Bay FM 15th Anniversary

2004.8.15 Bay FM 15th Anniversary Live

佐野元春　and　The Hobo King Band

曲目
1　ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
2　９９ブルース
3　Young Bloods
4　Heart Beat
5　観覧車の夜
6　DIG
7　アンジェリーナ
8　SOMEDAY

本編が６曲、アンコールが２曲。

ナポレオンフィッシュ～　と　９９　は
Hobo Kingヴァージョン
確か２年くらい前のツアーで聴いた。

99ブルースの間奏で、Kyonさんのピアノの
テンションが徐々に上がっていき、
のぼりつめて行くところが好きだ。
何度聴いても、ハートにビンビンと伝わってくるものがある。

Young Bloods　はちょっと夏っぽいアレンジで、
歌詞も　静かな冬のブルースに眠る　この街の　New Years Day　のところを　Summer In The City　と歌っていた。
この曲の高音部は正直言ってきつそうで、
無理して歌わなくてもいいのに・・・とほんの少し思ったことも嘘ではない。

懐かしの　ハートビート
元春のブルースハープの音色がせつなくて・・・ほろり。
歌の内容は１０代のものだけど、
今４８才の元春が歌っても、ピンと来る。

歌と共に歩んできたんだという思いを新たにし、
しみじみと、味わうようにして聴く。
Can't You Hear My Heart Beat?

「でもまだ４時半だぜ・・・」というところで
腕を見る仕草も変わらない。^^

少しセンチになったあと
グルーブが続く。現在進行形の元春。
うねりをあげるように・・・。

古き良きものと新しいものが渾然一体となったライブ。

どちらかというと
「懐かしいなぁ・・・」と思う気持ちの方が
強かったような気はするけれど・・・
今回のライブの性格上（BayFMの１５周年記念のイベントだから）、仕方がないという気がするので。

アンジェリーナとSOMEDAY　の間で
もう２度と聴けないだろうと思っていた
素敵なアクシデントがあった。

『いつもの友達も初めてのヤツも　ここに嫌なヤツはひとりもいないぜ』
『愛することさえ分け合えれば　I　Love You, You Love Me』

懐かしいフレーズとメロディー・・・！(^^)
気分はタイムトリップ。

やはりロックンロールしてる元春が好きだ。
そう思った。

ライブが終わると・・・
開場を待っている間の土砂降りの雨が嘘のように
美しい夕暮れの空が待っていた。

少し肌寒かったものの・・・
風が心地よかった・・・。
あの雨は『恵みの雨』だったのかもしれないなぁ。

(2004.8.15の日記より)