2004/03/08(月)17:52
柴田淳 「ひとり」 繊細な歌詞と美しい歌声
柴田淳の サードアルバム「ひとり」を買った
セカンドの「ため息」もよかったけど 「ひとり」
の方が歌詞に共感できる
好きなのは 一曲目の「少女」
---------------------------
作詞 柴田 淳
会いたくて 会いたくて…
再びあなたに 会える夢を見てしまった
苦しくて 苦しくて
違う人生を 歩み続けてる今では
想いさえ何もかも 伝えられなかった
確かにあの頃は 愛し合っていたのに
あなたの声も そのまなざしも
忘れていないから あなたに会いたい
あの頃の想いは今もまだ 終わりを告げていないの
切なくて 切なくて…
私とよく似た 誰かを愛したあなた
哀しくて 哀しくて…
小さな少女の 想いは届いていたのね
戻りたいあの頃に そばにいられた日々
たった一言 「好き。」と伝えていたなら…
あなたの笑みも その優しさも
忘れてしまいたい 不幸すぎるのよ
あの時の二人はもう どこにもいないのだから
強く握って伝えてきたこと
忘れてしまいたい その手を放して
そこにいる誰かと私を もう重ねたりしないで
あなたの声も そのまなざしも
忘れはしないから 思い出にしまうわ
私の名前を呼んでいる 誰かのために
あなたのために
あの日の少女のために
---------------------------
繊細な心情をが伸びやかな声にマッチしていて素晴らしい
シングルの2曲もいいけれど ほかに
「 今夜、君の声が聞きたい」もいい
---------------------------
作詞 柴田 淳
つまらぬことばかりを いつまでも抱きしめてる僕は
こうして彼女の寝顔を 見つめることが日常で
眠れる街も空もお姫様も 僕一人だけを残して夢飛行
仲良くしてくれるのは 僕と同じ孤独な月だけ
いつもひとりで ただ黙ってる
じっと僕を見守ってくれる月よ
こんな僕は
そんな哀れに見えるのだろうか
またコーヒーに月を浮かべ
こみあげてくる涙と飲み込んで
そばにいて 眠るまで
眠れる日まで
やさしい言葉ひとつ 僕の心の中よみがえる
"涙が溢れるのは 笑えるということなの"
泣いたら崩れてしまいそうで 自分を必死に守ろうとする僕に
やさしく やさしく光が 僕の頬をつたって流れた
いつも大人で ただそこにいて
ずっと僕を見つめ続けている月よ
こんな僕は
そんな弱虫に見えるだろうか
すべてを忘れてしまいたい
すべてを忘れて眠ってしまいたい
今夜だけ 僕のためにうたってほしい
いつも周りが賢く見えて
いつもひとり へらへら空回りして
こんな僕は
そんな惨めに見えるのだろうか
この世でただひとりのような
こんな毎日の裏側で生きてる
僕がまた眠れるまで うたってほしい
---------------------------
今 つきあっている人がいるけれども
心の中で 他の人を思っている・・・
と言う歌詞が多いような気がする
「あなたとの日々」なんて まさにそれだし
あと アレンジでドラムの音がすごくいい
声と曲にマッチしていて さりげなく主張していて・・
このアルバムを月夜に聞くと あの頃を思い出して泣けてくる
でも その思い出も僕の一部なんだなぁ と感じる
そのときに 人は結局ひとりなのではないか と思う