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えんげきざんまい

えんげきざんまい

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全46件 (46件中 1-10件目)

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演劇感想

2008.09.27
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カテゴリ:演劇感想
ロクバンメの憂鬱.jpg奮迅の温泉きのこ「ロクバンメノ憂鬱」
知人からの
“面白いらしいよ”
という、根拠あるかないかも分からない前評判を聞いて、下北沢OFF・OFFシアターまで観に行きました。

15分くらい遅刻するも話はよく分かるもの。
ドラマの2話から見ても話が理解できるのと似てる。






……って!
そんなことが言いたかったんじゃなくて!
なかなか面白かったんですよこれが!


前回の『きのこから毛が生えたっていいじゃない!ファイナル』は意味が分からず劇が終了し、
既に記憶も曖昧なのだが、
今回は“テーマがはっきり”しているので、
すごく分かりやすい。

そのテーマはズバリ「モテる人」
ご丁寧に、もらったパンフに書かれてるんす。

主人公のゴロウさんは登場人物からすごくモテる。
女はもちろん男からも―。
どうして彼はモテるのか、それを終始考えていたら、
着眼点がしっかり固まって楽しく観れた。

それにしてもモテるんだよな~
なんでだろ。
硬派な感じの坊主頭の30代、
昔マジシャンをやっていて、
訳あって今は板前やってるだけなんだけど、
モテるんだよなー。モテすぎだろ。
でも確かに素敵なんだよなー。
どうして良いんだろ。
優しいからかな。
オーラがあるからかな。
キラキラキラ~っていう効果音が使われてた。

結局何が人をひきつけるのか解明できんかったが、
そーゆーのに関係なく面白い。
愛の行く末、って感じだったね。
とりあえず置いていかれなくて良かった(=頷けた)。

公演は明日までなので、
予定ない方はぜひ観劇してみろやコノヤロウ!!
小劇場ならではの魅力がたくさん詰まってる。
9月になって初めて芝居観たけどこれだけで結構満足できましたよ~




奮迅の温泉きのこ 「ロクバンメノ憂鬱」
下北沢OFF・OFFシアター
2008年9月24日(木)~28日(火)
<作・演出>
大堀光威
<キャスト>
中西広和
関絵里子
及川水生来
たにぐちいくこ
中尾ちひろ
エプロン
井本洋平【ふれあい】
笹川佑一
富川一人
大堀光威


温泉きのこ 070-5465-6012
Mail:onsenkinoko@mac.com






Last updated  2008.09.28 10:16:49


2008.08.24
カテゴリ:演劇感想
ずっと日記に記すの忘れてたから、
記録として残すためにざっと書いてみる。

歌舞伎座百二十年「八月納涼大歌舞伎」
8月24日に観た。

八月納涼大歌舞伎.jpg

<新歌舞伎十八番の内 紅葉狩(もみじがり)>
勘太郎演じる更科姫が、紅葉狩に行ったお偉いさんたちを眠らせて鬼女へと化するという話。

勘太郎の姫は違和感(笑)
でも鬼になった時は似合った(笑)
格好良い二枚目ばっかり演じられてもねぇ、という感じだったので、
悪役が見られて良かった。



<野田版 愛陀姫(あいだひめ)>
オペラのアイーダを野田秀樹氏が歌舞伎に仕立て上げてしまったやつ。


美濃領主の娘・恋姫(勘三郎)が木村駄目助左衛門(橋之助)の心を射止めるために、
エセ祈祷師を雇う。
その祈祷師の名は、細木…でなく細毛と、江原…でなく荏原(笑)
祈祷師に戦乱の先陣役を駄目助左衛門に任命させる。
栄光を手にして戻ってきたら自分を嫁にしてもらうために。
そしたら恋敵が敵の領主の娘アイーダ…でなく愛蛇姫(笑)で、
駄目助左衛門が愛蛇姫と愛の逃避行しようとしているうちに、
それが見つかって罰されてしまう。
あまりにも駄目助左衛門が好きな恋姫、
駄目助左衛門への刑を軽くしてもらえないかと父親や祈祷師に願うのだが、
すでにエセ祈祷師は本物の祈祷師のような権限を得て威張り散らしている。
嘘の占いが力を持ってしまい、駄目助左衛門は地下に生き埋めにされてしまうのだった。

愛蛇姫はこっそり地下牢に潜り込み駄目助左衛門と最期を共にする。
恋姫はひとり駄目助左衛門の最期を嘆く…。

なんつーかエセ祈祷師がエセのくせに、
予言がたまたま当たっただけで
どんどん権力だけついていくっつー、
悲しい現実に焦点が当たっていた。
噂先行の間違いだらけの世の中へのアンチテーゼ、みたいな、
なんか言っててよくワカランのだが、
野田さんの世間への皮肉って感じの演出は好きっす。
勘三郎がいつも心がひとりぼっちになるような感じ。
あれ共感できるんだよねー。
まわりに味方がいない。思ってたことが違う、仇になる。
救われない世間への是非。
結構考えさせられるね。



ざっと、そんな感じ!

