テーマ:懐かしのフォークソング(705)
カテゴリ: 「011」
作詞・作曲:細坪基佳
発売年:1983(昭和58)年11月21日 アルバム『011』に収録 1987(昭和62)年10月21日 LP『緑輝く日々~日本武道館ライブ~』 歌詞 全曲集をお持ちの方は、あれ?順番とばしたんちゃうん?とお思いでしょう 今、よそのブログを見ても、ちょうど紫陽花の真っ盛り。 今を逃すと、時季を外れた頃に紹介することになりそうで 順番抜かしをしてしまいました とばした曲はまた後に、忘れずにとりあげたいと思います。 ![]() 写真素材 [フォトライブラリー] 前回と同じアルバム『011』に収録された曲で、 シングルにはなっていません 私自身、『011』の中では最も好きな曲であり、 Myふきのとうベスト10を作ればその中に入れたいと思う曲です。 メロディーがすごくきれいなんですね 細坪さんらしい感じです 詞はどうでもいいというわけではありませんが、 紫陽花というモチーフと音だけで感覚的に"この曲好き"と思っていました 前奏からして、もうこの曲の世界にひきずりこまれるんです セブンスのコードをたくさん使っています セブンス(=7度)、特に 始まりのFmaj7…メジャーセブンス(=長7度)は不協和音でもあるので、 幻想的な響きがします 曲のKeyはAmなので、歌の終わりがAmで終われば普通落ち着くんですが AmにFの音を足したFmaj7で終わるんですね 山木さんの下からのハモリの声が最後Fの音で(私にふりむく~♪の所) 主旋のAとハモるのがものすごくきれいで、大好きなところなんです 前奏、後奏とも同じで、Fmaj7→Em7→…の繰り返しで、 曲全体がふわ~っとした雰囲気に支配されるような気がしているんです 武道館ライブではコーラスも入って、さらにきれい。 vocal, acoustic guitar:細坪基佳 vocal, acoustic guitar:山木康世 e.guitar:佐藤満 (※武道館ライブでは久保田邦夫) synthesizer:都留教博 fender piano, synthesizer:今泉敏郎 e.bass:河合徹三 drums, percussion:平野肇 (※武道館ライブでは高杉登) 紫陽花の花言葉が「移り気」なんだそうです 人の心の移ろいやすさを、紫陽花にたとえて 「あなたの心の内側は何色ですか?」と問うてくる。 歌詞は、花言葉からヒントを得たような気もしますが… そんな…紫陽花の花のいろんな色の変化から、 人の心の移り気を想像しますか? 私には考えられませんが… 失恋したばかりの心境を想像してみる。 何を見ても哀しい、紫陽花を見ても、あなたの心変わりが哀しい 二人の思い出はどんなだったんだろう 紫陽花といえば雨の季節、窓ガラスの雨の雫が私の涙のようだと… …あぁ、哀しい歌ですね。 ちょうど高校生の時ですね この曲を一生懸命聴いていたのは。 詩や曲を作るのが趣味の友人がいたものですから、 「紫陽花」という曲を作れと、無理難題をふっかけたことを思い出します 彼いわく「プロと比べるのだけは勘弁して」と。 そりゃそうですね。 H君ごめんなさい。 1997年発売の2枚組CDベスト盤『GOLDEN J-POP/THE BEST ふきのとう』にも 収録されました。 ファンには人気の曲だと思います。 また2006年発売の『ふきのとうGIFT BOX』でも『夏』のdiscに収録されています。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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