じました。 神親殿に指差されたときも、 自分に対して理不尽な運命を押し付けようとしている神親殿を にらみつけているように見えました。 二人の女優が同じ役をやる・・・。 どういうわけか美内すずえさんの「ガラスの仮面」を思い出しました。 (思い出したら無性に読みたくなって 文庫版で一気に読んじゃいました。) この漫画の中で主人公の北島マヤとライバルの姫川亜弓は 「たけくらべ」という劇で、美登利という役をやるんですが 二人の役に対しての解釈はまったく違っていて それぞれなりの美登利を演ずるのです。 それはどちらも美登利。 役者が10人いれば10通りの美登利がいる。 役者が10人いれば10通りのクラウディアがいる。 そして同じ人が演じていても 日によって違うクラウディアがいる。 舞台は生き物。 どちらのクラウディアがいいとか悪いとかではなく 二人の違ったクラウディアに出会えたことを嬉しく思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月23日 03時15分05秒
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