どっぷりレビュー

2005/11/26(土)20:19

『オオカミの誘惑』(2004年) ★★☆☆☆

韓国映画【ア・カ】(34)

バイクや車を運転し、時には仲間で焼酎をあおる。顔を合わせればケンカケンカ。それだけでは飽き足らず街のチンピラと闘争のようなことまでしています。だからといって手におえない不良と言うほどでもない。この子達が高校生だと誰が信じる? 女子高生ハンギョン(イ・チョンア)は転校先のリーダー的存在でモテモテ男のヘウォン(チョ・ハンソン)とバスの中で偶然出会う。振られたばかりで泣いているハンギョンはヘウォンのことなど見向きもしない。それが逆にヘウォンの関心をひくことになる。 同じころ、ハンギョンは他校の生徒で自分のことを「ヌナ(お姉さん)」と呼ぶテソン(カン・ドンウォン)と出会う。ヘウォンとテソンは犬猿の仲だが、ハンギョンを挟んで奇妙な三角関係が生まれる。しかしテソンには秘密があって、、、 二人のイケメンから猛アプローチを受ける女子高生の魅力がよく分かりません。とくに美人でもないし何か才能があるわけでもないおぼこい子。そんな普通っぽさが世の女子に夢を与えるのでしょうか。 インターネット小説が原作の映画やドラマはもう珍しくありませんが、「オオカミの誘惑」の原作者は当時二十歳の女性とか。日本でも劇場公開され、すでにDVDも発売されています。観た人のレビューを読むと、少女漫画チックと評されるところが多くて、そういうのが苦手な人には難しいようなことが書かれていました。 おかしいなぁ、わたし少女漫画大好きなのに。できなかったんですよ。自分をハンギョンに置き換えて楽しむことが。ヘウォンて最初女性の名前かと思っちゃったしね。リアリティを追求する類の映画じゃないことは承知してますけど、はじめにあげたように高校生に見えないから。そこでモヤモヤしてるうちに置いてかれた感じかな。 そうそう、画面で観るとあまり感じませんが、ヘウォンとテソン、彼ら2メートルに14センチ足りないだけ。オオカミというより大男です。二人を目当てに観るなら十分楽しめると思いますよ。最後に切ない涙を流せたあなたは乙女な証拠かもしれないですね。 【楽天ブックス】   【DVD】  オオカミの誘惑 デラックス版

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る