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カテゴリ:演劇感想
「座頭市」観てきました。
正直…寝ました ![]() ![]() <概要> これまで沢山の人を殺めてきた盲目の男・座頭の市。 …彼が戦いの舞台から引き下がることはもうできない。 耳の聞こえない「琵琶弾き」・神撥の八。 …障害の為に社会からの目・社会を見る目がかわる。 そんな2人が出会い、旅を続けるうちに様々な人に出会う。 旅芝居一座の女座長・朱太夫 …2人の男を愛してしまいつつも仕事に生きてしまった。 「腐れ刀の竜」と呼ばれる浪人・竜之介 …愛する人を殺めたことで、世を捨て己を捨てた男。 墓堀りのじいさん・吾六 …穴を掘り続けた輝きの見えない人生を悔やむ。 さかりのすぎた女形・蘭丸 …3枚目と笑われる。 お紺と権蔵 …お宝の奪取をもくろむ。 何かみんな、心に闇をかかえている。 そんな人たちが、 宿命から逃れられずに世間で暮らしている姿、 欲望に負けてしまう姿を見せ、 ついにはどうすることもできない悲劇が襲う― どんなに辛くても自分の立ち位置を受け入れながらも生きていかないといけない、というメッセージのこもった作品。 ----------------------------------------------- 悪口はあんまり書きたくないんだけど、 なんてゆーか…全然伝わってこなかった。 中途半端。 特に、音楽・音響。 琵琶ひき、三味線が出てくるのに、歌わない!! ほとんど音響の音楽を使用。 もったいない。 しかも喋っているときは感情を盛り上げるべきところで、盛り上げる音楽が鳴らない。 なんていうか、観ていてメリハリがないのだ。 だから寝てしまったのだろうか。 あと、なんだかこの作品、 座頭市に「自分の心の闇」を語ってるシーンが多い。 「自分はこんな辛い過去やバックグラウンドを持ってるんだ」と 同情させるために説明しているのがみえみえで、 逆に感情移入できなかった。 なんつーか、歌舞伎っぽい感じもありつつ、 現代劇っぽさも感じ、 叙情劇でもないから、 どこを目指していたのか分からない… でも良いところもあったよ。 舞台装置がシーンによってコロコロかわるのだが、転換が早い! ガラガラ運んで、という装置なので、代わり映えがあり新鮮! また、阿部サダヲ氏のギャグと動き、アレは一級!! やっぱり人の視線を集める役者ですね ![]() なんていうか、ちょっと、消化不良です… ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.17 02:58:37
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