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カテゴリ:演劇感想
今更なんですけどね。
メッチャ良かったんですよ。 イキウメ「眠りのともだち」 ![]() team申の「抜け穴の会議室」を見て、 前川さんの書く脚本がすっごく面白いと 興味を持ち、 今回イキウメ公演を初めて観劇した。 ![]() (ウラノスも観たかったんだけど、 散歩する侵略者も観たかったんだけど、 観れなかった。じゃんねん…涙) …改めて。 前川知大さんの脚本力。 なんつーか、感服。 失礼なんですが、出ているキャストさんや役柄はいたってフツー。 個性的な人や、とびでている強烈キャラはいない。 なのに、面白いと感じた理由は1つ、 脚本力 なのである。 まず設定が面白い。 『「夢」の世界で夢だと気付いたら…?』 そんな素朴な疑問をテーマにしちゃう。 そして、 『夢には五層ある』 『普通の夢はレイヤー1』 『夢の中で夢を見ると、さらに深い層(レイヤー2)へいく』 そんな設定。 なるほど~って頷いてしまったほど。 お話は、主人公が夫と同じ夢を見て夢を意識するようになり、 ある日夢の世界で夢だと気付いてしまうことから始まる。 そこから夢の深い層へまぎれこんでいき、現実へ戻れなくなってしまい、 夫が夢を手がかりに主人公を救おうと奮闘する。 同じ頃、主人公と共にルームシェアをしていた女性が忽然と姿を消す事件が起こったが、 その解決の手がかりも深い深い夢の中にあり… そんな感じで不思議な世界にいざなってもらいました。 今思い返すと、説明するには複雑な状況設定なんだなぁ。 でも観劇している時には頭を使わず、深く考えずにすっと頭に入ってきたんだけど。 同じ夢を見たり、人の夢に入ったり、そんなことができるんだなーと。 「これはオレの夢だ、出てけ!」って言ったら、周りの人はすんなりと退散するとか(自分の夢だから自分の意のままになる)、 ほほーって感じですね。 観劇後、 実際夢の中で「これは夢だ」と気付いて、その後自分の好きな状況を作れたらいいなあと ちょっと思ったりしたんだけど、 今でも夢は夢のままで、 思うままに操ることも、 夢の中で夢を見ることもできず。 そんなことを考えながら 2週間も経過してしまった!! ばかー!!! とにかく前川さんのストーリーは 静かなのに何かのめりこんでしまう誘引力があって、 これを「前川さんの脚本力」「脚本引力」と 呼ぶほかにいい言葉があるだろうか。 今年入って、まだいい芝居に出会っていない中、 かなりのスマッシュヒットをかましたお芝居。 イキウメン募集中らしいので、自分もイキウメンになりたいっす。 イキウメ official websitehttp://www.ikiume.jp/index.html ![]() 抜け穴の会議室、4/9にDVD発売なんですね。 今更知ったことにややショックを隠せません…。 http://team-saru.ocnk.net/product/14 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.20 13:21:09
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