同じ回にクドカンが観てたみたいで
2回くらい目撃!
ひょろくて背高いから帽子被ってても目立ってますよ。
歌舞伎を観にくるようなお客さんを見回すと完全に浮いてる(笑)
そしてちょっと髭面だったから不審者にも見えかねなかったのがウケた。






Last updated  2008.09.28 10:53:49
カテゴリ:演劇感想
ヨーロッパ企画『あんなに優しかったゴーレム』観てきました。

ヨーロッパ企画を知るきっかけとなったのが、
踊る大捜査線でご存知の本広克行氏が監督を務めた映画
「サマータイムマシン・ブルース」
これの原作があるということを知り、それがヨーロッパ企画だった、と。
そして未来からやってきたという青年の役(田村)で、
インパクトある風貌の彼が、ヨーロッパ企画の劇団員・本多力氏だった、と。
そんなきっかけで一度は観劇せねばという気持ちになった。

感想としては、
ええ、全て題名の通りです。
楽しかった!

プロ野球のルーキー神崎投手のドキュメントインタビューを録りに彼の出身地まで来た「あすなろアスリート」テレビスタッフ達。
しかし神崎のトークに出てくる「ゴーレム」という言葉の意味が分からない。
神崎は人の形をした土の像を「ゴーレム」と呼び、小さい頃にキャッチボールをしたと言うのだった。
何バカなことを言っているんだ?ラリっているのか?…信じられないスタッフ一同。
しかしこの町の住民にゴーレムのことを聞き込むと、誰もがまるでゴーレムは生きているかのような証言をするのだった。
不思議がるスタッフのもとに更なるゴーレムの噂が!
なんとゴーレムは土の中で人間の子を育てているというのだ。
たまたま空き地の地面から出てきた少女がその噂の子と言うのだが…
興味本意で早速(土の中の)家にお邪魔してゴーレムの実態を探るスタッフ達。
そして彼女の話を聞くうちに、次第にゴーレムのことを信じるようになるのだった…!!


いやぁ、そのねぇ、
ゴーレム、いるわ。
本当にゴーレムがあちこちに存在しているっぽく思えてくるんだわ。
うまい演出ですよー。

ゴーレムは、かつては至るところでも見れた存在。
人の意識に感応して動くらしく、ゴーレムの存在を信じる人には優しく接してくれる。
しかし存在を信じない人には呼びかけに応じない。だから動かない。
信じない人が増えるとますます動かないただの土になってしまうという存在なのだ。
だから次第に数は少なくなっていったという…。

今の合理的社会を浮き彫りにした、そして辻褄の合ったゴーレムの設定。
人間てこうやって不安定な存在を信じこんでいくんだな、っていうのが面白く描かれていた。
UFOを信じない人が見た見たと言う証言を聞いているうちに、UFOを半信半疑に思うようになり、
何か違うものを見たという些細な誤解がUFOを見たという確信に変わるような、そんなイメージ。

いや、ゴーレムがいないと言っているわけではないんだよ!
確かに話の最後まで、はっきりとゴーレムがいる!と言い切ってはいない。
が、ゴーレムがいると信じさせてくれる。
私は劇を観ていて、ゴーレムがいてほしいなぁ、科学の力だけでそういうフワフワした存在を否定するのは悲しいなぁ、と思った。

そのような、不思議な噂がまわるルーツを吐露しながらも、
てか幾分かゴーレムを信じこむ登場人物を笑うようなシナリオになっていながらも、
それでもゴーレムの存在を否定したくない気持ちにさせてくれた。
UFOもペガサスもゴーレムも信じたくなった。
てかゴーレムに会いたい!!

なんつーか、ゆるいながらも登場人物の心境の変化(ゴーレムへの考え)に共感。
気持ちが分かる芝居はやっぱり楽しい!!



