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カテゴリ:演劇感想
THE SHAMPOO HAT『立川ドライブ』
TX系ドラマ『週刊真木よう子』の第7話と連動し、 同じストーリーをドラマと演劇で披露。 その演劇の方です。 『週刊真木よう子』の方は見なかったので(見忘れたので)、話を全く知らずに観劇。 また予備知識ナシで観てもうた… 感想としては、長所が短所に、短所が長所に、 んーでもしょうがないのかなぁという感じ。 ![]()
登場キャラクターの心情を全く表現せず、 起こった事象のみを表している。 その描写―話す話題や仕草―はとても現実的で、自分の身近にも潜んでいるかもしれないという恐怖感を僅かに抱く。 シャンプーハットの特徴はそこなのかな? そして松ちゃんを演じていた赤堀雅秋さんの迫真の演技。 気持ち悪さ全開。 声でかくして更なる洋子への調査を依頼するシーン、母にどなるシーン、 執着ぶりがこれまたリアルで、あぁこーゆー人いそう、と。 残念だったのは、 ・松ちゃんがストーカーへと変化していく経緯がじっくり伝わってこなかった ・洋子がなぜ松ちゃんに付きまとわれていることに次第に気付きながら営業メールをやめないのか。 そしてキャバ嬢をやめないのか。お金に困っていたのか。それが分からなかった。 この2点。 お互いのメールの内容は見れないから分かりにくいのかもね。 でも私だったら嫌いな人からのメールはすぐ返さないなぁとか思いつつ。 そこら辺洋子さんはすぐ返してたからね。 そして周りの描写が丁寧すぎて、 若干長いかなぁ~と。 早く本編を進めて欲しかった。 ラジオ体操の歌をキャバクラのボーイと客とが歌うシーンとか、そこまで大事な気もしないのだが… そして観劇後、衝撃の事実を知る。 昨年立川で本当にあったストーカー事件をモチーフにして描いていたことを。 それ知ってたらもっと怖かったかもなぁ。 現実的すぎるもん。 先ほど、お待ちかね、ビデオ録画していた『週刊真木よう子』の方の立川ドライブを見た。 うん、こちらはお互いやりとりしているメールの内容がしっかり分かるから、話は分かりやすい。 しかし話を30分にするために省略してるっていうのと、時間本人目線で話が進むっていうので、若干恐怖感は薄くなってるかな。 うーん、どちらも一長一短。 1時間半ぐらいが丁度良いのでは? おすすめは、 ・立川で実際にストーカー事件があったことを知ってから観ること ・主役の洋子を真木よう子だと思って観ること (坂井さんスミマセン、役名が洋子だから真木よう子の顔をどうしても思いうかべてしまう…) だと思う。 途中で 「夢は諦めなければ必ず叶う、なんてのは30%の成功者の言う戯言だ」 というセリフがあったのだが、 これが一番刺さったなぁ。 なんか辛いなぁ。世の中… まぁ明日からもそれなりに頑張りましょかね。 <週刊真木よう子> テレビ東京にて毎週深夜1:20から絶賛放送中(キングレコードのマニアックなアニメCMと共に)! http://www.tv-tokyo.co.jp/makiyoko/ <THE SHAMPOO HAT> http://www.shampoohat.com/ 『立川ドライブ』特設サイトはこちら <立川署巡査長女性射殺事件> ウィキペディア「立川警察署」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E5%B7%9D%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E7%BD%B2 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.02 03:03:58
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