安らぎのハグ
夏と同じシフト 心の中にまだ しこりがある 僕はどうして良いか分からないまま 夏と仕事をする。仕事中 メッセンジャーでやりとりをして、彼氏とHした話を聞くと悲しくなるじゃあ 聞かなければいいんだけど、どうしても気になる自分で自分の首をしめている仕事が終わってから 会議室で一人で仕事をしていると夏が入ってきた。椅子に座っている僕が立っている夏に抱きつくとちょうど胸のところに僕の顔が来る夏の胸の感触を頬に感じながら いろいろ話す。夏が僕の髪を優しくなでる。「ねぇ 目をつぶって 想像してみて」と僕が言う「うん」「あなたは 彼氏と船の上に乗っています 桟橋には僕がいて、別れのテープをお互い握ってます。船は出発しあなたは好きだと叫んでます。だけど、船はどんどん進んでいきテープが切れ、声が聞こえなくなりました・・・・・」「それが今の心情?」「うん」「ちょっと違う気がする・・・」「そう?」「夏にどうして欲しいの?」「彼氏と別れて」「でも、また他に彼氏を作ったら同じじゃない・」「うん」「夏の気持ちは変わらないのに・・・・・」「・・・・・」夏の気持ちも痛いほどわかる でも、僕の気持ちが治まらない夏のてに力が派って僕をぎゅっと抱きしめる。「なんか 不治の病の宣告をされたみたいだ」「?」「あなたは 3月までの命です。もう、医者にはどうすることも出来ません。あとはあなたの気力しだいで 長くもなるし短くにもなるでしょう・・・」「・・・・・」夏の胸の中で抱かれていると、だんだんと僕の心が開放されていく僕は目をつぶりながら子供みたいな安らぎを感じたどうなってもいい ただこうして欲しかったのだと・・・