恥ずかしながらヨーロッパ企画にちょっと入りたくなったというのは、ここだけの秘密。

東京での公演日が少ないのが残念だけど、確実にお気に入りの劇団になったわ☆


あんなに優しかったゴーレム.jpg
ヨーロッパ企画
「あんなに優しかったゴーレム」
~やったね10周年ツアー~

<<出演>>石田剛太、酒井善史、諏訪雅、角田貴志、土佐和成、
    中川晴樹、永野宗典、西村直子、本多力
<<作・演出>>上田誠
http://www.europe-kikaku.com/






Last updated  2008.08.25 00:40:50
2008.08.17
カテゴリ:演劇感想
嵐になるまで待って.jpg再々々演!!!
キャラメルボックス「嵐になるまで待って」
ぶっちゃけ、ファンタジー劇団にはもう足を踏み入れまいと思っていたのだが、
つい、つい観にいってしまった…
過去を懐かしむために。

この劇の感想に関しては、
個人的感情が重きがありすぎて役に立たないです
自分の過去の話なんて楽しくないですからね。
純粋に感想を読みたい方は他の人のブログを見てください。

一言で言うと、
このお芝居はピュアすぎて、
もうあの頃の純粋な気持ちで見ることはできない。
でも、過去を懐かしむ為の材料であるし、
その為に見ては鳥肌が立つような、そんな作品。


以下は見たい人だけ見れば良い駄文。
ほぼ自分が懐かしんでいるだけだから、字を小さくしてみる。

キャラメルボックスとは10年来の長いつきあい
1997年「嵐になるまで待って」再演で初めてプロの芝居というものを観た。
残念ながらテレビでだけれども…
えっ、それって観たと言えないジャン!!
(ん?私1997は生で観ていないのか?!既に記憶が曖昧になってきている…)

…うん、思い出した。
日テレか何かで放送しているのを見たんだ。
だって初めて観劇したキャラメルボックス作品は
同じ年の冬公演「サンタクロースが歌ってくれた」だったもん!!

でも生で観たってくらい何回も観た。
石川寛美のチカちゃんと、岡田さつきのユーリと、今井さん(フルネーム忘れた)の幸吉くん
明樹さんの雪絵さんと、オカタツの波多野
近江谷太朗さんの高杉に、ディレクター滝島(SETの人)、南塚さんの勝本くん
…あ、忘れてた、大内さんの津田
そして、西川さんの広瀬教授
流れやギャグは頭から離れずにずっとある。
波多野が怖いって思ったこと、
ユーリの苦しい片思いに心打たれたこと、
幸吉くんの「これから好きになるんだ!」を何回も心で唱えたこと、
南塚さんに釘付けだったこと、
広瀬教授の「ジョディ」のくだりが好きだったこと、
全て覚えている。

1997当時は、実は中学生。
「嵐になるまで待って」を思い返すと、
その頃の演劇部での思い出も、
全部一緒にくっついて思い出すんだ。

あーくどい。
観劇録というより、思い出話だわ、こりゃ


ごめんなさい。

でももう少しお付き合い願います。


2002年の再々演では生で観ました。
演劇部仲間と観たんだっけかな。岡内さんのユーリ
あんまり声がしゃがれてないから、
コンプレックス感じることないんじゃん?!って思ったんだった。
あんまり記憶ないけど、ネットで調べたら細見さんは幸吉くんを演じてたのか…。
やっぱり私にとっての嵐は、1997のままなのだった


そして2008
やっぱり観にいってしまった。

あの頃の私とは、随分違う。
大人になってしまったのだ。

そんなファンタジーな恋愛なんて信じちゃいないし、
現実に何度もがっかりさせられた。
なんせ大人計画のシュールで現実めいた芝居の好きな私ですからねぇ。
ピュアなストーリーにイライラするのではないか、と思い、
今回は見るまいと思っていたのだった。
しかし、観たのは、2つの理由があったからだ。

1つは、上述した通り、過去を懐かしみたかったから。

2つめは、オープニング曲「THE RIDDLE」を聞きたかったから。

そんなことで観た。
6年前と変わらぬセットを。
変わらぬ歌で。
変わらぬ手話で。
変わらぬセリフで。
観たけどやっぱり初見の時ほどの感動はない。

波多野がオカタツじゃない
あのキザで怖いオカタツじゃない。
細見さんがちょっと怖い。

ユーリがユーリじゃない
声がやっぱりしゃがれていない。
波多野と声が全然似ていない。

チカちゃんが中学生っぽくない
むしろユーリっぽい。
もっと生意気なチカちゃんがいい。

しかし、
広瀬教授と、幸吉くんと、滝島と津田は昔と変わらずそのまんま~な感じ。
勝本もまぁそうかな。


ショックなこともあった。
電話のシーン
もう、公衆電話でトントン、と受話器を叩く必然性がなくなってしまったのだ。
そう、
メールの出現により…。
セリフもこんなになってしまった。

