祖母の家の近所で火事
子どもたちは養護学校に通う小学部2年生の双子の男の子達です。今日は学校を早退して歯科と祖母宅(私の実母宅)に行きました。行きは高速道路を乗り継いで利用。その高速道路を走っていると実家付近で3機のヘリコプターが飛んでいた。大きな川が流れていて救出時などに時々ヘリコプターが飛んでいる時があるので、今日もそう気にはせずに通過、歯科へ向かいました。歯科が終わって祖母宅に近づくにつれ、ただならぬフインキがしてきた。ヘッ?!何が起こったん?って、状況をみたら火事だとわかる。大通りから祖母宅に入る道はどこも消防車と警察官でいっぱい。進入口で交通整理していた警察官に聞いてみた。 私 「この先の実家あって行きたいんですけど、どこまで行けますか?」 警察官「消防車がいっぱいで進入なんて、できない、できない」 私 「何番地で火事があったんですか?」 警察官「何番地までなんて、そんなん聞いてへんけど、延焼して4軒の消火に当たってます から!」 私 「堤防の方からなら入れますか?」 警察官「あ~ごめん、わからへんわぁ」 私 「そうですか、回ってみます。」 警察官「ご迷惑をお掛けします。」 そんな様子に晴が「おばあちゃんの家~」と不安を口にした。堤防の方に回ると、また警察官と消防車。 私 「ここ降りてスグなんですけど」 警察官「降りてスグ左なら行けますが」 私 「2本目なんですけど」 警察官「2本目は消防車で行けないんですよ、鎮火はしたようなんですけど」 私 「火事が出たのは何番地ですか?」とかなり近いと感じてもう一度聞いてみた。 警察官「それはちょっとわからないんですけど・・」 私 「スグ左に曲りますから」と坂を下ってスグ左に曲がった。ここは子供たちが6か月から6歳まで住んでいた所。ここにも水が足りないからと消防車が1台入ってきていた。元ご近所で知っている人達ばかり、子どもたちはみんな大きくなってた。元住居近くに車を置かせてもらって祖母宅に行こうとすると、 晴「晴樹と直樹の家に行きます」と元住居を指差して言った。 (当時の家のカードに『はるきとなおきのいえ』と記入していたからネ) 私「あの家はもう晴樹と直樹の家じゃないよ、違う人が住んでいます。おばあちゃんの家に行こう」と手をひっぱった。直も振り返っていたけど、祖母宅に急ぎました。消防車が何台も道路を埋め尽くしていた。本当に異様な感じ。祖母宅の筋にも1台消防車が入ってきていて水を吸い取っている感じやった。こんなすごいことになってるのに 祖母「ヘッ?!消防車が入って来てるなぁとは思ってたけど、火事なんかとちゃうやろう?! ピポピポも何も音せえへんかったでぇ~」なぬっ~\(◎o◎)/!サイレンの音がしてへんわけないやん!ヘリコプターかて3機も飛んでたのに~祖母はほんまに気がつかへんかった様子。何かあった時には、間違いなく逃げ遅れるタイプやね。消防車の数が減って前の道が通れるようになったので車を取りに行こうと道に出るとまだ警察官がいた。 私 「車を取りに行ってあそこに止めたいんですけどいいですか?」 警察官「あ~いいですよ。まだ家の人と連絡が取れなくて」と、なぜか私に言って携帯電話をパチパチかなり急いでいる様子。出かけてる間に家が火事にあってたら・・・うっ~怖い怖い。車を取りに行く時、元近所の友達の家に寄った。話を聞けば、ここの町名の小学生は集団下校をしたそうで、新しく家が建った人とまだ連絡が取れていないとの事。祖母宅より道を挟んで一筋違いの家でした。あの新しくて大きな家かぁ・・・。ショックやろなぁ・・・。車を取りに行って戻ったらまた消防車が道に入ってきていた。けど今度は消防車を動かしてくれたので通ることができた。緊急でないとき以外はのけてくれるんや、って当然か。帰宅する頃には警察官と消防車がパラパラ程。火事があったと聞いた所をのぞいてみたけど、もう暗かったので全くわからなかった。無事に帰宅して家で過ごしています。当り前の事やけど、当り前でなくなった人がいはる事も事実。ふぅ~。