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カテゴリ:セミナー
6/15(日)13:00~三省堂神保町店にて開催された勝間和代さんの新刊講演会&サイン会に参加しました。参加者は150名でした。
昨年勝間和代さんのブログ「CD、テープを聴いて勉強しよう!!」を偶然目にし、他のブログ、書籍に目を通すようになりそれ以来、フレームワーク力って何?どんな考え方?身に付けるにはどうすればいい?身につけると私のような凡人でも進化できるの?と思い続けていました。そして待望の今回のフレームワーク力に関する新刊発売。待っていました~。 (勝手に略して)『フレームワーク力』は今日の12:30に購入したばかりで先程まで一緒に参加した友人と閉店時刻まで三省堂の中をウロウロしていた為まだ全部読んでいませんが、内容は期待を裏切るものではなく盛り沢山です。日々仕事に真摯に取り組み、もう一歩成長したいと思っている方、沢山の本を読んでいるけれどもどうしたら自分の仕事や生活を改善できるかわかりあぐねている方、必見の書です。これだけの内容でこの価格とはなんとコストパフォーマンスの良い本なのでしょう! 目次や本の書評はamazon、他の方が書かれているブログにわかりやすくまとめられているので割愛します。 今日の講演会で触れられていた事の一部をご紹介します。 講演会の内容 1.自己紹介 2.フレームワークとしくみ化 3.勝間式「ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力」解説 4.社会貢献で成長する 5.運を実力にするヒント 6.質疑応答 2.フレームワークとしくみ化 フレームワークの定義についての説明(詳しくはP64~参照) <何かの概念や考え方を自分なりに束ねて整理して、考えやすくするもの、覚えやすくするものがフレームワークという考え方> フレームワークとは言語の上位概念のようなもので、本書でも勝間さんが選んだ21のフレームワークがカラーで紹介されています。 (5W1H,お~これは見たことがあるこれもフレームワークだったのか!というものから、初めて目にするものまで、見ていてワクワクしました。)これらを知っていると物事を判断、認識、決定するのが早く,正確、効率的になるとの事です。 本に紹介されているのは21種類のフレームワークですが、自分でもフレームワークを組み立てる訓練をしていくと既存のフレームワークに入りきらないものが出てくるので、そういった言葉にできない手法をどうやってフレームワークにおこしていくかを自分なりに試行錯誤して訓練していく事が大切だということでした。 よくあるフレームワークへの誤解 フレームワークがあると、型どおりにしか考えられない人間(=マニュアル人間)が育つのではないか?という誤解があるが、 →これはフレームワークがあるからこそ、フレームワークを超えた考え方ができるようになると考える事 3.勝間式「ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力」解説 ビジネス思考力をつけて「教えて君」から脱却しよう 教えて君(p39~参照)=例えば新しい本を読んで「これはあの本にも載っていた、その焼き直しではないのか?なんにも真新しい事が書かれていないじゃないか」と思ってしまうのような人。往々にしてこのような人は、ブルーム博士の思考の六段階モデルでいう知識ー理解ー応用レベルまでは到達できるが、その先の分析ー統合ー評価ができない状態にある為、そんな状態から踏み出すには以下の思考訓練方法を身に付けるとよいとの事でした。 思考の6つの段階 ブルーム博士の思考の六段階モデルの紹介(p41~参照) <思考の段階を知識ー理解ー応用ー分析ー統合ー評価に分類し、各分野の能力を向上させるトレーニングが教育において必要だとする考え方> 「教えて君」状態のままだと事実認識の情報しか頭に入らず、自分自身でいつまでたっても問題解決ができず、自分で考える能力が育たないとの事でした。 これは各種試験でも過去問やパターン問題の点数は稼げるけれど、これまでとは違う傾向の問題が出題されると思考停止状態になり(理論体系や大事なポイントを押さえていない証拠)点数がとれない経験をした私には痛いご指摘でした。 本書でもこの「教えて君」から脱却する為にどのような思考訓練を積んでいけば良いかが詳しく説明されていますが、お勧め参考文献の各種論理パズルを解いてみるのも手始めに(とはいっても慣れない内は大変ですが)よいのではないでしょうか。三省堂神保町店5Fに何冊か見付けました。(公務員試験でもこの類の問題は出題されていました) 論理思考と水平思考 論理思考(P82~) 水平思考(P116~) 論理思考力については多くの書籍でも学ぶ事ができ、比較的人に教えることは楽(勝間さんにとって)だが、本当は需要があれば水平思考力(ラテラル・シンキング)について1冊の本を書きたいとの事でした。 詳しくは書籍を読んでいただくとして、やはりここでも大切なことは、最初はできなくてもいいからアイデアを沢山出す、出てきた自分のアイデアを人に話したり発表してみる(ここで直感的にイケルかイケないかが自分でわかる)、論理思考に比べて水平思考から生まれたものは最初は失敗が多いが失敗から学んですばやく修正する、他者と情報交換をする事が大事。 万全を期した結果やってしまった失敗は仕方がないが、やってはいけない失敗3箇条は以下の通り。 1.予想できた失敗 2.取り返しのつかない失敗(結婚、住宅購入など) 3.やらないことによる失敗(本当はやるタイミングでやらなかったことによる失敗)=世の中で認識されにくいが一番多いと思われる失敗(やらなかっただけに気が付きにくく認識しにくい) 論理的思考はコンピューターにもできるものだが、水平思考はコンピューターには出来ない事で人間が実は得意な事。水平思考も論理的思考が伴っていないと、単なる思い付き、あてずっぽうになってしまうので注意。 5.運を実力にするヒント 3つの基本テクニック 偶然力(セレンディピティ)について 偶然のチャンスを生かすこと 情報は限られているので、自分に与えられた情報の中からつながりを見つけること 失敗や批判を素直に吸収してムリに格好をつけないこと 4つの実践方法 よい材料を集めて歩く 自分はこれがしたいんだという目的を常に頭に入れておくこと(情報が目に入ってくる) 人は一番貴重なリソースなので、魅力的な人にあうこと 常に周りをポジティブな視線で見ること(この人と何かできないかな?相手にとっても自分にとってもよいこと、世の中の人のためになること) このような積み重ねが運を実力に変えていく 講演会に参加して 読書や講演会などですばらしい考えや教えに触れたとしても、わかったつもりになってその後なにも行動に移さなければ時間と共に記憶は段々薄れていき、自分の中に取り入れられたかもしれないもの貴重なものが失われてしまう事はとても多いと思います。それはとてももったいない。 そこで今回の新刊も徹底的に読み込んで最初は事例を元にまず考え方を真似て、その後自分の頭で思考してみることが大切だと思います。思考のプロセスを書き出して記録を残し、色々と検証してみると面白いと思います。明日からどんな事にどんな仮説をたててみようか今からちょっとわくわくしています。 今回は勝間さんを始めて知った友人と一緒に講演会に参加できたので、後日、本の感想を聞いてみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.16 00:56:11
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