幸吉「待て、その電話は、携帯電話か?」
ユーリ「トン(受話器を1回叩く)」
幸吉「じゃぁ、今いる場所をメールで教えてくれ」

だったら最初からメールで状況を送れば良いだろ!!
と思わず言いたくなってしまうのだった。

広瀬教授も、無理矢理携帯電話を持っていない設定になっていた。
(そうじゃないと電話でのユーリとのやりとりができないからね!)
でもPCのメールでやりとりできるだろ…。
PCぐらい持ってるだろ…。
持っていなかったら、あんた今時教授なんて務まらないでしょうよ。

筆談での言葉のやりとり。
ケータイ握り締めてメール画面で伝えてもいいのに。
アキハバラ@DEEPのページみたいに、ノートPC持ち歩いてもいいのに。
なんか不自然な形で繋げられている。

それが、時代の流れ。
すっごく時が経ったんだ、と痛感して、切なくなった。
過去の芝居を無理矢理現代に合わせると、こんなに悲しくなってしまうものなのね。

雪絵さんへ直訴しに行くシーン。
こんなに短かったっけ?
「幸吉くん!」ってユーリが叫ぶシーン。
こんなに軽かったっけ?
「これから好きになるんだ!」のセリフ。
もっとズキュンズキュンしなかったっけ?


過去への思いが強すぎて、単純に話を見れない。
過去に捉われて、過去との比較しかできない。

変わることは良いことなのだ。
常に変化していく時代だから、
その時代に合わせて変わっていくことは常なのだ。
成長している証なのだ。
それを素直に受け入れられない自分はやはり拗ねているのだと思う。

そういいながら、
再演時のユーリや幸吉くんと重ねて、
昔の自分の思った気持ちと重ねて、
なんだかんだで楽しんでいる。
酷評なのも、大好きな作品だったから故。
THE RIDDLEは私の携帯の着信音だし、
あの手話の踊りも、セリフも忘れない。


このお芝居は、私にとっては
過去へのタイムスリップをするためのものなのだった。



1997
ユーリ 岡田さつき
幸吉 今井義博
波多野 岡田達也
雪絵 明樹由佳
滝島 山田幸伸(劇団SET)
勝本 南塚康弘
チカコ 石川寛美・中村亮子(ダブルキャスト)
津田 大内厚雄
高杉 近江谷太朗
広瀬教授 西川浩幸・細見大輔(ダブルキャスト)

2002
ユーリ 岡内美喜子
幸吉 細見大輔
波多野 岡田達也
雪絵 忍足亜希子
滝島 大内厚雄
勝本 畑中智行
チカコ 中村亮子
津田 佐藤仁志
高杉 三浦剛
広瀬教授 西川浩幸

2008
ユーリ 渡邊安理
幸吉 土屋裕一(*pnish*)
波多野 細見大輔
雪絵 温井摩耶
滝島 久松信美
勝本 三浦剛
チカコ 小林千恵
津田 阿部丈二
高杉 石原善暢
広瀬教授 西川浩幸

http://www.caramelbox.com/


残念ながら、
大人はもうなかなか子どもには戻れないんですね。
こうでもしないと。






Last updated  2008.08.25 02:49:46
2008.08.10
カテゴリ:演劇感想
女教師は二度抱かれた.jpg
いやぁ~すごかった。
すごく良かった。
久々に共感できた作品。
実感をもって「こわっ!」と思える作品。




『女教師は二度抱かれた』


あらすじ(チラシより抜粋)
演劇界の風雲児と呼ばれる劇団の演出家は、
歌舞伎界の異端児と注目されている女形とタッグを組み、
新しい現代の歌舞伎を創造しようと、威勢よく狼煙を上げている。
そんな前途洋々の彼の前に、高校時代の演劇部の顧問である女教師が突然現れる・・・。
これは、壊そうと思っても壊れないものと、
壊れてほしくないのに壊れていくものの物語である。


染五郎丞が歌舞伎界の異端児役だと思いきや。
演出家役

かわりにサダヲ氏が
ゲイの歌舞伎役者

…なんじゃそりゃ!!!

グループ魂ファンとしては、歌舞伎俳優役のサダヲ氏はとっても美味しいけどね。
生の「中村屋!」が見れたわけで(役名が「滝川」だったから“滝川屋”だったけど)。

そしてこの2人がタッグを組んで、
シアターアドバルーン(コクーンのパクリ?)で演劇をするということになっている。
その前にビールメーカーの粋なはからいで2人コラボの発泡酒のCMを作る。

そんな折、演出家のもとに現れたのが女教師の大竹しのぶ!
この雨久という演出家は、18年前の高校時代に演劇部顧問だったこの女教師を抱いていて、
それが1度目の抱かれたってことだと思うんだけど。
この女教師、今更ながら「舞台に出して」といきなり言い出し…!


