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カテゴリ:演劇感想
ええ。
見ましたとも。 シェイクスピア原作、クドカン脚色、いのうえひでのり演出『メタルマクベス』。 感想…クドカンすげぇ。
あらすじ。 鋼鉄のお城に住むレスポール国王のもとに仕えるランダムスター。 彼がある日手にしたのは「メタルマクベス」という1980年代に流行ったバンドのアルバム。 それには自分に似たマクベスという男が国王になると歌われていて… あーもう分かりにくい説明だなぁ! 要するに『マクベス』の話にならって国王になるも、独政に不満を抱いた部下たちに反乱され命を落とす、と。 それが「メタルマクベス」というバンドが昔全て歌で予言?していたということで、 ランダムスターが同じ道を辿るんです。 そのメタルバンドも一世を風靡した後、パンクに流行を持っていかれ衰退。 それとうまくかけているんだよなぁ~ 要するに ・原作通りのマクベス ・メタルマクベスというバンドのストーリー ・1980年代当時の音楽シーン(ジャパメタブーム) この3つの要素をうまく絡めて話が作られている。 それが楽しいんだなぁ! クドカンの話はいつも機知があって「なるほど!」と頷かされる。 そして分かりやすく言いたいことを伝えてくれる。 小さい器のひとが大きなことをしようとしても大きなことに食われるぞ、みたいな、 そんな感じ。 現状に満足しなくちゃ、と。 役者。 松たか子がメタル風になって激しくヘッドバンキングしてて凄かった。 内野さんがメタルバンドのボーカルそのものだった。 森山未來、彼の見方変わった。タップダンスのシーンはみどころ! 高田さんセクシー。北村有起哉さん最初違う人(段田安則)だと思った。 橋本じゅんさん、やっぱり味出てらっしゃるんですよね…。 皆全体的に迫力すごかった。 ゲキシネについて。 カメラが近いから、 役者の表情に着目でき、 よりストーリーへ感情移入できる。 音楽も迫力があり、どちらかというと感情的に見れる(のめりこむ)のが良い。 しかし舞台のスケールや装置の細々とした部分は見れない。 客観性が薄くなってしまうかなぁ。 二次元だから奥行きを感じることができないのが残念。 クライマックスの雷シーンは映像でも圧巻するのに、 生だったらどんな迫力だったんだろ。 鳥肌モンだったんだろうなぁ。 といいつつも、 暇があったらまた違う演目のゲキシネ見ちゃいそうだなぁ。 『SHIRO』とか『髑髏城の七人』とか… でもやっぱり新感線の本公演も楽しみ! 五右衛門ロック早く観たい!!(チケット持ってないけど) ![]() しかもいつものイーオシバイからではなくジェイ・ストーム発売! あぁ、Jの役者さんが絡むとこうなるんですね…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.09 23:53:04
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