…っつーのが第1幕の最初のあらすじ。

この後は、女教師の一生涯を振り返ることを軸に置いたストーリー。



ネタバレになるのでこの辺までしか書きませんが、
感想としては、以下。

●大竹しのぶのキチガイじみた演技がすげー際立っている。
○市川染五郎がこんなにも人間くさい役をしていていいのか。
  (格好いいからこそ悲しんだり嘆いている人間じみたシーンで彼を身近に感じ、共感がもてる)
●阿部サダヲ、いっそのこと歌舞伎役者になった方がいいんじゃないのか
○市川実日子、ほっそ!
●宍戸美和公、もっとほっそ!!
○3時間半(うち休憩20分)ありながら集中力が続くのは、話とキャストが魅力的だから
●舞台の転換が演技中に行なわれるので、暗転がない、そこがテンポ良い
○だから装置がウィーンとあらゆるところから出てきて面白い
●平岩紙が染五郎とキスしててちょっと嫉妬(私のかわいい紙ちゃんをとって…!という意味で)
○星野源がゲイやってた。でも女装の方が似合う(「7人の恋人」より)。
●細々と入れてくる松尾さんのシュールな笑いのネタ。
  そのうちのひとつも思い出せないのが、ホントにくだらないほどの笑いだったという証拠。GOOD。
○松尾さん、人生で騙されたことあるのかなぁ…と心配になった


自分としては、
みんなもがいてもがいて、それでも必死に生きているんだけれど、
なかなか幸せになれない
ってメッセージを受け取ったんだけれど、
一緒にみた友人は、
自分が知らぬ間に人を傷つけて、運命を狂わせているから気をつけろ
っていうメッセージだよこの演劇は~
って言ってた。
多分友人の言ってる方が正しいと思う。



過去に抱いた夢のこと、
大人になるにつれてどんどん汚れていく自分のこと、
絶望や失望、運命、
なんかそーんなことに共感したなぁ…。
ネクラな人ほど分かると思う。

「女教師は二度抱かれた」
2008年8月4日(月)~8月27日(水) Bunkamuraシアターコクーン
作・演出:松尾スズキ
出演:
市川染五郎
大竹しのぶ
阿部サダヲ
市川実和子
荒川良々
池津祥子
皆川猿時
村杉蝉之介
宍戸美和公
平岩紙
星野源
少路勇介
菅原永二
ノゾエ征爾
浅野和之
松尾スズキ

Bunkamuraホームページ
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/shosai_08_onnakyoushi.html


もっかいぐらい見たいなー。
泣きはしなかったけど心はわんわん泣いてる。






Last updated  2008.08.11 01:06:54
2008.08.09
カテゴリ:演劇感想
表と裏と、その向こう.jpgイキウメ「表と裏と、その向こう」楽日(7/6)に観劇。
残念ながら…
想像しているほどではなくがっかり。



(注)
これを書いているのは8/9です
ほとんど作品に対する記憶がありません
間違ってたらすみません




ここは未来の世界。ID社会。
自分の居場所、個人情報、お金を全てIDやICによって管理されてしまっている。

山根(浜田信也)は父親が死んでしまったためIDがなくなってしまった。
IDなしで生きていけないので人の名前を借りて違う人として、
「アサノユウダイ」として違う街で暮らすことになる。

お金の代わりに1分を失う(=1分死ぬ)という契約を結んでしまった男の理由をつかむことになり、
時間を切り売りする仕事を引き受けている、義母の兄に詳細を尋ねると、
次第に「皆が30フレームに1フレーム(1/30秒)失っている」という真実が明らかになっていく。

そんな話の傍らで山根はストリートファイターの黒沢(内田慈)に出会い、
戦いを仕掛けられる。
彼女は「死期が近い」と言い、
“モイライの関係者”が自分を見つめ日々近づいていると打ち明けるのだった。
その寿命を長く感じるために戦い、パンチが来るコンマ1秒を長く生きているのであった。


おおまかな話の流れに中心になるのはこの2人。
山根の周りにおこる時間の切り売りの話と、黒沢に起こる死へのカウントダウンの話。
そんな感じだったが、
お互いの考えが違うので全くかみあわない。
山根は失われた1/30秒を取り戻すべく躍起になる。
黒沢は残された寿命を受け入れそれでも長く感じるように努力する。
まぁそんな話だったかなぁ。

アイディアは秀逸。
舞台構成(ジグザグの坂、立体構造)も素敵。
しかしストーリーの中に深く入り込めなかった。
「共感」というものが持てなかったからだと思う

実際「死」を覚悟したことのある人、
「死」が近い人を身内に持ったことのある人、
そんな人だったら共感できると思う。
しかし自分はそんなことがほとんどない。
だから泣けない。

「1/30秒死んでいる」というのも実感は持てないから怖くはないし、
「なるほどね~」レベルでの驚嘆にすぎない。
前作『眠りのともだち』の時は、「眠っている夢の世界が何層もある」という設定にとても共感持てたんだけどなぁ~。

さらに残念だったのが、
『死ぬまでの長い時間』、『顔』(ポツドール)で超魅力的演技を披露してくれた内田慈さんが、
結構普通のキャラクターを演じていたこと。
演技力ピカイチなのに、
もったいない使い方してるなぁ~って。
もっと複雑な感情を持つ揺れ動く、激情キャラの方が彼女は似合う気がする。

安井順平さんは有名なお笑いの人なんですねー。
お笑いの人からたくさんの花束が届いていた。
イキウメの舞台にはこのくらいの笑い取れる人がいると、
ゆるい部分とシリアス部分との差異がもてるので丁度良いのでは。


次作(10/24~11/3『図書館的人生Vol.2 盾と矛』)はちょっとどうしようか迷ってしまう…んー。
「図書館」という場所は好きだから共感できるかしら…(苦笑)


イキウメ official website http://www.ikiume.jp/






Last updated  2008.08.10 00:02:07
2008.07.27
カテゴリ:演劇感想
ダルマ.jpg初・カムカムミニキーナ。
初・やましげ校長。
初・ヤッシー…とはいかない(二度目)けれど、初松村さん。
そんな「ダルマ」








いきなりやましげ校長が本編のような前説を始める(岩の間に挟まれてますが!!)。
『この話は言うなれば“崖の上のポニョ”です。』
全然違うやろ!!

とりあえず西遊記っぽいことが始まるのか~と分かる。

んで出てきたのが三蔵法師と猪八戒と沙悟浄。
おー西遊記だ西遊記だーと思ってたら…
邪悪なウサギ2人と亀が出てきて、
不死のために三蔵法師を食ってしまおうと目論んで三蔵法師殺しちゃうからね。
大人の世界って残虐!!!よい子は観てはいけません。

しかも殺した三蔵法師、誰が食ったかと言うと
使用人の亀…と沙悟浄(ヤッシー)!
現実を受け入れられない者、ダルマになってしまう者、永遠の生を宿命付けられた者、
メンバーは皆、罪悪感に苛まれ、ちりじりになってしまうのだが、
主人公のはずの悟空、ダルマになるのかい!!
あー、主人公は沙悟浄なのね…
かわいそうに悟空…まいっか、ドラゴンボールでもおいしい目みてるんだし。

んで時が経ったみたいよ。
ヤッシー(沙悟浄)放浪。
なんか戦国時代の日本に行き着いたようだけど…
あっ!ダルマ!!悟空さ~ん!!!
てかダルマいっぱいおるし!
あっ!猪八戒!!…に似てる他人現る!!
必死にドM発言してる!!(我に苦難を、的な)
ここでそう、
運命の鉢合わせ!!

しかし、ここでも再度お互いが分かり合えることなくおさらば…

そのうち沙悟浄が燃やした、ダルマからできた酒がうまくなり(何故や!)、
会社を興すようになった一家が出てくる。
そこでも運命の糸を手繰り寄せたかのように集まる沙悟浄と猪八戒と悟空(と亀)。

しかし困難は続き…


…みたいな感じでしたねぇ。
なんつーかねぇ、難解でした。
ひたすら、三蔵法師かわいそう…と嘆き、
不幸を引きずって歩くのかーみたいに感じました。


メッセージとしては、観てる時は全く分からんかったのだが、
のちのちWEBなどで検索しまくって分かったのが、
『運命は繰り返される』
『因縁、つながりは必ずある』
…みたいな感じらしい。
なるほどねぇ。

席が後ろだったのか、役者の顔がよく見えず、
意外とシアターアプルてでかいんだーとビックリ。
顔が見られればしっかり誰が誰だか覚えられたんだけど。


これが自分にとって最後のシアターアプルになるのかしら
自分の最後のコマ劇場を「五右衛門ロック」で堪能したかった…(観れずじまい)




↑やましげ校長の魅力が分かるDVD







Last updated  2008.08.11 00:00:48
2008.07.21
カテゴリ:演劇感想
羊と兵隊.jpg近頃近藤公園氏に夢中なので、観に行きました。
岩松了演出『羊と兵隊』

岩松さん作品とは過去2回とも「内容が意味不明」ということで仲違いしていたが、
出演者にひかれて3度目を経験してしまった。
なんてあぁ悲しい哉、それとも運命なのだろうか。






でもそれが結果いい方向に進んだ。
つまるところ、今回は少しは仲直りできたのではないかと思う。
なんとなく岩松さん作品の魅力が分かったから。

んーー。でもさすがに観てから半月以上経つとどこが分かったのか思い出せない…

頑張って役名から思い出そうとするが、チラシすら配られていないので思い出せない…
(さすが松竹主催、撒きチラシカットかい!!)

強いて思い出せるのは客層が普段の本多劇場…っつーか普段の下北沢っぽくなかったこと。
年齢層…高っっ!!!
(おそらく中村獅童×松竹効果)

しょうがないので「ぴあ」を見ました。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://news.pia.jp/pia/news_image.do?newsCd=200807070001&imageCd=0






あー、思い出した思い出した。
トリイ家の息子ルイが戦争の召集がかかったけど
連れて行かれたくないが為に替え玉を用意したんだ、
それが中村獅童の演じる男ね!
トリイ家は父親(岩松氏自身が出ちゃった!)と母親(佐藤直子)、
娘(辺見えみり)とその妹(田島ゆみか)、そして家政婦カナエ(田畑智子)で暮らしていたが、
娘のナナが御曹司アマノと婚約し、アマノがよく家に来ることになり…
戦争で父母をなくした女が妹の家庭教師として立ち入るようになり…

てな感じでそっから人と人の感情が入り混じるのねー



母親は替え玉の男が好き。
父親は息子と仕事のことばかり気にかける。
娘は自分の結婚が政略結婚だと思いやりきれなさが残る。
妹は学校に行かしてももらえず、知的欲求が膨らむばかり。
アマノはその後知られざる事実(本当の息子が隠されている!)ということを知り、議員の息子ということもあり深く介入することになる。
カナエは息子に毎日食事を届け、息子を気にかける。
家庭教師は自分が不幸だと思い込む。
男は正体不明だが、家族をぶちこわそうと好き勝手ばかり。

なん~かなんつーか、やっと分かったんだけど、
岩松さんの作品は個々のキャラの感情を読み取ろうとすると面白くなるのね
なんの不思議もないような日常が、
各キャラクターのエゴや心に抱えたキズを通してみると、
どんどん壊れていく。暗く錯乱の世界になっていく。
そんな所がウリなのかな、と。
3作目でようやく認知しますた。

キャストについて。
中村獅童氏は普通。彼、顔に力がないから感情が伝わってこない。
声を張り上げていてもしんみりセリフを言っても全く顔が変わらないんだもん。
小演劇向きではないね。

今回の一番は田畑智子氏だろう。
ミステリアスすぎる。
何もかもを知っているただ一人のキャラクター。
誰の味方に付くのか?胸中は?
そんなところを後の展開ばらさぬようにうま~く演技。

おめあての近藤公園氏。
ナチュラルなんだよなー。やっぱりナチュラルなんだよなー。
要するに溶け込んでいたっつーこと。
カメレオンみたいな役者だなぁ。

辺見えみり氏は、随分イメチェンしたんじゃないの?という風貌(髪型?)。
動きがもっと大きければ良いのに。
せっかくの本多がもったいない。

そんな『羊と兵隊』
タイトルの命名の理由がてんで分からない、というのと、
最後の部分(ある人が自殺する)の理由がさっぱり分からない、というのが
とても心残り。
「岩松作品が心から好きだ」といえるようになるにはまだまだ時間がかかりそうだ。




ところで近藤公園氏、ぞくぞく舞台が決定してるんだよね!
「幸せ最高ありがとうマジで!」(10/21~11/9 @PARCO劇場)
「しとやかな獣」
(09年1月~2月 @紀伊國屋ホール、シアタードラマシティ)
すげーうれしい。すげーくうれしい。
ピンポンではどの役だったんですか?





中村獅童も、歌舞伎役者としては勿論、
舞台役者としてももっと心から好きになれるといいんですけどね。
がんばります。






Last updated  2008.08.11 00:08:33
2008.07.13
カテゴリ:演劇感想
「轟」
轟きのうた.gif

と大きく書かれたチラシ。
鹿殺しの作品(オルタナティブズと鹿殺し本公演との違いが未だよく理解していない)ということもあり、
当日券、立ち見で観劇してきた。
(この日2本目)

ちょっと怖い作品、異空間の構成に虜。


神が雑誌の付録としてつけた「粉」で子どもを作った、
そんな神の子が轟きの村で暮らし、崇められていた。
彼らには両手に指でなく聖書や辞書や楽器がついていて、人々を魅了させていた。
しかし一緒に行動する直也には何もない。
特殊な腕がほしい、神の子でありたいと思いながらも、そうでない事実…
直也がついに思い立ったときに、明らかになる神の子たちの真実…
そんな感じのお話。


小劇場楽園てところに初めて足を踏み入れたが、
せまいね!
それが、なんとも言えない異空間を作り出していた。
不思議で奇妙なワールド。
ちょっと緊張感が走った

のっけから神が出てきて不思議な衣装(白装束?)をまとった人が沢山出てきて。
不思議なリズムでステップ移動している。
現代ではないまったくの異空間なのでひきつけられる

舞台は砂がひかれ、2方向の壁にはカーテンがかかっている。
柱をこえた向正面のようなところにも舞台がある(主人公の家)。
これまた異空間を演出。

まったくの自分の中にないテンポだったので、
なんだろうなんだろうと終始ひきつけられっぱなし
世界観モノとして楽しませてもらいました。

話の内容としては、うーん、異空間すぎてついていけず
要するに人が人に嫉妬したとき…みたいな、そんな感じなのかしら。

未だにキャストが誰が誰だか分からないので、
鹿殺し本公演を見て、勉強しよっと。
まぁその本公演前の予習っツーことで今回はお気楽にみさせてもらいました。

余談だけど『オレノグラフィティ』て名前、とてもインパクトあって気になるね。






Last updated  2008.08.10 01:54:59
カテゴリ:演劇感想
ペンギンプルペイルパイルズ、略してPPPPの舞台、
『審判員は来なかった』
シアタートラムにて観劇。

審判員は来なかった.jpg

PPPPに興味を持った理由は2つ。
1.大贔屓のSAKEROCKがよく音楽を手がけているから
2.倉持さん演出の「まどろみ」の出来がとても良かったから
そして今回待望の本公演観劇を達成したという次第。


お話としては。
「パリエロ」という国が「マリム」領地から独立し、
その後どう発展させていくか、というときのもの。

官邸での大統領を中心としたお話(マリムに負けぬ!)
パリアン農家での一家の話(空から何か降って畑に被害が…!)
新たな国技に挑む体育館でのお話(ハンティング・ボールに挑戦!)
大聖堂での予言の話(信者を増やすために嘘の予言をしたら当たった!!)

そんな4つの舞台で、4つの話がうまく重なって回って回って。
(そういう重なった感じの仕掛けは三谷幸喜に類似しているといえるのかしら?)
回るのは話だけでなく舞台装置もね!てか主に舞台装置がね!
(回り舞台で4つの舞台が行き来するのです!暗転なし。衣装早換えも見どころの一つ!)


個人的には、
ぼくもとさきこさんと片桐仁さんの存在感にあっぱれ
大司教役のぼくもとさんはかわいらしく、てか声と独自の雰囲気が素敵。
片桐仁さんは要所要所で笑い持っていくんだなぁこれが(国技の審判長のじーさんとか)。
この2人がするめのように味を出していたっつーことで。

期待の音楽もGOOD
今回はSAKEROCKでなく、SAKEROCKベースの田中さんと元メンバーの野村さんの
「野村田中と風林火山」としての音楽だったが、
まったりさはSAKEROCKそのもの。
音楽の良い舞台って良いよねー。
印象的になる。その音楽で芝居のあれこれを思い出せる。
サントラ買わないと思うけどとっても欲しいので、誰か下さい

(そういえばあれほど批判していた『プリマ転生』の音楽も未だに覚えているなぁ…)

ただ、メッセージ性があんまりない
結局ラストの終わり方は「あー、審判員は来なかったんだぁ」と、タイトルと結びつくものだったが、
構成が面白いだけで話の真相がつかめなかった…。

倉持さんて、難解な話を解読するのが楽しいのかな~と思ってたから、
この終わり方にも何かあったんじゃないかーと思ったんだけど。
なんか裏にあるかも、と構えていたからいけなかったのかな?

「ゆらめき」など、前作を観てから観劇したかったなぁとちょっと思った。
それだったら比較ができるのにね。
次を観て比較しようかね。

ちなみに舞台のアンコールで片桐さんが告知していた
「ザ・クイズショウ」
とっても楽しい!!
今見ながらブログ執筆中(8/9土曜日)。

テレビで見たのはDVDの「Sweet7」以来の気がするが…

ペンギンプルペイルパイルズ
『審判員は来なかった』

出演:
小林高鹿 ぼくもとさきこ 玉置孝匡 近藤智行 吉川純広 安藤聖 片桐仁
脚本・演出:倉持裕
音楽:野村田中と風林火山【田中馨(サケロック)、野村卓史(グッドラックヘイワ)】 
オフィシャルサイト http://penguinppp.com/

調べていたら、安藤聖、ポツドール『顔よ』にも出ていたのか…
顔に吹き出物の沢山ある男の彼女役。
そうだったのか…そうだったのか…






Last updated  2008.08.10 01:22:15

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